2020年 9月21日 国道439号ドライブ 前編

前日は道の駅あぐり窪川まで行き、早朝に国道439号の終点である中村へ。
徳島と中村を結ぶ国道で中村は「終点」なんだけど、この起点と終点はボクにとって差はない。




上の写真は朝の中村市街、いよいよお目当ての国道に到着です。トンボ公園も昆虫好きとして気にはなるけど
今回は国道ですから。天気も申し分ない、やる気出てきたぞ。






影が長いですね、朝の中村市街行く国道439号。これが最初の案内距離標識ですね、電線の影バージョンになってしまいました。この写真を撮るにあたり
ローソンに駐車したのでここで先程買い出ししたんですが、すぐ飲むコーヒーは買ってなかったのでここでまたお買い物。
先の買い出しとはおにぎりと菓子パンなど。地図を見てもこれは昼ごはんの時間帯でも店もないところを走ってると思われる場合いつもやること。
さてこの案内を見ると大正で41キロ、国道381号までの距離と思っていいでしょう。国道ドライブにおけるキリにいいところ、ポイントってのは
まず国道との合流、接続ですから。
それでも40キロ、その中に杓子峠が立ちはだかります。





錆びてますが、15キロ先にある杓子峠は大型車通行不可ですよとこんな警告看板。この電光掲示板だったり、いろんなもので「峠は大型車不可」と知らせてくる。
最後の最後は道路が「非常に狭いため通行困難」と看板があり、大型車は通行不可と最後通告。(転回する場所が用意されている)。通行困難とは普通車に
対しても警告してるわけです。
この杓子峠の区間なんですが、ボクは多分初めて?かな。記憶にないのです。ボクは記憶が大事なんですよ。好きで趣味で走ってる。
思い出せないならその程度の道、もし忘れたのならラッキー、また初めてと思って走れば良し。走ってる途中で「あ、ここ思い出したわ」なんてこともありますけどね。
とにかく趣味で走ってる。手元もどこを走ってきたなどの記録は残してません。撮ってある写真と記憶のみ。(ハイドラには走行記録は残ってるかな)





南から杓子峠に向けて走行、確かに狭いね。路面も苔生えてるし古い道なんだろうなってわかります。ただこういう狭路は大胆に切り開いて作った
道と違い結構丈夫で大きく崩れた跡とかあまりない気もします。古い道は地形に合わせて作るからかな?
このへんは運転しててなんとなく
そんな気がしてるってことで詳しいことはわかりません。道幅的にはここ乗用車なら大きいサイズでも大丈夫なんだろうけど、こういうガードレールもない
狭路ってのは運転スキルと言っても怖く思うかどうかなんで運転するようになってどこかで一度こういう道で怖い思いをするんです。
そして怖いままになるか、いつの間にか慣れちゃうか。狭路の耐性は一度走り走破して自信を付けちゃうことですからね。





杓子(しゃくし)峠に到着。標高は465mですが、もうちょい高く感じたからいい峠道だったかな?切通しになっていて少し広い場所もある峠、展望はありません。
四万十市と四万十町の境になっていてこれから四万十町側を下ります。どうかな?走りやすさで言えばわずかに四万十町側ですね。道の広さはあまり
変わらないか?少しだけマシか?まあボクからすれば離合出来ないなら少々道幅があるとか問題ない。ただ四万十町側の方が路肩がしっかりしてますね。
これは大事で路肩が弱そうとか、分かりにくいと素直に怖いですから。そこまで寄ることはないにしろ、路肩がしっかりしてたらタイヤ半分近く乗せていれば
落ちないというところまで寄せることは出来ますから。京都の百井峠付近が楽になったのは路肩を補強してくれたことにあります。





国道381号から離れて梼原方面へ、次は国道197号線が一区切りってとこですかね?この区間には名前のある峠越えってのはなさそうですね。
最初の写真にくだりに「国道ドライブにおけるキリのいいところ」と書いてますがそもそもそれが国道の意義と言うか存在理由と言うか、国道と国道を繋ぐのが
国道ですから道路マニアたるもの(?)しっかりここは意識したいもんでありますハイ。
この写真の四万十町から梼原町方面へは中津川というところを経由する
道の方が走りやすいらしいです(走ったことないからこんな書き方です)。だから県外ナンバーが津賀ダムの方から行こうとしてると「こいつやるな...」
ではなく、「知らんのかい」って思われちゃう...かもね。地図では狭路表記だけど杓子峠越えに比べれば楽勝です。





四万十町の下津井というところまで来て国道から見えるのがこの眼鏡橋。どこが眼鏡なんだと思うけど梼原川に映りこむとそう見えるからね。この手ので
実際に眼鏡に見えたことないけど黙っておこう。(言ってる..)この橋は古い森林鉄道の遺構(考古学の言葉だけどこういうものにも使う)で、今も散策路として
歩けるようだけど、この日のボクは国道を走ります。
この写真は国道からだけどここは橋だけ撮っても面白くない。手前に雑草を配して左に橋も入れちゃう。
お、手前の左の方、そう言えばススキはまだだね、時期的には彼岸花。若い(?)ススキが写ってるけどこの段階だともうすぐあれほどそこら中にある
ススキもホントに目立たない。そこらに生えてる雑草もお互い順序、タイミングを弁(わきま)えてるようです。





山間部をドライブしていればどこかで対面通行の工事現場にも出くわすでしょう。信号機が設置されてるのもありますが、それよりも警備員が旗を持って
トランシーバーでやりとりしながらの方がいい。赤になるまでジッとあと何秒と減る数字を睨んで待つこともなくスムーズなはずです。対面交互通行の信号も
特に交通量がないところだと地元民が無視して来ますからね、それも怖い。
さてこの場面を説明しよう。ここに差し掛かったらこの警備員が赤い旗を出して
停止せよと。そして数秒後クルマも来ないところで旗を白いのに持ち替えて「どうぞ」と旗を振った。そこでボクはアクセルを踏み走り出したら
ダンプカーが来た。サっと警備員はまた赤い旗に持ち替えて知らんぷり、という場面です。加速が穏やかだからセーフだったけどこの警備員、どういうことや。





もうすぐ国道197号との合流、普通は撮影してるこの道の手前から新しい接続部分を経て国道に合流します。まだ国道指定になってますが
そのうち外されるであろう区間です。
ところでこの写真、彼岸花が写ってます。花はよほど密集してるか、近づくかしないとこの24mmレンズでは
まばらにしか見えません、実際は結構咲いてたように思えたけどね。で、彼岸花、ボクはあまり好きじゃないのでありました。正直きれいと思ったことないし、
特にここ数年不気味に見えてきてしまったのね(昔は結構撮ってた)。明るいところ、堤防の斜面や棚田の合間にあるのはまだいいけど、薄暗い道路脇にあって
木漏れ日に照らされたこいつは不気味で怖くありませんか?
毒もあるし(球根数個食べると死ぬレベル、触るもよくない)年々苦手になってきた。





お、ここを左折したら天狗高原(四国カルスト)に行けるのか?この標識が登場する前にも天狗高原の案内はいくつも登場しましてこれが最後通告に
なるんですよね。
普通は国道197号からの大規模林道でグイグイ走らせて向かいます。このドライブに出かけてた4連休、この日は天気も良かった。
涼しくなってきたし、新型コロナも落ち着いてるし(これは人によって感覚が違う)、夏休みも自粛の反動、国のキャンペーン後押しもあって観光地は
大混雑で、ここから行ける四国カルストもGoogle Mapの交通状況を表示させてみると...おぉ、山の上で渋滞してるやん?それとも駐車場から
溢れた路上駐車?えらいことになってますやん。そりゃこれだけ天気がいいなら四国カルスト最高でしょ。でもクルマで溢れてる四国カルストかあ...





結局、天狗高原来てますやん。でも姫鶴荘(めづるそう)の方までは行かなかった。道路にクルマが溢れてるのがこの写真のポイントからもう少し
進んだら見えたもん。
今回はあくまでも国道439号線だと言い聞かせると気が楽なんすよ、ここはまた別で「四国の山道ドライブ」として考えれば
いいんだから。県道48号、あんな道でもクルマが多かったけど裏ルートとも言える道、天狗荘あたりは今までに見たことない都会のようなクルマの量。
四国カルストの道は退避所こそあるけどこの交通量で上手く離合出来るんかいな?と心配すると...ま、それなりに心配してた事態になったりね。

この写真、バイクが連なって来ました。クルマも途切れずにどんどん来るんですよ。ボクはこのスペース結構空いてたのでクルマから降りて体ほぐし中...





はい、ここまでこの景色見たら今回は十分、引き返します。天狗高原側から進むとすぐに五段高原、ここらの路肩が広い部分からこの景色が見られます。
四国カルストも牧場ですからそんなに探索しようとどこでも入って行けるもんでもなく、基本的に県道ドライブなんすよ。
(脇道も限られてる)今回国道439号
からわざわざ混んでるの承知で登ったのはこの景色目当て、はい十分堪能しました。寄り道としては十分、普通に国道439号線走破するだけだと
地味かな?と自分でアクセントを付けたのでした。
何度もボクは言いますが、例え国道439号ドライブと言ってもひたすら国道をトレースするだけの
ドライブはしません、飽きます。
四万十川の源流地点も考えてそこはスルーしたけど(石碑まで行ったことはある)こっちは晴れてるし我慢出来なかった?





国道439号に戻りまして次なるポイントは国道33号との合流。あー、国道33号も好きなんだよな、今度はこいつもじっくり走ってみよう。
えーっと国道33号が標識に登場したぞ、あと6...m?見逃さなかったからな、なんでこんな風になるのか?誰かこっそり消したみたいになっとる。
ホントこの案内標識ってネタになるよね、SNSでもこういうの好きでアップしてくれる人が結構いて楽しませてもらってる。
ボクはたまたま後方からクルマが来てないのでここで数秒停止してこれ撮影しただけで「面白い標識を探すこと」に特に一生懸命ではないけど
「道路ネタ」が好きな人は総じて案内標識が好きな気がする。嫌いな人もいるかも?いや、今のところそんな人知らないなあ。





仁淀川ではこんな街中、と言っても小さい街なんで距離的には短いけどね。この総集編シリーズは目的地を目指すではなく道路で遊んでる感覚なんだけど
そうなるとこういう場面も道路の一部として見るのですが明らかに「見え方が違ってくる」のです。この国道の気配を感じない生活道路に
見せかけての国道に違う一面を見た気がしてね。
こういったちょっとした住宅街っぽいところも見る人が見ればどこかに見どころがきっとあるんですよ。
この写真に限れば道路標識以外ボクは反応するところもないのだけどね。あとね...メガネの「ス」ね。どうせなら名前全部入れればいいのに
入れません。あ、でも住宅はイマイチでも商店街は結構カメラの出番あるよね。古い店とか
潰れた店とか...(ごめんなさい)





さてとこの日のハイライトだろうなと思ってる仁淀川町〜いの町の「大峠」、ボクが初めてこの区間に来た時、手元の地図では険しい峠道なんだろうなと
思って来てみたら新大峠トンネルが完成してたんですよね。当時持ち歩いてた地図では予定の点線も無かったのに。でも旧道走ったんですよ。
2ドアクーペで四国の山道走ってた頃。で、今回ももちろん旧道、すでに国道では無くなってますが、もう道路のことすっかり忘れてますからね。
ちなみにこの新大峠トンネルは2000年開通、当時愛用してた地図帳を引っ張り出してきて見たら1999年発行でした。
この峠に限らずだけど、今回は中村から徳島向きに走ってますが国道439号をこの向きで走ること自体初めての区間が多いのです。(向きが違えば新鮮)





お前生きてたのか?いやこれ死んでるのかも知れないけど。これ元は国道439号の通称おにぎりと言われる標識の支柱です。国道指定が外れると
わりと直ぐに標識の部分だけ外されます。ボクとしては標識に「旧道」マークでも考えて貼り付けるなりして欲しいのだけどね。で、この外されたやつはどこに行った?
新道で使い回すことはないやろ?それ欲しいわ...あ、いやさすがに邪魔だわ。
でもどうしてるんだろ?オークションでもすれば欲しい人が買うけど
公的なもので法律にも関わるからそういうことも出来ないんだよな。それとこの支柱に残る「池川町」ね、この名前も今は仁淀川町になりもうないわけで
そのへんもボクは反応しちゃいます。
歪んだまま放置されてたり結局は支柱まで撤去するの手間だからそのままになってるだけでしょう。





西から大峠トンネル(旧道)のところまで来ました。ここまでは普通の狭路、って言い方も分かりにくいけど、特別狭ければそのを記事にしますから。
ここに来て嬉しかったのはこの標識、国道の標識と言ってもいいよねこれ。吾北(ごほく)ってのも当時の名前、いまは「いの町」です。
ここまで広くなってるのはよくわかんないですね。
地図にはない分岐がここにあって帰宅後のGoogle Mapでチェックしてみたら伐採作業用?
最近はもうこういう道には突っ込まなくなりましたね。以前は「地図にない」って部分にソソられたもんですけど。でも今はっきり言うと
そういう道に突っ込んでいい景色や得したことないと言い切ってもいいです。でも当時は楽しかった、それだけでいいんです。





大峠トンネルを抜けて東の景色を見渡せる...って程でもないけどね、木々の合間から覗けるってところから。ボクは旧道から新道(現道)を見るマニア?だから
一応見えるかな?と、あれそうかな?小さく見えるね。これは帰宅後にチェック、走りやすそうな道路は新道しかないから間違いないが一応拡大してみる。
さすが2000万画素、こういうところで画素数の恩恵に預かる。元々ボクのドライブ写真はここでのサイズ以上にすることもないので
ずっとメインで使ってた1200万画素の一眼レフで(オリンパスE-5)十分だし、PCの負担も少なくていいと思ってた。画素数なら
コンデジのRX100の方が大きかった。こっちは2000万画素。PCの負担の話ですが、RAW現像すると今使ってるPCは数十秒固まります。





峠道を下ってると...あ、作業中。こんな道をクルマが来るとは思ってなかった?でも来てしまったんですよね、緊急工事?連休中だよ。
作業員の人は慌ててゴンドラを降ろし、アウトリガーを戻し、先の広いところまで避けてくれた。こっちを気にして大急ぎでやってくれたけど
どうしても道路で作業しないといけないことは自分もわかるしボクは「ゆっくり焦らずにどうぞ」と余裕だったけど、作業員の人は大急ぎでした。
この時に限らずボクは宅配便が車線塞いでるとか、工事してるとか道路での作業に関しては寛大で趣味のドライブではイライラしませんとはっきり
言っておきます。この余裕がないとドライブなんて楽しめません。
明らかに手際悪くて指示がなってないとボクの方から指示が出るかも知れませんけどね。




土佐町の東石原というところまで来ました。ひとつ上の写真tの間で温泉に浸かってきたんですが、ボクの基準で「あかん」になってしまったのでスルーです。
基準はいくつかあるんですが、ひとつに「桶に湯が貯まるのに10秒以上かかる蛇口からの湯の勢い」ってのがありましてね。(20秒以上だった)
写真の場所に戻りまして、ここは新しいトンネルが開通してました。そして旧道に左折してUターンしたところ。どんどん改良されて初めて走った頃の
面影ない感じです(特に県道6号線より西で)。
で、また言わせてください、四国に来る度にこれボクは書いてないかな?ここ50キロ制限ですわ。
制限どころかボクは50キロ出せません。四国は普通にセンターラインない道で50キロとか兵庫県人からすれば驚きですよ。(24mmレンズだから道は広く見えるけど)





あれ、曇ってきましたね。ここは国道439号から逸れて高知県道265号、早明浦ダムのダム湖なんだけど、吉野川ですね。これに沿うのは県道17号が
メインなんですが、対岸のこの県道は多分走ったことありません。と言うわけで時間も中途半端な夕方にもならない16時くらいから寄り道。赤い橋が見えますので
あそこまで行って県道17号で戻ります。水がいっぱいですよね、渇水時には大川村の旧役場が姿を現すのでもしそうなればもう少し進んでその姿を
見ようとしたでしょう
。でも渇水時のダム湖って結構痛々しいのでホッとする満水時の方がやはり好きかな。昔は早明浦ダムって渇水のニュースで
おなじみだったけどすっかり聞かなくなった。水資源の使い方が変わったのか雨が増えたのかどっちでしょね。



32ごうせん

高知県道265号から柚ノ木橋で県道17号へ。
この四文字熟語、分かりやすいですね。この「橋上一車」、「きょうじょういっしゃ」と読みますか?
これは高知県道だけ?高知オリジナルですかね?この橋は「14トン」の制限があるので離合出来ないから双方から進入しちゃダメだけど、普通車なら
数台でも問題ないと思うけどね。でも「橋上一車」とあったら仲間内でも前車が渡りきってから...ですかね。
この後は国道32号に合流するので
キリが良いので今日はここまでにしましょうかと。この国道32号に出てすぐのところには「ひばり食堂」ってここらじゃ大盛りカツ丼などで有名な
お店があるのでお腹すかせて夕方行ってみるとやはり開いてない。ネットの情報では開いてる時間だけどコロナの件以降変わった?今回も食べられず。



   

ひばり食堂をスルーして結局は南国まで行き最近ちょっと苦しんでるジョイフルに行ってサイコロステーキ食べてました。あとは南国の道の駅に
行って寝るだけなんでしばらくジョイフルで過ごしてたんだけど、渋滞すごいのね。左右のスクリーンショット、どちらも50キロ以上の渋滞で、その中で
また事故が起きて...という状態。結局この2つの大渋滞は日付が変わっても解消してなかったです。(もうボクは寝ました)
4連休以上になると最終日の前の日の夜が混むんだけど、この連休は「半年ほど行楽を控えてたんだぞ」の反動もあったのかな。
とりあえずに大渋滞お疲れ様。予定があるなら混んでても突っ込まないといけない。そして「避けられる人はしっかり避ける」。おやすみなさい。




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