2020年 7月19日 国道477号ドライブ 

このドライブは国道477号を西から東へトレースして行くもの。前日の健康診断での胃の検査で
お腹が調子悪く予定通り朝5時に起きたもののしばらく考えて結局出発。結果的にあちこちトイレ借りつつも出かけて良かった。



この写真は京都府南丹市で杉林の中を行く場面、ボクにとってはこの国道らしいところにある交差点。
国道でも府道でも京北、国道162号に繋がるのだが、地名が入ってないと逆にそそられたりもするよね。





ボクは道路マニアのうちに入りますが緩い方なので好きな国道でも起点と終点は詳しくなかったりします。そして全線走破っぽいことをするにしても
別に起点からではく、終点からでもいいし、きっちり全線塗りつぶすように走るのではなく「その国道に沿って楽しむ」というレベルだということです。
この国道477号は三重県四日市から大阪府池田市までの道、今回は池田から時間と相談して東に向かいます。この写真は「終点」であり、
今回のボクのドライブの「出発」ポイントとして設定した「石橋阪大下交差点」。
そうかここだったのか、家から10キロちょいか、国道477号って
そんなに自宅の近くまで来ていたのか...今更びっくり、自分の中では国道173号から分岐する川西の一の鳥居からなんだよな。






国道477号は終点の「石橋阪大下交差点」から小さい番号の国道と重複して姿を隠します。今回ボクは東に向かいますが、最初に「477」の文字が
道路に登場するのはここじゃないかな?新名神が出来てちょっと雰囲気変わったけどこの案内標識。この国道477号、尼崎に住んでるボクからすると
「池田から四日市に向かうのにいきなり川西に?どっち行くねん」ってなるけどそれこそ大阪から名古屋くらいまで見ることが出来る地図だとあまり違和感
もない。
実は錯覚でもあるけど名古屋って緯度的には京都、大津より北になるんだけど、イメージ的に京都の方が北にあるようになんか思ってしまう。
この国道は大阪、兵庫で南北に移動してあとはひねくれながらも基本東に向かってる。





朝6時半なんで人通りもまだない妙見口駅に寄ってみる。ここで降りても妙見山のケーブルカー駅まで1キロくらい歩きますよね。ちなみに妙見山は
ボク自身まだ山頂まで行ったことないです。駐車場まで行ったけど...すぐたどり着けるんかな?お、電車来ました。阪急沿線で育ったので
能勢電鉄は「お下がり」の車両使ってる鉄道ってイメージが特に強いかな?来たのは5000系か。80年代の3桁の番号の車両とか覚えてるよ。
この駅は国道沿いではないので、ここまでクルマで突っ込んっだのは今回初めて、記念写真(これ)撮って撤収。終点駅ってなんかいいよね。
終点駅にが持ってるこの雰囲気の良さを表現出来ないとは(修行不足)。一番身近な阪神梅田駅は地下だし雰囲気とかないですね。





晴れてますやん。ずっと雨予報の梅雨で天気は期待できずこの日も曇り予報だけど「国道477号ドライブは晴れてなくてもしい」として決めてた
ルートだったんですが、晴れてくれる?これは予想外、でも朝のうちだけ?まあいいです。こちらは「野間の大ケヤキ」新緑の時期は逃しましたが
朝7時前の気持ちいい朝の訪れて見ました。ここ国道からすぐだし、特に巨樹に興味なくてもちょっと寄ってみて欲しい、ここから巨樹に目覚めるかも
知れないですよ。駐車場も臨時含めてそれなりにあるしね。国道477号線には観光スポット少ないのでここは抑えておきます。





京都府入りして亀岡で国道372号に合流して重複します。ここは案内標識でもちゃんと重複してることが表示されてます。ここらは偉そうな(?)
国道176号、173号とは違います。大阪府内じゃ完全に消されてますからね。国道372号の重複区間を過ぎて園部へ。どうも南丹市ってのが
慣れないボクですけどここの「口人」というところで左折。
この左折くらいから「どこに行こうとしてるの?」とさすがにそろそろツッコミを入れたくなります。
それとこの口人っての漢字なんだけど何かのマークにしか見えない文字の羅列が個人的に異様でツボでございます。ちなみにこの交差点を国道は左折ですが、
直進したらその国道477号のショートカットというわけの分からなさ。いやいやそういう部分を楽しむドライブ、もちろん左折です。





先の「口人」交差点から吉富の方に進めばいいのになぜかぐるっと遠回りの国道477号。遠回りのついでに園部駅に寄っておきます。
ボクは電化される前の国鉄時代の鉄道ファンなんで電化されて複線化されて特急も停まる駅になって..「えらい立派にならはって...」と。
南丹市は日吉とか八木などが町が合併して出来たけどここ園部が中心ってことでいいかな?ボクは市町村合併で古い地名が消えるのが
正直残念だと思ってるのでこうやって駅名として残るのが嬉しいというか、大事にしたいんですよね。園部駅は立派になったが、
駅前はまだ整備工事中。駅横の売店は昔のままなんでギャップが面白い。





国道9号と重複して八木方面へ、しっかりチェックしてないと左折せず通り過ぎてしまう「八木」交差点を曲がりましょう。おっと、
このあたりにある
コンビニに寄っておかないとね。この後は当分コンビニはありません。次は京北町の国道162号線にファミマがあるけど、国道477号に限れば
大津までありませんから
買い出しというかとりあえず寄っておきます。(で、何か買っちゃうボク)この写真は特に何があるわけでもなく撮ったもの。
あ、でもこの先で京北方面に進むと「この先 大型車通行困難」とありますからね、そろそろ国道が牙をむき出してきます。ところでこの国道標識、
「南丹市」の部分は後で作ってここに付け足しのね。こういう仕事、他の人はどう思ってるか知らない、なんでもお金の話する人もいるでしょ。ボクはこれ大事だと。





一番上のタイトル用写真(少しサイズ小さくしてるやつ)の場所があって、ここらが酷道と言われてる部分(ここだけじゃないぞ)。道は狭いんですけど、
京北と八木の区間はこの道幅の割に交通量あります。国道477号線は変化が多いのですが、ボクが真っ先に思い浮かべるこの国道はこの区間の
杉林だったりしますね。
写真に関してですが、カメラもアップデートして機能も追加されたり、補正に対する耐性も上がっていたりで例えばこういう
コントラストの大きい場面では自分の写真の作り方が完成してません。これは明るめにして雰囲気を伝えようとしてるけどどうだろ?
杉林の道の写真をよく撮ってる方だと思うけども難しいんですよ。
開き直って暗い写真の方が伝わるんやろか。





八木の神吉から京北中地町への区間、先日の大雨のダメージがはっきり残ってました。雨量規制がある意味がよくわかります。
この写真は走ってきた方を振り返った場面。京北中地ロードパークという駐車場があるのでここから歩いてすぐの場面。このロードパークは
ここまでの数キロが携帯電話の入らない区間なんで電波が入るようになっての駐車場ですから、自然と吸い込まれるわけです。
それにしても「大型車不適」か。この「不適」という単語は確かに便利で意味も一瞬で伝わるけど、この歳までほとんど見たこともないかな。
多くは「通行困難」というわざわざ惑わすような言い回しですから。
うむ、「不適」ですか。ボクは道路で見る言葉には反応するからねえ。





京北宮町のなんでもないところで。この国道は川沿いの涼し気な区間もありましてこの写真では川が見えてませんが、見えない左側に大堰川(おおいがわ)
が流れております。この川がですね、名前が変わりすぎ。長野県で千曲川、新潟県に入り信濃川など県で変わるのはまあいい。でもこの大堰川は
知られてる名前で言えば桂川です。保津川下りなんて観光地ありますけど地図では大堰川です。愛用のGoogle Mapでははっきりここから川の名前が
変わりますとわからないけど、桂川と大堰川と入れ替わったり...日吉あたりで桂川、その後また大堰川と。「↓」ここで名前が変わると看板があれば
結構ボクとか反応するけどね。そういう意味で(?)桂川、宇治川が合流して淀川になるところが府境ってのはよく出来てる。





撮影してるのは府道38号、国道は向こうに見える大堰川にかかる橋。休憩ポイントとして国道から2キロほど逸れるけど府道38号に進み
「京都花背リゾート山村都市交流の森」ってところでしばらくシート倒して少し寝てた。
思えばイマイチぐっすり眠れないまま出発、もちろん運転してて
眠くはなかったけど「睡魔くん」がフラッと来るでしょ。そこでちょい寝。運転で大事なのは睡魔くんが来た時にすぐ休める余裕です。

休憩してたところ、山村都市?そんな言葉あんのか?というところで検索すると京都の花背、静岡の島田、北海道の音威子府(おといねっぷ)
などにあるのね。誰が作った言葉だろ?ボクは山村都市なんて日本語が崩壊して..いや、頑張って下さい。(“さんそんとし”じゃ変換もしてくれないよ)





「出来ません」...あ、いや独り言です。ボクがドライブに目覚めて走り回ってた当初、こんなところにホンマにトンネル出来るんか?と地図に引かれてる
点線を疑ってたが例えば国道289号甲子トンネル(福島県)を始め長いトンネルが出来てきた。あの冠山峠でさえトンネル工事が進んでる。
花背地区の人からすれば明治時代から悲願のトンネル、昔から陳情はしてきても進まず、最近の災害でバスも通行出来ない時期もあったようです。
ただ花背と国道367号で5キロ、貴船口あたりからで7キロのトンネルは素直に無しんどい。あちこち走り回ってるボクの印象として京都府は道路整備が
難しい事情がある気もする。都市高速が作れないのもそんな事情だろか。山間部も他県ほどじゃない感じなんだよね。





このショベルの定位置なのかな?ここにこいつがある時点で「レヴォーグで突っ込むのは止めておこうか...」となりますね。先に言っちゃうと
それで正解でした。アウトバックなら行けました。ただしSUV系でも通常見かけないレベルの勾配なんで人によっては怖いでしょう。
ここはバス停にもあるけど旧道への分岐地点、旧花脊峠は国道のここからボクの足で8分。気になるところだし、国道477号線ドライブを敢行するなら
是非とも行っておこうとしてた場所。
国道の花背峠は行く前からわかるけど(?)自転車がいっぱいで多分クルマで寛げません。
ここはバス停なんで少し先のところ、目一杯左に寄せて駐車、すぐ戻るからまあ許してもらえる(自分で言う)ところにクルマを置いて歩きます。





杉林の中にある三叉路、ここが旧花脊峠。この先はわからないですが地図に道として記載されてないことからクルマで行ける道が続いてるとは
思わない方がいいかな。小さく芹生の案内があったけど地図にはなんとか道が記載されてたりするけどGoogle Mapでは道は記載されていない。
それでも当時から今もちゃんと管理されてる道。それが旧道別れのバス停にドーンと構えてるショベルカーの存在。でもこの旧花背峠の道は
国道477号だったことはないけどね。(国道制定は1993年、花脊峠のあたりは府道38号だった、この府道は国道よりずっと古い)
当初考えてた時期より遅れてしまったけど心地良いと言える気温だった。徒歩の際は気温大事、あまり暑いと場所の良さより暑さが勝ってしまう。





花背峠(道は広くなってる)はやはり自転車がいっぱいでクルマのボクが落ち着かない。先に進みます、そしてここが国道477号におけるボクのハイライト
「百井別れ」と言われる「交差点」。今や有名なところになってしまい、この分岐の案内標識の鋭角度合いは甘いとお分かりですよね。
ボクの良かったなと言える経験のひとつに「この百井別れを知らずにドライブで来たことがある」というところ。「え?これ?」ってなって戻ってこの標識
を見直したくらいです。
こういうもはや「仕掛け」とも言える道路そのものの面白さこそボクが時々言ってることだけど「道路はアトラクション」という
日本全部を遊園地にしちゃう大それた考え。こう思えだしたらどこに行っても楽しい境地に入ります。
でも「石を地球のかけらと言った人には負ける。





駐車してるところから鋭角と言うかUターンする百井別れ。大型車両通行禁止の看板がいい角度で読める程度に倒れてるのは役者ですな。
ボクは何度も走ってるし天気もいいので楽勝だけど、初めての時など雨だし、この先どうなってるか知らないし(この交差点は笑った)
ガードレールとか当時は今より少なく路肩は明らかに弱いままでした。知らない道路には不安要素もあるから狭く長く感じるものです。

そういう過去が思い出になった今、こういう知ってる道を嗜むドライブをするのが現在のボクでありこのコーナー。最近はSNSで走り回って
すぐ写真とかアップ出来るのでそういう人も増えてるけど、自分では差別化したいからこういう「記事になるドライブ」をしてゆく。





百井峠というのは杉林の切り通しで通り過ぎるだけかな。下ってきて百井青少年村のところ。ここ特に寄るとかじゃなくてたまたま見通しの効く
場面で前方よりバイクの集団が見えたのでサッと避難するようにここへ。見た感じ避難してるレヴォーグには見えませんけどね。でもタイミングは
セーフだったな百井峠あたりであんなバイクの集団に遭遇したくない。
このルートは他にここに代わる道もないので休日はバイク多いんです。
この後は前ヶ畑峠を越えて国道367号へ。標識にはこの道を走ってると「鞍馬」とか「大原」とか登場しますが名前だけ、観光っ気はないです。
もちろんこれ読んでくれてる人もボクがそれらの観光地にそんなに反応しないことはおわかりかと。





国道367号に出て間もなく滋賀県入り。そしてこの先は「途中」というところ。昔はここにある「途中トンネル」ってのが有料だったんだけど、
地図を見ても
有料区間が短くて表記の色が有料の紫でも国道の赤と似ててわかり難いはそもそも国道で有料とか考えてもないいし...と言ってる間に料金所。
準備よく琵琶湖大橋のために用意してたポケットの小銭をここで使ってしまう人もいたでしょ。そこは無料化されたけど、この有料区間を嫌って
せっかくトンネルを作ったのに狭い集落にクルマもバイクも結構入って行ってたもんな。
重複区間の国道367号から「途中」で分岐して琵琶湖方面へ。
八木以来か?久しぶりのコンビニに吸い込まれる。お腹の調子がどうも...トイレも借りてお腹に優しいとも思わんけどコーヒーです。





午後になりドライブ後半戦に、と言うかこの国道を一応は知ってるのでこの先の平野部をクネクネとわけのわからんルートで進むところ、盛り上がるか?
その前に「道の駅琵琶湖大橋米プラザ」に駐車して少し歩いて見ましょう。琵琶湖大橋は徒歩は初めてだな。クルマでビュイーンと走ってしまう大きな橋も
歩くと結構怖かったりするんですが、ここは大丈夫。この橋の途中にはわざわざ展望スペースがあるんです、歩きなら歩道のどこでも展望台ですが。
これがそこからの景色、レンズは比叡山の方に向けてます。完全に180°の景色の広がりがあるのでパノラマ写真でないと写しきれません。
いやあここ気持ちいいわ、先日も琵琶湖沿いをドライブしたけどここは「国道477号ドライブ」で行くつもりにしてた。繰り返します、晴れてよかった。





歩いて戻る場面で撮影。屋根がないからちょっと暑くなってきたね。ここ歩いてるとブオワーン、グオワーンと車道から音がする。知ってるけどこれ
メロディーロードとなっていてクルマがある一定の速度で走るとメロディーが車内にも聞こえてくるというもの。全国にあってハイドラのチェックポイント
でなら全部集めたから全部走ったかな?これね、はっきり言っちゃうと要らない。そもそも何の注意喚起にもならんし、聴く気でもわからんし、
道路にいろんなものが設置されてるけどこれは正直要らないと思ってます。多分今後はもう増えないと思いますハイ。
しかし...涼しいけどなんだろ?
展望ポイントは高いけど、水面に近いところまで来ると湖面からの風が驚くほど涼しい。手すりからミストが出てるのかと思うくらいだった。





琵琶湖大橋を渡ると守山、近江八幡、竜王とこの国道はプライドもなく右折左折で進んで行く。ナビがあっても油断すると見失います。今回ボクは竜王で
右折しないといけないところ直進してしまいました。こんな調子の琵琶湖大橋以東、特に寄ったり撮影したりするポイントもないんです。そこで日野川を渡って
国道は右折するところを左折します。それがこの写真の堤防道路。Google Mapで表記されてるより広い2車線幅があります。この道は湖岸道路に通じるし、
空が広い気持ちいい道なんですよ。国道477号はこの日野川を渡り右折、ここからセンターラインも無くなったりします。さらに写真も撮らずに進み近江鉄道
を越えて日野のファミマへ。
この先はもうコンビニありません。この「最終コンビニ」のチェックは大事。





今回、鈴鹿スカイラインまで行くかどうか迷ったんですけど西から来たら楽しいボーナスステージですからね、行っておきましょう。ただし普段なら
クルマを止めてたであろうポイントも先客有り、とにかくバイクも多かった。この写真は武平(ぶへい)峠の西側、良かったここで撮れたら十分です。
鈴鹿スカイラインは交通量多かったけど、日野から蔵王ダム〜県道9号合流までは交通量が少ないワインディング、こっちで楽しんでおいたもん。
それにしても変化がすごい国道です。1000回走ってもどうしてこのルートにしたのかわからない道、国道400番台の魅力が詰まってます。






これは2016年11月23日10時30分撮影の鈴鹿スカイラインから濃尾平野方面を見るところ。ここまでクリアなことも夏などまあありません。
これは「大きい写真の部屋関西」でも使ってる写真です。カメラはキヤノンのG1X MarkU。このカメラは後継機ないな、あのセンサーはこれしか
使ってないんだよな。国道477号は四日市の国道1号、164号に重複して国道23号との交差点までだけど、そこまでは行かず...
へえー、ボクは国道1号までと思ってたけど、起点は国道23号のとこなのね。起点も終点もちょっと意外だったな。
この日は鈴鹿スカイラインからアクセスがいい菰野インターから新名神でバビューンと帰ります。この菰野インターは嬉しいわ。





「助手席に 乗ったあなたも 運転手」  違うやろ。
「お先に どうぞ ゆずれる ゆとりに 事故は なし」  五七五調にしようぜ。こういうのボク、気になるしある意味真面目に受け取るのだ。
冒頭でお腹は調子が..と書いたけど、結局あんまりよろしくなかった。でも運転席にはずっとコーヒーがあったし、トイレ借りて落ち着くと今度は
空腹感があったりして食べりゃまたお腹が..(帰りにとんかつ天津飯!食ったし)そんな調子でこの国道をドライブしようってのが普通じゃないよな。


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