国道250号線(明石市〜備前市まで)
第8回は国道250号線、神戸市から岡山市へ国道2号線の子分的な国道だと思ってますがドライブならこっちがいいかも?
この時のドライブはきっちり起点から終点まで走ろうか?と阪神高速の京橋PAでいきなり休憩しながら考えたところで...
この国道の起点はと言うと、神戸市長田区の国道2号線東尻池交差点です。で、ここから丹念に走ってもいいけど今回のスタート地点はここにしましょう、西明石駅です。国鉄時代からの大阪の鉄道ファンであったボク、普通、快速、新快速も多くが西明石行きだったんで今もそれだけが理由で「あの西明石駅か」とテンションアップ。この時間帯はまだ陽がビルの陰になってます。ここからすぐ国道2号線に出てすぐ左折、ここが小久保という交差点でここで国道2号線と別れて独立します。この国道250号線はとにかく国道2号線の格下で一桁国道を補完すべく役割だとちゃんとわかってる国道なんです。ボクなんか地図見ても健気でいいヤツだなと国道250号線のファンになってます。ここまで国道2号と重複してますが、このコーナー、いずれは国道2号線もやろうと思うのでそこで東尻池交差点から西明石の区間も出てくるでしょう。 |
だんだん太陽が昇ってきまして明るくなってきました。この辺りはだいたい国道2号線バイパスを普通は走るので久しぶりに走ってみたんですがこんなにキレイだったかな?と思った。土曜日の朝でそこそこ交通量があったけどまあ快走ですね。今回のこのドライブは西向きに走るので朝も太陽が眩しくない...はずなんですが、あのトラックのボディが反射して眩しいのなんの。タンクローリーとか鏡みたいに反射させるタンクとかギラギラ反射する派手なウイングボディのトラックとかあれなんとかならんのかな?って思うことはある。一応規制とかあったんじゃないかな?自分のクルマと自分が映るのはちょっと嬉しい瞬間ではあるけど思いっきり眩しいのは真面目に危ないもん。 |
あ、出た核兵器廃絶宣言都市。こういうの別にいいけど、市の仕事ではないですよね。それよりは一つでも消えそうな停止線や伸びた木々で見えにくい標識をなんとかすべきなんですよね。ボクはね、そういうところをキチッとしてるなって見つけるとすごく嬉しい、ちゃんとそういう仕事見てますから。道の真ん中で動物の死骸とか処理してる市の職員とか見かけて大変だよなって思うもん。だから逆に市の仕事じゃない核兵器のこと一方的に宣言されてもねということ。身近で現実的なことは交通事故の防止です。これに限らず一方的な宣言、非常事態宣言ってよくありますよね。これも慣れちゃって緊張感薄くなってるかな。 |
西に進んでこの場面、高砂市で右の方から被さってくる高架道路こそ国道2号線バイパス。この国道250号線の親分にあたると言っていい格上の国道様ですね、このまま国道250号線の方は高架道路の下を進みます。しかし..居心地が悪いのか?それとも気を使いすぎるのか?国道250号線は「失礼しました」と左折して方向を変える、寄ってきたのは国道2号線の方なのに。やはり一桁国道様と3桁国道の違いを認識してるところがいい、国道250号線のそこが好き。ここに限らず国道にはちゃんとヒエラルキーが存在してる、いや道路においてそうなのです。たまに逆らう道もあるんですが、ボクは「怒られるで」と心配しております。 |
国道2号線バイパスに挨拶して南に向きを変えた国道250号線はここ曽根の交差点で右折、天川を渡りすぐ左折、国道は直角に折れるのを地図で見るたびに痛そうだと思うんですが、一桁国道様だって交差点で直角に折れることはそれほど珍しいものではありませんね。え?ピントが合ってない?合ってますよ、この写真はここにあるセブンで買った左下に写ってる春巻きにピント合わせたんですもん。トイレだけ借りるのは反則だと思ってるので何か買い物するんですがドリンクと春巻き。まあボクの体の35%くらいはセブンの揚げ物で出来てます。 |
曽根からはしばらく山陽電鉄と一緒、単純に線路と並走部分ってワンランクはテンション上がります。それよりもここで「なるほど」と思えるのは速度制限。基本的には40キロなんですが夜間は30キロになる。こういう制限速度を時間で変えるって全国的にあまりないパターン。時間によって通行禁止になるところもあるし、それによって右折禁止なることとかあるし。こことかは住宅もあるからこうなってるんだろうけど、現実的にはどうなんだか。実際に30キロで走ると今度は後ろから煽りまくってくるクルマが危険なのは間違いないもんな。ボクなんかホントに30キロで走れる人なんだが... |
ちょい寄り道、姫路港というのは小豆島行きのフェリーが出ている。国道250号線からこの姫路港に向けて国道436号線が分岐してます。この国道は海を渡り小豆島を行き、また海を渡って高松市までの道。こういう海上国道は珍しくはないし、幹線国道から港までの「港国道」も好きでボクは多くの場所を訪れてます。そんな港への国道でもこの436号線の姫路港で「終わってる場所」の「え?ここ」って感じが好き。実際に機能してる道は整備された少し西の道、実際に機能してることよりも最初に指定したことが大事なところが道路好きを熱くさせるんです、国土交通省の融通の効かんところ最高。 |
姫路市を過ぎてたつの市に入ります、御津町ってのは旧揖保郡御津町の名前、この「ようこそゲート」は新しく見えるけどたつの市になってもやっぱりここは「御津町」ですよと言うなら...いいです、好きですそれ。さらに言わせてもらうとこの「ようこそゲート」は日本中にいっぱいあって欲しいもの、さらにクルマ入りで撮れるようになってたら最高なんだけどな。それはそうとGoogleマップは姫路とたつの市の境にある中川、ここを「この場所について」と右クリックすると何と出る?「アジア」ってひどくないか?他の川なら「兵庫県」ってちゃんと出るのに。これね、海でも○○湾や〇〇灘というところはそうなってるけど特にそうでもなかったりするとアジアって出るの。明石海峡あたりもアジアだもんな。間違いじゃないけどこれ許したらあかん気もする。ドライブに戻るとここらから国道250号線は雰囲気を変えてくる。今回は西明石から国道ドライブとこだわりを持って走った来たけど、基本的にボクの定番である国道250号線ドライブとかここらから西です。こんなに東からじっくり国道250号線走ることはほとんどないです。 |
ここでまた他の道で寄り道、県道133号線を左折してみましょう、ここは夏とかクルマでは行けません、この県道は新舞子海水浴場への道。そうそうこの舞子という地名は関西だけでもあちこちにあるので注意、明石にある舞子とも区別しないといけません。ここは砂浜がありますが、クルマ入りで撮れるとか広々のんびりポイントではないですね(海沿いの狭路も生活道路ですからね)、この時期ならばと突っ込んでみましたが...ボクとしてはこの季節外れの雰囲気は好きなんで記念撮影。派手な建物ならオリンパスのリーニュクレールで撮ります。 |
御津町の名所...に、なるんかな?世界の梅公園、このシーズンは有料になるし、そこそこ混みます。ボクとしては梅よりもここからの眺めがお目当てなんで無料の時期に。これ駐車場から西の方を見たところです。ちょうど国道250号線の「はりまシーサイドロード」らしいところ、ここから西に行くのが楽しいというまさにその部分をここから眺めます。これはここからじゃないと見られませんから。ボクにとってのこの公園はこの景色だけなんで他に何があるかわかりません。梅なあ...梅のシーズンはこの国道とか雪のない地方の定番ドライブコースなんで何度か通りかかってるけど100%スルーしてるわ。ボクは花にはなびかないのよね...特に花カメラマンのおっさんが嫌いだし。(誰や、お前もやって言うたん) |
上の写真で見えてる部分でしょう。海沿いなのに海が写ってない写真になってます。クルマの横にある看板には「はりまシーサイドロード」とあります。大阪湾だと淡路島を除くと海沿いを行く道とかほとんどありませんし、大阪から西に進みここに来てやっと海沿いのワインディングです。ここは大阪湾じゃなく、播磨灘ですね。ドライブの楽しい道ってのは熟...これ読めます?「つくづく」ですね。ドライブの楽しい道ってのは熟思うけど絶対的に感じるよりも、相対的に感じたいんですよね、実際そうなんです。特別素晴らしい景色が展開するとか、ワクワクする道筋でもないんですけど、ここまで来てやっとこさの海沿い道、本当に盛り上がります。この場所、もうすぐ「道の駅みつ」なんですが、ここはオープン間もなくの大混雑時に行ってガードマンに「そこ止めて」と駐車スペースを支持されてイマイチいい気がしなくて以来、立ち寄ってません。いやあ自分小さいな。でも道の駅で駐車場所を支持されるのなんか嫌いです。 |
ここで室津漁港の方へ。と言っても漁港そのものではなく、国道から下ってゆく道がお目当て。撮影場所は旧道(現在クルマ不可)時代の交差点かな。新しい道路は豪快です。漁港というのは海沿いドライブ好きだと好き嫌い関係なく訪れちゃうもの。でもここは国道走っていたらスルー出来ます。でも国道250号線ドライブとして雰囲気を味わうために寄って行きます。この室津の半島、一応クルマでもぐるっと周回出来るけど、この先の万葉岬に行くのでパス。陽が南寄りに沈む時期的に秋なのでクルマで日が暮れるのをじっくり待つようなら万葉岬より静かでいいかも。多分バイクの集団は来ません。万葉岬は結構賑やかですから。逆に言えばこのルートの決定版立ち寄りポイントだからね。 |
万葉岬(万葉の岬)にやって来ました。この写真は岬の駐車場の手前、ここでいい眺めがあるんですよ。この日はぼんやり小豆島が見えるくらいですね。駐車場はホテルのと同じところを使わせてもらってるみたい。このホテルの車寄せから出るところでこんな感じで海が広がるんですよ。本来車寄せって助手席側を建物の方にするんだけど、この景色があるからここはなぜか反対向きにしたと思ってます...この万葉岬ってつばき園とかあり、こちらも海が広がりいい雰囲気だけど南向きでキラキラ光る海になるので午前中だとこの写真の方角が好き。この万葉岬って金ケ崎という海岸まで歩いて行けるようだけど、知ってる人誰か行きました?なかなかこれハードじゃないですか?そう言えば、ここのホテル、ちょうどホテルが御津町と相生市の境になってるけど面倒なことないか? |
万葉岬を過ぎれば相生湾沿いに進みます、ここらは発電所もある工業地帯でボクの国道250号線のイメージはこのあたりがそうといえばそうなんです。そしてボクにはセンスがわからない道の駅があるんですわ。もちろん意味はあるんですよ、なんで中国風なのか。相生のペーロン祭からの繋がりなんんでしょうけど。そんな道の駅をスルーして進み、ボクの趣味では国道にこだわらずだいたい県道568号線に進み、赤穂化成、アース製薬の前を通って赤穂御崎なんだけどここは今回に限り?しっかり国道250号線で進みます。赤穂御崎はまた別のドライブで行きましょう。 |
相生を過ぎて次なる市街地は赤穂市、こちらは相生のように市街地をかすめると言うより、思いっきり町中を行きますのでペースが落ちるのは仕方なし。そんな市街地を抜けて播州赤穂駅の次の駅がここ、「天和」、あー、テンホーと読みたい、読みたい、和了りたい。そうここは麻雀好きの聖地として多くの人が連日訪れることもない無人駅です。天和「てんわ」という駅名ですが、これが国道の交差点の名前は「鷆和」の方が使われてます。 |
どんどん西へ進みましょう、ペースアップします。なだらかな峠で岡山県入り(峠に名前あったっけ?)。ちなみに「はりまシーサイドロード」は兵庫県内の呼び名なんでしっかりそれを示す看板が出てます。そして大好きな日生(ひなせ)へ。ボクは国道と駅がセットになってる場面が好きで先の「天和」もそうだったっけど、日生もそう。さらにここは港までセットですからそれらを見ながらなら信号待ちだってワクワクしますよ。そんな日生の数年前出来た「備前日生大橋」ここを渡るドライブは以前にやってますから、今度は「港の見える丘公園」から眺めます。ちょっとした山でクルマでホイッと上れます。展望ポイントからの眺めはこの橋もいいけど、反対の建物が密集する感の景色も好き。 |
この国道250号線、ここで国道2号線に合流、と言うかボクの感覚ではお世話になります。そして岡山市街の素晴らしい交差点「大雲寺」で終わり(どう素晴らしいかはGoogleマップの航空画像で)。国道2号線の方はバイパスだけが国道になって旧国道になった部分を「お下がり」そてこちらが国道250号線になります、あくまでも3桁国道ですから親分の一桁国道に運命を握られてる、行動を制限される、役割を知っているという関係です。うむ、健気な国道や。今回の国道250号線ドライブは夕立受山への道を過ぎたところのセブンイレブンで終わってもいいかな?だったけどもう少し進んでしまいました。するとやっぱり気になってるガードレールが山の上の方に見える、行ってみましょう。で、笹尾山に登ってきたのです。この写真はもう笹尾山から戻り三洋堂...違う、どこや?変換ミス、帰るために山陽道目指してるところ。 |
備前市の笹尾山は舗装林道でホイホイっと上れちゃいます、これと言って何があるわけでもなく...あるとすればこんな景色。 道路からはチラチラと南側の景色も見えますが、ピークを過ぎて下りだしてからのここがハイライト、この部分だけは景色がよく見える ように開けてますね。この部分のガードレールを国道250号線から見えるのでこれに釣られたわけです。標高がもうせめて100m でもあれば爽快感も相当アップなんだろなと地形にブツブツ言ってみたり...ここ望遠レンズの使い方、センスが問われそうな景色です。 ボクは片上大橋に反応したけど、日の出狙いで行ってみようか?候補のひとつです。 |