国道373号線

ちょっと間の開いてしまったこのコーナー。第6回はこちらの国道です。373号だから「ミナサン」と
呼ばれてるかは知りませんが、ボクは聞いたことないです。地元ではどうなんだろ?瀬戸内と日本海側を結ぶルートは
いっぱいあり、どれも程よい距離好きなんです。ここは兵庫県の西端あたりから北へ鳥取へのルート。

あ、新しくなってる...ここは赤穂市の有年駅。この駅の古いところが好きだったのに。と言ってもそれはボクの勝手、でも瓦屋根の駅舎に木製の跨線橋。ずっと昔にこの駅から赤穂鉄道という路線があって播州赤穂まで繋がってた。その面影はほぼないけど、ここに線路があったというのはこの地をよく見ればわかるし、県道525号線はその軌道跡です。で、本題の国道373号線はこの有年駅から先1キロほどのところにある国道2号線の有年原交差点から鳥取への国道です。ドライブを盛り上げる際にひとつ気分を上げるために一息つくのはボクのいつものこと。国道373号線に進む前にここに立ち寄る、そしてここがスタート。国道の起点終点に特に拘らないでスタート地点を決めちゃっていいんです。


この国道373号線は千種川と智頭急行線と一緒に北に向かいます。これは千種川の堤防と一緒になる区間ですけど、護岸工事が完全になってる?ようで実にコンクリートのどこか冷たい感じの川になってます(きれいな川なんですよ)。この場所で言えば道路の反対側にボクが好きじゃないと言ってるソーラーパネルも並んでますし...特にこのあたりはどんどん進んでしまいますね。智頭急行線も直線的な高架なんで風情というのはあまりないかな?時期的にちょっと早かったけどこの国道沿いでこの佐用町あたりだと清林寺という紅葉で有名なお寺があります。ちなみにボクは紅葉目当てだけで滅多にお寺には行かないんですけどね。(ここはお金取るのかな?)


え?国道179号線?ここはよくある重複区間なんですね。並走するJR線で言うと上月から佐用のあたり。重複するとこの国道の標識が2つ串団子状態になったり、数字の小さい方の国道だけになったりするんだけど、ここは串団子状態にしてもらいたかった。それはね、重複区間と言ってもボクは2種類あると思っていて。例えば起点、終点からの重複区間は数字の小さい方の国道の標識があればいいと思ってるんですよ、もちろん出来れば全部並べてほしいけどね。国道8号線など京都から滋賀にかけて一桁国道なのに1号線と重複してほとんど消されてるよね(8号線が登場する標識もある)。でもね、ここなどは途中に数キロだけ重複してるところ、こういうところは重複してる両方の国道の標識を出してもらいたいんですよ。ちなみに、この写真を撮った反対向きのすぐ近くではちゃんと両方の標識を出してました。この標識は新しい、低い位置でも「373」が付け足されること希望します。


ちょい休憩時間。コンビニでトイレ借りるだけというのが出来ないので何か買うのですが、ここはカップホルダースナックで行きましょう。この「じゃがりこ」でおなじみにカップ型容器のお菓子はあれこれ試してますけど今もまだじゃがりこのサラダが最強ですよね。それでこれを試したんですけど、美味しいけどまた買うことはないかな?というもの、この手でハズレはないけどね、苦手な辛いのはパスするし。ま、次は無難なじゃがりこにしますが、なんかロングサイズありますね。あれは最初嬉しく思うも、ノーマルサイズを2本ずつ口に放り込むスタイルで何年もやってるとロングサイズはなんかテンポ狂うというかリズム悪いです。えっと、この「じゃがビー」もカルビーですけど、同社の「じゃがりこ」には「まだまだだな」と言われてるね。


山陽と山陰を結ぶルートでは中国道がひとつの区切りになります。ただこの国道の場合はかなり山陽側に中国道がある感じです。上の写真にファミマが登場してますが、この写真もファミマ(上の写真のところは別)から。電光掲示板の文字って読めても写真だと真っ黒になっちゃう、確か「キリ注意」みたいなこと掲示されてたと思うけど。「高速バスのりば」か、ボクは高速バスって乗ったことありません。ここだとどれくらいバス来んの?と簡単に検索したら津山と大阪を結ぶバスが日に13本とか来るし、他社もあるんかな?USJまで直行だしここから大阪駅2190円とかなのね。なるほどこれは便利だわ。例えば大阪から東京でもまず自分でハンドル握る発想しかないボクだけどまずバスで考えるもんね若い人とか。ところで高速バスって全席指定?高速バスって満員で立つことになるとまずいと思うんで予約なしだとダメなんかな?いちいち運転手が乗車する人にそれ確認する?とか、もしかして常識的なこともバスについては全く素人なんでそんなこと考えながらこの後はしばらく運転してたな。


中国道の次は鳥取道が出てきました。この国道を語る上で外すことが出来ないのが鳥取道の存在。多くの区間で並行してるので無料の高速道路に多くのクルマが吸い込まれれるのは当然。そのおかげで交通量も少なく気持ちよく走らせてもらえる区間こそ国道373号線の醍醐味なのだ。高速道路が出来ると所要時間が短くなることが最大のメリットだが、一般道の通行量が減るのもメリット、ここの場合何せ無料ですから。ただしデメリットもあって沿線のお店は大変ですよ、実際廃業に追い込まれるパターンは全国いくらでもあったでしょう。鳥取道には給油所がないので本線に「給油所はここで下りて一般道でね」なんて標識出てるけどどこか複雑だな。憎き高速道路に都合よく利用させられると思うか、いやいやありがたいと恩義に思うか...いろんな道路の気持ちになって考えちゃう。(このコーナーで一番大事な部分がここ) ちなみに佐用インターから鳥取道へは短い中国道の分で通常240円(ETCでの3割引170円)、このインターまで来たら鳥取まで無料。通勤で毎日ならともかく遊びの人は佐用から乗りましょう。


気持ちいいなあ、交通量激減、いいよいいよみーんな鳥取道行っちゃえー、ってば感じです。交通量がないとすっ飛ばすとは大違いでここ50キロ制限でしょ、50キロで走っても煽られないのがいいんですよ。ゆっくり走ってすっ飛ばしたら気づかないものにまで気づいてナンボですから。旧道をまったり走るのが好きだが、交通量の少なさがあってのこと、現道をまったりとは最高です。これは撮影用に田畑への道にちょいバックしてのもの、交通量少なくてもイエローのラインの道には駐車しにくいですから。ちょいと気になるのはこの白い看板、3キロ先に宿泊、食事の出来る施設がありまっせというものだが、「諸事情により休業になります」という言葉で潰れてます。それは仕方ないです、でもそうなったら道路に看板を放置するなということ。潰れた店の看板をこの世からサッと消せたら世の景色ももうちょっと良くなるだろうね。


テンポよく走れる国道などで見かけるこの「P」の標識。駐車場がありますよというもので、コンビニや道の駅でもなくサッとクルマを止めたい時に便利...なんですが、国道373号線で見かけるこいつはあちこちで見かけた「P」とは少々違う感じ。駐車場には違いないんだけど、トラックがサッと入れるほどの大きさがなかったり、多くの人がこの「P」を見て想像するスペースよりも狭いんじゃないかな?これ、あちこと走って見かけるものとして多くは路肩がそのまま広くなって駐車場になる感じだと思いません?結構登場する「P」だけど、写真のここは左折して奥にスペースがあるのかな?と思ったら違った。このタイル状のここが駐車場、ボクがここ止めたら後続車を通せんぼします。「P」の標識には「駐車可」以上の意味はない。でももうちょっとだけ、標識なら補助標識で示せることありそうだなよと思うこともある。


ちょっと賑やかな大原の方までやって来ました。撮影ポイントは国道373号線と429号線の重複区間。大きな案内標識の訂正は合併による地名の変更に付け足した鳥取道の案内。これだけならここもわざわざ撮影までしないけど、左のダイハツの看板はおまけとして、黄色い立て看板から右折で東粟倉3キロの案内まで実にごちゃごちゃして素敵じゃありませんか。「ワシはここ、ボクも、オイラも、あたしも」と看板が集まってきたみたいだ。こうなってくるとどれが最初でどれがどの順番でこうやって取り付けていったんだという感じ。よく見るとまだあと2つくらい取付可能。ボクはごちゃごちゃしたこういうの好きみたい。単独で景色のいいところに登場する看板とか嫌い、どうせならこんな感じでお願い。高速道路のインターチェンジ出てすぐのところの看板だらけなの好きなんですよ。


ここ、鳥取道を潜って智頭急行線の手前で左カーブ。小さくて見にくいけど国道の標識があったので駐車。雪も降る地域なんで先程の「P」もそうだけど、こうやってチェーンを巻くためのスペースかな?道路には多めに止める場所があります。レヴォーグの左側は吉野川、四国の大きな川と同じ名前。この川は西の方で吉井川に合流してこの吉野川の名前は消えます。この場所はふらっと撮影用に止めただけだったけど、智頭急行線(24年前開通)も鳥取道も新しいわけだし、この川もこの道も...いやこんなこと言い出したらどこだってそうなんだけど、変わってしまったよな..と当時を知らないボクが思ってみたり。いやこれ大事でこういうことを頭の中で考え、ずっと前の景色を想像出来るようになるとドライブの中身が濃くなるとボクは思ってる、どこ走っても楽しめるとはこのこと。


国道373号線と言うのは鳥取まで行くのですが智頭で国道53号線に合流、重複区間になるんですけど以降は国道373号線の気配はやはり格下なんで消えちゃうんだろうな。その前に国道373号線を見下ろせるかな?と牛臥山に林道で上ってみましょう。智頭宿の観光駐車場方面へ、智頭小学校の裏から上ります。一本道ですから迷うことはありませんが少々頼りない道だった。秋は落ち葉が多く葉っぱと思って走ってたらボゴッと落石踏んだりしますよね、紅葉ドライブの林道はこれが結構怖いし、歩いてて石踏んで足を挫いたこともある。側溝にまで葉が溢れててどこまで道なのかわからないことも...ここは結局、終点(広場になってて、山頂へはここから徒歩)まで行っても思ったほど景色も広がらず、道路で一番景色がよく見えるポイントは...ここ?で、国道は?左下に芝生にグランドが見えますね、あの向こう側ですから、これ見えてることになるか???


この写真を撮るために町内をぐるぐる結果2周しました。運転席からの撮影だけど、後続車が来ないタイミングで停車して撮影。誰が案内標識にぶつけたんだよ、じゃなくもう次の信号で国道53号線に合流して国道373号線の単独区間が終わってしまう。だとすればもしかするとこの国道373号線の標識はこれが最後?はい、これが撮りたかったんですよね。この道路に路駐して撮影する根性が無かったのです。この先からは国道53号線も走りましたが、やはり重複してる国道373号線の標識とか見当たりません(どこかにあるかも知れませんが)。国道53号線はやはり2桁国道、走ってみると「3桁とは違うのだよ、3桁とは」とランバ・ラルが言ってるようだ。同じ2車線の国道でもザクとグフくらい違うのだ。(こっちの話にはこれ以上いかないです)



この写真は鳥取道が出来てめっきり交通量が減った国道を表現してる。単にクルマが写ってないだけ?いやいや本当に佐用から大原までなんか
国道貸し切ってもいいの?ってこの日も思ったもん。
しっかり2車線で整備されたけど、もっと高規格な道路が出来たからと冷たくされた感があって、そのあたり
を感じ取ると「走ってあげるからね」という気持ちになる。そもそも鳥取道として事実上使われてる志戸坂峠道路って国道373号線ですよ、
それも利用(吸収)されちゃって可愛そうじゃん。給油所や道の駅も鳥取道から利用されるだけ?それで鳥取道無料?誰かが払ってるから無料なんよ?
この国道、整備されてもやはり道路の序列、つまり高規格道路、幹線国道そして3桁国道というものを表してくれてます。そしてそんな道路こそドライブウェイになると。


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