2020年 6月21日 若狭方面 (レンボーライン 常神半島 エンゼルラインなど)

前日は琵琶湖(湖北)ドライブを楽しんで「道の駅近江母の郷」でおしまい。この日は4時半で若狭方面へ。
前日の夜にあれこれ作戦を練ってのこと、ここでボツにしたルートもいつか必ずここで登場させます。



若桜方面は尼崎から直線では遠くない印象もあるのだけど、国道162号だったり、舞鶴の方からになったりで
どうしても時間がかかる。わざわざ遠回りの高速道路も使わない。今回は早朝米原出発、珍しく東から若狭ドライブスタートです。





出発してすぐ見つけたコンビニで「粒あんとマーガリン」の菓子パン、これが朝飯でした(このパターン多い)。写真は長浜市の県道44号にて。
伊吹山の方角から朝日が上ります。この手の雲は消えてゆくタイプだから心配なし、敦賀に向かって走るだけなんだけど早朝はどこに寄るでもなく
1時間くらい走るのって楽しくて仕方ない、コーヒー飲みながら細かい作戦練りながらだもん。
今回この総集編と称してのドライブは基本的に
過去に行って良かったルートなんで作戦立てやすいんですよ。逆に道路が整備されて思ったよりスムーズに進むくらいですよ。
そこで余裕があれば探索もあるのかなという。だからドライブの向き合い方そのものが以前とちょっと違う。





敦賀市街を通り抜けて「気比の松原」もスルーして新しいトンネルの前。ここは「敦賀半島トンネル」の東側。敦賀半島の浦底と白木を結ぶトンネルが
開通してたんですよ。新型コロナの件でセレモニーもなく静かに開通。敦賀原電ともんじゅを繋ぐ道とも言える。ここともうひとつ敦賀半島には
菅浜黒藤トンネルというこちらも長いトンネルが開通していて、これは原子力災害制圧道路というもので一気に整備、作らないといけないことに
いろいろあってなってきたんでしょう。新しいトンネルが出来ても旧道があればそっちに行くことも多いのですが。ここは新しいルートでのトンネル開通、
これは狭いトンネルの近くに新しいの作るとか、狭いワインディングを回避する上でのトンネルとか違って「完全に新しいルート」ですからね、気分がワンランク上。





朝早くてこの青さだもんな、ここらの海は青いよ。美浜の原子力発電所があり右には水晶浜。以前はシーズン以外なら砂浜にも出られたのに
今は完全に駐車場も閉められてたのでスルー。撮影したここは県道33号線の旧道になるであろう部分。菅浜黒藤トンネルの開通でこっちの
道に直接用事のない人は基本来ないので交通量激減。
ボクは西に海を見るルートを夕陽ルート言うことがあるけど、ここは交通量が
激減したことにより今までは撮影とか無理だったけど出来るようになったかも。
この半島に来たらこの海沿い旧道、今でいうマストってやつだな。





この日はハイライトになるであろうレインボーラインに行く前に日向湖(ひるがこ)をぐるっと周回しておきましょう。レインボーラインはこの時期は
7時30分開門、これ撮影時8時だからもう開いてるんだけど山頂公園は9時からなんですよ。それまでレインボーラインを走り回って...ってほど
距離がある道でもありませんし、釣り人いっぱいの日向湖を一周。あ、ここから山頂公園のあり梅丈岳見えてますね。ポコっとしたところに
ケーブルカー、リフトは見えてます。上空に鳥がいますね、あいつはカメラ持ってる間ずっと飛んでた。片付けたら消えた。





さて料金所、胸ポケットに用意した千円札と小銭で1060円払います。もうこの「三方五湖レインボーライン」の字体がいいわ
、料金所なんてどこも
同じようなもんでおしゃれな建物なんてないけど、こういう料金所も減ってきてるしなんかいいよな、昔は憎たらしいだけだったが。

ちなみに手前の「笹田交差点」からレインボーラインなんで料金所までは無料区間ということね。このレインボーラインは昭和43年開通なんで
ボクよりも年上です。開通直後にボクの両親が祖父のクルマでここに出かけてるらしい。動画あったら見たかった(あるわけねー)。





雑草を手前にするこういう風景はボクの好きパターンです。大事なのはこういう雑草でもちゃんとそれなりに一番しっくりくる草の生え方、配置は考えてる。
この場所は東からレインボーラインの料金所を過ぎて間もなく北側にちょっとしたスペースが有り、ここからがこの眺め。何も看板もないけど
日向湖を見下ろす標高は低いけど落ち着いたいい眺めだと思う。今回は料金所過ぎてすぐだけど、レインボーラインをこっち向きで走るのは
2回目、だいたいは西から走るんですよ。この眺めは「レインボーラインもそろそろおしまい」のイメージがあります。





あー、好きな景色だ。ポイントはもちろん道路が確認出来ることね、あのこれから走る道が上に見えてるってたまらんですからね。
珍しく東から走ってるのでこうなるわけ、
やはり上に見える道は「これから走る道」の方が断然盛り上がる。
レインボーラインにある駐車スペースはハズレがないのでどこも寄ってしまう。それにしても天気がいい、前日は他にも候補があったが、
ここまで晴れてくれると信じて若狭にしてホント大正解です。30℃になるらしいので昼からは雲が出るだろうけどまだ時間あるし
雲が出ても昼には帰るモードなんで大丈夫、それなりに時間に余裕があるドライブをやってゆくつもり。





9時から山頂公園が開くということで9時ちょい前からリフトとケーブルカーが動き出します。実は今回初めて山頂に行きます。2018年だから
最近リニューアルしたんですよ。もしレインボーラインに行くならここに登りたい、それなら絶対に見通しの効く晴れてる日がいい、
今回は望みが叶ったわけです。今まで一度も登らなかった理由は別料金900円(JAFカードで800円に)というのもあるけど、
単純にリフト怖い。今回だってビビりまくり、最後だぞという気持ちが無ければ登ったかどうだか...
リフトにしがみつき、ちゃんと着地出来るか?と不安になりながらも登りました。この手のリフトは、えっと...35年ぶりですわ。





高いところに行けば道路を見下ろせるポイントを探す、これ基本ですから。山頂公園からだと北東方面がこんな感じです。敦賀半島から
越前海岸の方までなんとかですが見えてます。道路もチラチラとした見せ方になってるけど道路が見える景色的にはまあいい感じ。
山頂公園はどの方角にも展望があるし、寛げるポイント、売店もあるしこれだけ晴れてると900円分は「いい気持ち」にさせてくれます。
花もいっぱいあってやはり「クマバチ」がぶんぶんうるさいくらいですが
、こいつは人に興味ないので無視して大丈夫、怖く有りません。
オスに至っては刺す針すら持ってませんから。クマバチに必要以上にビビると損ですよ。





これも山頂公園からの眺め、いろんな方角の眺めがあるので気持ちいいんです。ここからはこれから向かおうとする方面が見えるのですが、
思いっきり山崩れがあってこれを見る展望台になってる感じすらある。ちょっとあの崩れ方はなんと言うか、もうあのままにするしかないか。
道路と第2駐車場も見えてますね。以前はあの駐車場のところにも売店があったんですけど。あそこはいつもガラガラで落ち着くのはそっち、
今までは第2駐車場が休憩ポイントでした。この山頂公園のある梅丈岳は標高400mなんだけど、この数字以上の魅力がありますね。





レインボーラインの西の料金所を出てから県道に合流するところを鋭角に左折するとすぐこの場所。常神(つねがみ)半島に行ってみましょう。
若狭ドライブをしても時間がないとスルーする人も多いと思う。ではこの半島、ドライブするほどのものでしょうか。ボクが覚えてる限りで
この時で4回目、ボクは魅力感じてるけど普通の人は1回行けば「まあいいか」だと思う。
ところで、青い距離案内の標識。地名が訂正される
ことは多いけど距離だって訂正されます。常神までは10キロですが、これはトンネルが開通してここまで短くなりました。
以前はまあまあ常神まであった印象ですが、10キロとなると近い印象しかないですね。





常神に向かい走ってると特に名前とか無かったんじゃないかな?展望所があるんですよ。駐車場もなく道路に数台クルマは置けるところ。
これはそこからの眺め、いい感じじゃないですか。アポロ島と言われてる烏辺(うべ)島、エンゼルラインがある久須夜ヶ岳(くすやがだけ)
があり、太陽が高いこの時期らしい海の青さ、まだ太陽は昇るからもっと青くなりそう。あ、この場所、Google Mapでは「遊子の休憩所」で
登録してました。遊子は福井県のここは「ゆうし」で、愛媛県のこれは「ゆす」と読みます。そう言えば若狭で夕陽って見たことないわ、
以前にここに来た時にはこのあたりでどうだろ?って目星は付けてたんだけどなあ。





ここまでトンネル開通で早いです、もうこのトンネル抜けたら終点の常神。この半島の道路走るとほぼ猿が道路を横切るし、道路脇からこっちを
見てたりするんだけど今回はなかったな。そう言えばレインボーラインでは猿を見かけた、この地方は本当に猿が道路にいるんだよ。
そんなの他でも見かけるよと言われそうだけど、あちこち走りまくってやっぱり若狭地方の道路が一番多い印象がある。
常神に着いたところで以前は三方海中公園グラスボートがあって有料駐車場に「おいでおいで」されたけどこれが廃業になって
無料で駐車していいのかな?漁港を進み終点まで行ったところが好きだったけどここはバリケードがあって宿泊者専用になってた。





この県道はここが起点。この写真はこのコーナー用に奮発したオリンパスのOM-D EM-1MarkUで撮影。オリンパス機は慣れてるが
HDR機能は過去のオリンパス機では使ってこなかった。それでもさすがはフラッグシップ機、使ってみると
HDRも以前より自然になってきて
自分なりに使えるレベルになったなと。どういう場面で使うかと言えばこういう標識は暗くなってしまう場面とかね。

この県道のことにちょっと触れると、この県道はよく崩れて集落が以前から孤立することがあったんですよ。そこでトンネル開通。
そういう経緯があるので旧道はやはり埋まっております(そりゃ言葉悪いけど見捨てますよね、走れません)。





帰りも「遊子の休憩所」に寄ってみようと思ったら何人か居てましてスルー。でもクルマ入りで撮っておこう。もうちょっと自分のクルマを登場
させようとしてる割には登場しないよな。ボクは基本的にクルマから降りて撮ったもので記事を作ってくつもりだけどもうちょっと意識しないとなあ。
おっと、常神となれば「そてつ」が地図にも出てきます。これ樹齢13000年にもなるものですが、「普通の民家の庭」にあります。
一時期ボクは大きな木に反応してたことがあったのでここも行きました。ええ、ソテツです。まあ
この半島で一番は何かと言えばこの県道っすよ。





常神半島からは国道162号に出てエンゼルラインの方に向かいます。
この国道162号というのは京都市街から続く好きな道でいつか
このコーナーでも登場させると思いますが若狭のここらはパスかな。あまりに快走路になりすぎた。初めて走ったときの「酷道」っぷりが
懐かしいが、ほぼ旧道は走れません。
この国道には世久見展望台(路肩が広くなっただけ)などがあり烏辺島を間近に見てここから
この島はアポロ(明治のチョコ)と言われるようになった(?)んだけどね。ま、そこもいいけどここ田烏(たがらす)の棚田は好き。国道沿いから
見るだけなんだけどね。もちろんボクらしく手前の雑草もそのまま写真にしちゃいます。





やって来ましたエンゼルライン。レインボーラインは有料のままですけどこちらは無料化されて料金所跡はこんな感じ。料金所の跡地でなんと言うか、
勝利の証としてこうやって記念写真撮ってみたり...ここ高かったんですよ1600円くらいしたんですよ(2輪も同じだった)。
だから「名前は
エンゼルだけど料金はデビルやんけ」と合言葉のようにみんな言ってましたわ。
この写真の場所は料金所跡でもあり、海沿いにある集落への
交差点でもあります。ここはお気に入りのポイントなんでこの後でエンゼルライン走る前に一呼吸置く感じで休みますね。
レインボーライン、常神と来てここに来るルートだとコンビニがないのが惜しい。(エンゼルライン通り過ぎて2キロ先にファミマ)





これは終点の一番高いところからじゃないんだけどよく見通せてる。
西日本じゃこれくらい入り組んだ海沿いの景色も慣れっこだけど
東日本だとないのでそういう意味じゃ東の遠方から来てもらいたいなと思う。海岸線の面白さ、海を身近に感じるのは西日本。

昼になってきて(これ11時10分)ちょいと雲が出てきましたね。梅雨時のドライブは晴れマークが出ても出かけるのは梅雨前線が
南に下りていって晴れる時。梅雨前線が日本海にあっての晴れマークは信用度が下がるし蒸し暑い。これボクがそう思ってるだけね、
天気予報は専門外なんで。でも自分のそういう決めつけってドライブでは多いんです。自分を信じちゃう。





エンゼルラインの一番高いところに来ました。ここ広すぎてちょっとどこでどう写真撮っていいやら...って場所ですけど。
とりあえず他のクルマが写らない角度で撮っておきます。自分のクルマだけの写真が撮りたいと思った時は素早く動かないとクルマ来ちゃいます。
それにしても広くてここが過去にも満車になったことあるんか?と、あちこちで大きなお世話で考えたりしますよね。
それにしてもちょっと捻ってみたと言うか、王道を外したクルマの向きと位置で撮ってみたけどイマイチだな、まあいいや。
とにかく晴れててちょっといい雲が写っていればなんとでもなるんよ。(開き直ったな..)





さて下ってゆきますよ。道路沿いにクルマを何度も止めては景色を見るような道ではなく、普通に走り抜けてもそれなりに高所感も
あってドライブ向きのいい道ですよ。南向きに見下ろすいい景色があるけど決定版の展望ポイントは用意されてないか...
かつての通行料金分楽しむのはなかなか難しいけど、無料化されて今、1000円分くらいは浮いたと思ってその後のメシ代に
充ててください。これ元有料道路を走ったらボクは今もやってます、
昔は○○円だったもんなと得した気分になること。
これは大事なこと。何十年経っていようがこう思っていい気分になることを忘れてはいけません。





お昼になったので帰るモードに入ります。ここは加尾海岸。エンゼルラインの料金所跡のところから西小川の集落に向かって下って行き
その集落の手前。緊急事態宣言は解除されてはいるものの、「入って来ないで」的な看板は仕方ないか、ボクもここで写真撮るのが目的、
エンゼルラインのある久須夜ヶ岳がいい感じで湾の向こうに見えてるでしょ。後先どっちにしよう?と思って結局後回しにしたのでした。
さてここらで戻ります。帰りは最寄りインターから高速道路を使うのではなく、おおい町から県道1号で大飯高浜インター、もスルーして
綾部市へ。さらに福知山インターまで一般道。コーヒーをチビチビ飲みながらまだ一般道走りたかったといいますか。やはり運転楽しくてね。





福知山インターからは舞鶴若狭道で帰りますがいきなり六人部PAに立ち寄り、ここがお目当てだったりして。ここは大混雑することもないし、
遅めの昼ごはんでも食べようかということでした。以前はあの「宝塚渋滞」があったので今回みたいな昼過ぎならともかく、16時までに宝塚インターに
着かないと渋滞必至、酷い時だと神戸ジャンクションから1時間以上かかることもあって舞鶴若狭道のパーキングでゆっくりする気持ちにすら
ならなかったんですけど、新名神開通でゆとりが出来た。この六人部からでも1時間ちょいで帰宅出来るんだから不思議な気分にすらなる。
と言うわけで店舗スタッフの嬉しいメッセージ見て気持ちよく、もちろん渋滞レスで帰宅しました。


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