2020年 10月31日 奈良県紅葉ドライブ(大台ケ原公園川上線〜その他)

3週続けてのドライブなんて気合が入っておりますね、自分でもそう思いました。
紅葉ドライブと銘打って出かけるのはここ数年あったっけ?一眼レフデビューした頃は紅葉追っかけまくってましたが。




この日まず目指した奈良県道40号大台ケ原川上線。山の稜線付近を行く景色のいい道。
こんな感じの景色を楽しみながら走る。南側はどーんと景色も広がってます。紅葉や桜を見にゆくドライブはSNSなら速報性がいいけど
WEBにしてこういう記事にしちゃうとタイムラグが発生して写真を見て「いい紅葉だな」と思ってもその時にはもう遅くて「また来年」ってことになっちゃう。





先週は和歌山県、今回は奈良県。どちらにしても日帰りなら早朝と言っても5時台出発でいいし、この時間なら大阪市内も一般道で突破です。この写真「近鉄前交差点」
写ってる大きなビルがハルカスです。ここを抜けて国道309号線で千早赤阪村の方に向かいます。
マニアックというか、道路と会話出来るボクからすると(?)
喜連瓜破のあたりで国道309号と国道479号(内環状線なんでウチカンと呼びます)が並走したり、重複したり、離れて行ったるするあのあたりは
国道同士が何か話してるようで面白いです。え?そんなんアンタだけって?そうだと思いますよ。でもそれに気付いたら面白いやないですか。
国道309号が「そんじゃ奈良の山行くわ」国道479号が「寒いやろ、俺大阪でええわ」と言ってるのがこのあたりです。





大台ケ原の方へ向かうとなればまず大阪から国道309号なんですが、富田林、千早赤阪、御所、大淀、吉野と結構遠いんです。そのルートで盛り上がろうと
すれば水越峠、ここは旧道がまだ国道のままなんです。どの段階で国道指定を外すのか基準がわからんのですけどね。この水越峠、数年前に強かった台風21号の
影響で通行止め。どちらからも行けるところまでは行ってみました。
この写真は奈良県側の行き止まりである「祈りの滝」のところにある国道標識。完全に気を抜いて
木にもたれかかって休んどります。この標識がもし手前に傾いてたら「大丈夫か?しんどかったら病院行けよ」と言ってやるのだか、この標識みてると
「どうせここで通行止めだし、いつここが国道じゃなくなるかと思ったらさあ..」とすねてるようにも見えます。ボクは標識とも会話出来るんや..





予報通りの晴れ、雲ひとつない晴れです。吉野町宮滝で国道370号と分岐したところで気持ちのスイッチが入ります。で、間もなく大滝ダムに
着きます。ボクが前の前の前のクルマで特に紀伊半島の道は走り回ってましてこの国道169号もよく走ってましたが、大滝ダムが出来てからは
出向く回数も減りました。今回はその大滝ダム工事で集団移転した白屋地区へ。跡地が展望所になってたりします。この時期はススキがいっぱいで
視界を遮っちゃうくらいでした。ダムが出来ても別にここから住めるんじゃないの?と思える気がするがダム工事でこの地区には
亀裂。地滑りが発生、さらに今後も発生するであろうと移転していった。これは関西ではまあまあニュースになってたところ。国道からのアクセスはいいです。





国道の標識も撮っておきたい。ここは大滝ダムから上流へ進み次のダムである大迫ダムも通り過ぎてちょい進んだところ。遠くにループ橋が見えてきた。
ここで山の上の方の木がよく色づいてるのが確認できる。ところでこのダムのある川は和歌山県に通じて紀の川になりますがこれは和歌山県の川の名前、
奈良県内では吉野川です。徳島県にも同名の川ありますよね。川の名前が変わるというのはボクとしては反応すべきポイントが増えるだけ得するようなもの。
道路なら「ここから県道でここまで林道」って場所だけで楽しめるんだから。川の場合はそれが県境なり河川の合流地点だったりでしょ?十分おかずになりますわ。
道路はここらからさらに快走度が増しますが自分の記憶の限界ではここらからしばらくが最後まで残った国道169号で熊野方面に抜ける際の「走りにくいところ」だったな。





ついに当サイト21年目で初の縦構図です。そもそも縦構図は滅多にやらないと言うか、不自然なんでやらないのが普通。決してしないと
決めてたわけでもないです。ただ言い分としては人は目が横に並んでるので見たまんまのものを撮るなら縦構図はあり得ない。縦構図というのは
作品ではあるけどボクの撮る「ドライブ写真」にはなってなかったのね。
だからボクの場合パノラマ写真って興味ないのね。ボクの基本はピントは一番遠い部分に
合わせてボケないようにして、きっちり水平を維持する。縦構図の定番の滝だってずっと横構図だけでした。
そんなボクだからこの場所、この写真は2枚に分けて撮ってやろうかと思ったけどそれは却下。このコーナーは縦構図もやる?(滅多にないです)





横構図だとこうなる。ループがデカイ。
ところでこれを撮影してる道。通行止めではあるものの、バリケードもなく走行してる痕跡はあって「行けるんか?」
と注意して進む。もちろんクルマがぶっ壊れる事態になっても「行く」と決めた責任はもちろんある、探検気分でドライブする人は何かあった場合も
道路のせいとかにはしてはいけない。
落石も多いがそれよりも途中で「あ、これは通行止めだわ」ってところはあった。そこはくぐり抜けてこの撮影ポイント。
思い出すな、このあたりは対面通行の信号が常設されてたところだっけ?よく走りに来てた頃だから来るたびに工事が進んでて早く出来ないかな?と
待ってたもんだ。当時は気持ちよく走る道ばかり地図見て探して追い掛けてた。結局落石だらけのこの道からこのループ見上げるドライブを楽しみとするとはね、





ここは奈良県道40号の終点、国道169号から大台ケ原に向かう分岐からすぐのところです。ここからしばらくはバスの対向にビビりながらなんですが、
時間帯からしてこっちに向かってくるバスは路線バスくらいのはず。もしバスと遭遇したらもうそれは「当たり」と思って下さい、そしてバスのドライバーも
大変ですねと思って下さい。狭い道で苦労するのは大きい方です。
ここ思い出すことがあってね、この写真の場所付近、熊野の方から新伯母峰トンネルで
川上村の方に出たら思いっきり雪が降っての積もっての...ノーマルタイヤのスカイラインで「えーー!」となりました。当時はそんなにここらは
雪なんて降らんという認識のドライブ初心者だった。当時のクルマは外気温計もなく今より情報も現地で得にくい頃。滑るように下って行きました(いや滑ってた)。





県道40号の狭く暗い区間はそれほど続きません、夕方、大台ケ原帰りのクルマが増える時間帯に逆に走らなければ対向車に苦労することはないでしょ。
そんな区間の中のボクの楽しみはこの眺め、国道のループを見下ろすんですね。この日はあのループ橋の下を走ったけど、その道は惜しい、見えません。
この眺めは走りながらだと見えませんが、景色が広がってそうなポイントはそんなにないのですぐわかります。ここからの写真はずっと前から写真館でも使ってる場面、
どこから撮ったんですか?と問い合わせのメールとかもあったのでそれなりに反応しちゃう眺めです。この写真を撮るためだけに「スタイラス1」を持ち出しました。
これコンデジなんだけどF値2.8通しの28mmー300mm相当の望遠ズームレンズが売りで中古でもホント?って値段が付いてたりする。




奈良県道40号はそのまんま「大台ケ原ドライブウェイ」となりますが、短い伯母峰トンネルを抜けてからが本番でしょう。時間帯的にも紅葉が一番映える瞬間
でしたね。それとここはまだ標高がそこそこ高いところまで来ててもまだ低い部分、ここでこれだけ紅葉も進んでると終点付近は終ってるかも?
道路の説明を軽くしますと。道幅はこの写真でセンターラインがありますが、それ、たまたまです、基本的に2車線ないと思って下さい。ボクは逆にその方がいいです。
全線2車線だと走行ペースが上がっちゃう。道路沿いにはまあまあ駐車可能なスペースがあるのであちこちボクなど止まってゆきたい派、これ1.5車線だと
都合がいいんです。しかしクルマがどんどん終点に向けて走ってゆく。9時前に満車になっちゃうんじゃないの?(あ、ボクは終点まで行きません)





県道からの山の景色です。単純なこういう風景もこれくらいクリアなら撮りたくなりますよ。右の大きな山は大普賢岳ですね、大峰山は県道からは
ギリギリで見えないのかな?部分的に北側に景色が見えるところがあるのでそこから見えるんだろうか?
以前に大台ケ原は山頂まで珍しく?歩いたことが
あってそこからの景色は感動。だけど県道からのこれでもクルマのすぐ横でこれはなかなかです。どんな木があり、どんな山の形でと少しでも
霞んでるとわからない情報が全部目に飛び込んでくるのがたまりません。
よく見ると大普賢岳の方に道らしいものがありますね、後であそこにも
行ってみましょう。その道も行ったことはあるけどこんなに晴れてる日じゃなかったからね。





この大台ケ原ドライブウェイ、以前からひとつ噂があってそれは嫌だなあと思ってることだけど一般車通行禁止にしてバスとかの専用道路になるのでは?
というのがありました。ひとつに乗鞍スカイラインが環境対策としてそうなったからもしかしてここも?となったわけですよ。実際マイカー規制に関しては
すでにあれこれ話
もあってシャトルバスを運行させる案とかね。
紅葉のこの時期に何度か訪れてるボクの感覚では全国にもっと混雑が激しいところあるので
何をそこまでして...とは思うけど恐らくはどこの観光地も道路とマイカーで潤って成り立ってきたのに混んでくると「困ったもの」扱いにするものなんだな。
これ前の記事の生石高原でも触れたけど一般ニュースで「見頃です」とやるの止めるだけでコストゼロで簡単に適度に収まるんとちゃいます?





見上げる紅葉もあれば見下ろす紅葉もある。見上げる方が当然多いわけで色付いた葉に太陽の光を透かせるパターンが好きですよね。そう言えば
そんな写真撮ってないけど。でも以前はそんな写真量産してました。
この写真は見下ろす紅葉、おっと、すでに終点の3キロくらい手前でUターンして
戻りながらまたクルマを止めて撮影、進んではあたりウロウロとやってます。多分ビジターセンターは満車でしょう。200台のキャパは普段はともかく
シーズンピーク時には対応してない。
県道もそのうちクルマが溢れUターンして逃げるも苦労すると思ったし、やはり終点に近づくと紅葉も終わってる様相。
登山しないなら多分この日のボクのようなドライブで満足でしょう。関西では最高ランクの山ドライブ県道です。




伯母峰トンネルまで戻ってきました。ここで写真を取ろうとしたらバイクにおっさんが立ちションしてたのですぐ前まで行って終わるの待ってやった。
いかにも「ドラレコで撮ってまーす」って感じで。クルマを止めてる方、こちらは村道で道筋からすれば1966年に新伯母峰トンネルが開通する以前の国道だと
思われます。で、これが驚き、ここが開通したのは知っていたけど、地図によっては以前は道路表記されてたもののそれすら消されてしまった道であり、
それが復活するとは思わなかった。今回初めてこの道を通りました。こちらのルートが使えるのはありがたいです。国道に合流するところは以前崩落があり
巻き込まれたクルマで死者も出たところのすぐ近く。和佐又トンネル開通で崩落場所はもう通ることは出来なくなってた。よく走ってた頃でこの崩落、結構衝撃だった。





4枚上の写真で道らしいものが見えると言ってたところ、このへん?かな。和佐又山を行く道で険しいジェットコースター道路。先にボクはトンネルを
出たら雪で...と書いてますがこの和佐又山ってスキー場ありますもんね、
当時は本当に奈良に雪が積もるとか実際に見たことないから想定せず走りに
びっくりしたもん。当時はこういう知らない故にネタになることをいっぱいやってたな。今は情報も多く、経験値もそれなりにあるからネタになるチョンボは減ってる。

この和佐又山は現状登山口としての山、道になってましたね。ボクとしてはこの写真撮れただけでヨシなんで上ってすぐ下ってというだけでした。
この写真、左に電線写ってるでしょ。ボクはこういうの消しませんから。今までの数千枚の写真、これからもそうします、電線は消しませんので。





この日の予定は国道169号ドライブとして池原ダムに寄り、さらに進んで竹筒で北山川の眺めを見て基本的には再び国道169号で引き返そうと思ってた。
実はそれ最初の案がボツってましてこれは国道309号線の行者還トンネルから西で全面通行止だとネットで調べて諦めていたから。紅葉ならこのルートと大台ケ原を
合わせるのがボクの定番。
この写真は国道309号との交差点を通過してすぐ。あれ?通行止めの看板が立ってない。行けるの?と、この場所でチェックすると
道路情報のサイトの解りにくさは問題やで、大きく全面通行止めとあるけど分かり難いところ(バーをスクロールさせないと見えない)に小さく小さく22時〜6時と書いてある。
つまり行けるんですよ、これなら全面通行止めと書かずに夜間通行止めでしょう。
とりあえず気付けたのでここは最初の案に戻り国道309号に進みます。





案内標識の下あたりにクルマ置いたんだけど日陰なんでもう紅葉と案内標識の写真にしちゃおう。この案内標識は20年くらい前ですでに何かが当たってました。
あんな高さはなんでや?となるけどだいたいは道路での工事の際に重機が当てるとかですね、相当な力が加わってますよ。この国道309号はいつの間にか
国道になってますけど(もう結構経ちますけど)、以前は行者還林道という道路で繋いでました。道路は今と同じです。以前の地図を見てみると
国道169号分岐から天川村の方ではみたらい渓谷のあたりまで林道扱いでした。だからこの案内標識を見た時に「あれ?国道になってる?」と
思ったの覚えてます。この国道、特にトンネルの東側の道筋がすばらしく、「ナメゴ谷」という見どころ(?)もあるけど、あんまりそれボク反応しないな...





探してきました2003年って画像データにあるけどこの時代のボクの画像データの日付は怪しいのもあるからな、でもスカイラインならだいたいそんな頃。
同じところで写真撮ってる、進歩してない?(右側に寄って止めてるな、今はこんなのしない)この写真を貼ったのは案内標識のダメージを確認するため
なんだけどやはりそのまま。あれ?でも先日の標識には下の方に白いラインが入ってるけどなんだろ?
昔の写真と比べると面白いもんで
時期も時間帯もほぼ同じですよね、これ。この古い画像のフォルダをチェックしたみたら同じようなルート走ってますわ。同じ場所で撮ってる。
でも当時は見て感動するだけで満足だったドライブ、今回は以前のことを頭に入れた上でいろんな思いがいっぱい詰まった上で感動したドライブ。





ここまで走ってきた道路が見下ろせないのが残念ですが、景色が広がったところで山景色を再び堪能。大台ケ原ドライブウェイからもクリアな景色を見て
こっちに移動。太陽も移動してくれたのでまたクリアでくっきりした景色。遠くの山並みで中央少し左のピークは辻堂山、そのあたりから大台ケ原ドライブウェイから
県道226号を繋ぐルートがそれとなく見える。さらに向こうを見ると大台ケ原ドライブウェイも道路があるのがそれとなくわかる。
高画素数とクリアな景色の
組み合わせって帰宅してからPCでこんなに楽しいのね。一つ上に古い写真は300万画素くらいのカメラだったからこの写真にような山景色を撮っても
帰宅後のPCで「現場で見て気づかなかったことまで写ってる世界」はなかった。このポイントはただの道路沿いだけどいい眺めです。





紅葉の写真ですがこれどうです?そう、フェンスと補強された斜面が写真に入ってる紅葉。世にある紅葉の写真は絵になる寺院などを除けば人工物を避けます。
ボクも基本そうですね。基本としたのはこの写真みたいに人工物、それも道路に関するものは受け入れてしまえというもの。この写真も上半分に
すれば人工物のない紅葉です。
これね、ある意味妥協かも知れないけど、たった20年ほどのドライブ趣味で走り回ってきて見たものとして山道の多くは
やはり崩れます。そしてそこは修復、補強されても元には戻りません。その部分を「絵としてやはり避けてきたけど」今になってボクは撮る人として受け入れます。
道路を維持管理してくれてる仕事に感謝して「道路のコンクリート等」も当コーナーに登場します。もちろんこれは貼る写真の枚数が多いコーナーだから、だけどね。





自分の趣味でガードレールは入れて撮ります。
撮ってるこの道も谷にチラッと見える道も国道309号。このポイントが行者還トンネルから天川の方に下った
側ではハイライトですね。小さな国道309号の標識が立ててあるので130と131の間になります。前回は時折小雨が降る時にドライブしたこの道だけど
この日は雲ひとつない青空。どこであれ「その道路最後のドライブ」は晴れの日にしておきたい。以前は違いましたよ、「天気悪けりゃまた来ればいい」だったから。
そういう意味ではリベンジ完了。こちらの道は大台ケ原ドライブウェイほどの交通量はありませんが行者還トンネルの西は登山客用の駐車場があり満車。
紅葉の時期であるこの日くらいがもしかして年間でピークの日だったかもしれない。
ボクとしては紅葉ドライブルートでここ選ぶ人は「なかなかやるな」と思ったり。





この写真は2013年11月3日の同じポイントのもの、曇っていても見事です。この時のドライブは先日の逆でこの後が大台ケ原ドライブウェイでした。
紅葉は雨でもいい、なんなら霧が出るくらいでいいとよく言ってたボクなんですが、撮影となるとカメラにも雨対策が必要だったりするので細かく言えば
雨上がり直後が一番っすね。これは狙うの難しい。ちなみにカメラの雨対策は本格的にするのも面倒ですね。いくら防滴防塵である程度濡れても
いいとしてもレンズに水滴付いちゃ駄目なんで。気をつけてもこれ付いちゃうんですよ。一時期傘さして右手だけで重たい一眼レフ扱ってました。

あれ?今回のドライブ、行者還トンネルの写真、記事はないの?はい、トンネルのところ、工事現場になってておっさんが昼寝してただけでしたね。





ドアミラー越しに撮ってます、車内からのコンデジ撮影です。国道309号の紅葉も標高が下がりまだですね。
川沿いになりこのままみてらい渓谷に向かう
ところですが、この区間、結構な距離がなかなか対向車に苦しむんですよ。交通量、退避所の数、道路の見通しの悪さとあってこの日も両方から複数台が
狭いところで鉢合わせ、ここを突破するのに7〜8分かかった。ボクの前方3台目が先頭で鉢合わせになり、向こうも数台来てたのでボクはすぐに狭路を
バック、ボクの後方からも来ると考えて少しでも広いところまで急いで下がったりね。この川迫(こうせ)ダムあたりの区間、チームワークがないと
狭い道で双方からのガチガチになっちゃいます。
この道の貴重な退避所を駐車場代わりにしてるクルマは山奥であっても駐車違反で取り締まって欲しい。





道の駅吉野路黒滝で1時間のしっかりした休憩を取ります...いや、言い方変えます。お腹痛くなって動くの控えてました。また旧道めぐりをこの日の後半に
残してましたからね。では行ってみましょう、国道309号の旧道で切抜峠です。黒滝から西吉野(五條市)へは長いトンネルでズッドーンですが、そのトンネルの上、
地図では新旧のトンネルが交差してます。初めてここを通った時はすでに新笠木トンネルは開通してまして喜んで新しいトンネルで。次にこの方面に来た時はこの旧道
を走りましたね。スカイラインの頃です。
以降は旧道が通行止めでもしかして埋めちゃうのかな(旧道が廃道化することをボクはこう言ってる)と心配したけど
健在です。
1970年に出来たからこの笠木トンネルは半世紀、今も走ることが出来ます。西吉野村の古い看板、「220m先」ってトンネルの中?きっちりしてますね。





国道309号の旧道トンネルでも川合隧道は1956年開通だからひとつ上のくだりの笠木トンネルのさらに16年前に通じている。どちらも50年以上
経っているのでパッと見で差はあまりないけどこの時は北側入り口付近は水たまりが残っていて凸凹もあり古いトンネルに対して敬意を持ってるボクとしては
やはりこちらは緊張度(?)が少し上がる。
なのに...まあ古いトンネルなんて単に「古い」として肝試しの会場にされちゃったりするもの。
ボクはよく言うけど古いトンネルなどは道路遺産だし、今も走れるということに感動すらするのにお化けが出る?ボクがこのトンネルやったら肝試しやってる人の
肝を潰しにかかりますハイ。苦労して作って当時は役に立って感謝されて人の命だって救ったかもしれないのですぞ。





またトンネルか、と。ここは奈良県道48号の小南峠のトンネル。素掘りで高さ制限2.3m、このトンネルは1901年(明治34年)開通だからね。
この県道はいわゆる「険道」で1車線区間も続くし、普通に走っていても案内もないし、ナビもここを案内することはないと思う。ただ歴史のあるルートだし
狭路オッケーのドライブ好きはしっかり抑えておくべき道。薄暗く苔も生えた緑の道、民家の間を行く場面も県道っ気など全く無く走り抜けるのはマニア。
この道、ボクは初めて来た時はどうだったかと言うと、川上村の方から林道でやってきてので県道だから楽かな?と思ったら林道より
ハードだったという山道走りまくってる人にはまあまあある話。全国版マップルも近年ここに「すれ違い不可」と入れてるけど、その文言地図に入れだすとキリないぞ。





奈良県道48号の写真も帰りの阪神高速の写真もあるけど、一気に尼崎まで帰ってきちゃった。ドライブ記事の終わり、天下一品です。
帰り道は結構しんどくて県道48号線から下市、御所、千早赤阪、富田林と朝来た道で戻ります。お腹空いたけど渋滞してる国道沿いの店はパスして
三宅ランプ(ここまでしんどい)から阪神高速で帰っちゃいました。
天下一品は家から歩いて行けるところ、ドライブで使い切ったエネルギーを補給します。
そういえば家から歩いてゆけるところに天下一品があるのは羨ましいってツイッターでもコメントもらったな。思えば前の高野龍神スカイラインの
ドライブの夜も同じく天下一品だった。走行296キロの日帰りだったけどなかなか自分らしい濃いドライブが出来ました。


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