2021年1月1日 年末年始九州ドライブその4

その4は元日のドライブ。九州入りして5日目になります。
当初、目論んでいた九州ドライブとは違って来たけどそんなもんです、その日その瞬間決めながら行きます。




寒波の風雪から逃れて宮崎県入りしてジワジワと北に向かうドライブはこの日も続く。
元日と言うことで初日の出を見に行くことに、これが唯一正月っぽいこと。後はいつもの自分のドライブ満喫。





明けましたからおめでとうですね、と言うわけで?元旦を迎えました。初日の出というのは正直なところ、興味あるのかどうでもいいのか自分でもわからんのですが、
天気が良くて海からの初日の出が見られる場所にいて朝起きることが出来たら...というレベルなのでした。えっと、もうひとつ付け加えて言うならクルマで
日の出時間まで待機出来ることも条件にしよう、寒い中カイロ貼りまくって日の出を待ってたことありましたが、もうそれは卒業です。
ここは日向市の美々津海岸から
少し南に移動して石並川の河口ですね。初日の出というのは南東からになるので日の出の方角をアプリで教えてもらうこともないですね。ここも日の出時間まで
クルマで待機、低い雲が雲があるので10分くらい遅れて太陽が出てきた瞬間です。太陽の出現もこの高さだといきなりこの明るさです。






一晩潜伏した「道の駅つの」から初日の出を見に行った美々津海岸は10キロほど北。その後、南に戻ります、お目当てのものがありますから。これがそれ、わかります?
リニアモーターの実験線跡。ボクが子供の頃は山梨県ではなくまずこっちでした。500キロ出すのにこの距離で実験になるのか?トンネルとかないけどそれでいいのか?
など考えるようになるとここが実験線として使われなくなる理由もわかるわけです。この写真はその実験線の南端部分。ここらの人は躾がいいですよね、こんなの
都会なら絶対に落書きされると思うけどいい感じでそのまんま残ってる。ただ上部のここから見えないところはズラッとソーラーパネルが並んでるそうな。
とりあえず正月最初のミッション、それは初日の出ではなく、この実験線のここで撮ることだったのでした。






南端に行ったら北端にも行きましょう。こっち側はもう怪しい研究室のようになってます。今もここは研究施設なんですがどうしても怪しく見えちゃう。
怪しいとだけ連発して次の話題に移るのもなんですからここ、宮崎実験センターのリンクも貼ります。普通の人にはわからないです。
はい、明るいこの朝の時間帯に来たかったから前日は宮崎市街あたりから妙なまでにスローペースで活動してたわけです。
なんならこのままリニアモーターカーの話をしてリニア中央新幹線計画のこととかしだすとおかしなことになるのでドライブの話にしておきますね。
ひとつ静岡県で揉めてるのは南アルプスの間ノ岳に県境があるからでJR東海は昔ここに境を決めた人に八つ当たりやね。(こんな話が面白くて終わらなくなる)





国道10号に戻り日向市街方面へ、久しぶりに日向岬に行ってみます。調べてみたら2008年の大晦日の早朝に行ってます、12年ぶりですね。
こういうところは12年じゃほとんど変わりません、変わるか変わらんの話なら道路や街の方が面白い。最近、東尋坊がリピーターが来ないと
記事になってたけどあんな観光地は変わらないんだからリピーターがなど来ません。ボクにとっての日向岬もどちらかというともしかしたら
もう行かないかも?と思ってた時期もありましたけど。そういうところも総集編としてドライブをすると行くんですね、我ながらこの企画はいい、
行かないかも?と思ってたところに行ってみようという気にさせるんだから。
ここは馬ヶ背に向かって歩くと登場する柱状節理の景色。





眩しい太陽に向かって歩いて馬ヶ背展望台に向かいます。以前訪れた時も朝でしたが、夜明け前にはもうこの場所にいたような早朝でしたから
同じ時期の朝でも違います。
それにしてもこの海に向かって進むここはテンション上がりますね。突然バーっと景色が広がる場面に出るのもいいけど
こうやって一歩ずつ先端にある展望台に向かって進むこのパターンもたまりませんね。一応展望台というのはこの先にあるところなんですけど
もうこの場所からすでに展望所なんですよ。そういう意味において。
このあたりは延岡あたりの海岸沿いから日南海岸までの間になり
結構さっさと国道なり新しい高速道路でスルーしてたけど10年以上ブランクを開けてしまってたのはもったいなかったか?






展望台まで歩いて振り返るとこんな感じ。先に灯台まで行きまして、次に展望台の方に来ました。24mm相当のレンズだと収まらない景色が振り返っても
展開してるんですね。縦構図にして柱状節理と灯台の写真を撮ってみたりいろいろやってみましたが収まらないのなら、収まらないで、出来るだけ
収めようとして撮るとこうなる感じ、これもまた景色の大きさを表現しちゃう方法。
左の方は写ってないだけ、海岸線がずっと見えてます。
この後は駐車場に戻りますが、ここは下ってきたので戻るところで階段をまあまあ上らないといけません。
小さく写ってる細島灯台、あそこも景色いいしいいところなんだけ迫力ある馬ヶ背展望台の方に来ちゃうと霞んじゃう。先に灯台行きましょう。





九州のドライブをしていても紅葉がちょこちょこ残っていて楽しめるほどじゃないにしろ、アクセントになってくれます。ここは日向岬のクルスの海という
ポイント、十字に切ったような海岸線の景色ですけど、そんなにボクは反応してないのでここよりもっとはっきり見えるポイントがあるのかもしれないけど
ここしか行ってません。前述してるけど「何かに見える系」の岩や景色は反応薄いのです。それよりも穏やかな海と海岸線です。
この日向岬の道路、距離は短くともなかなか海沿いのいい道になっております。もうちょい距離があれば道路名付けてあげたいくらい。
そうしたらボクが「いい道だよ」って絶対取り上げてたよね。最低5キロからですかね?規定打席的なものがあるなら。






このドライブ2つめの「米ノ山展望台」です。読み方はどちらかが「よねのやま」なら区別できますが同じく「こめのやま」なんですね。
日向岬に行ったなら同エリアなんで行きましょう、ここは海の景色でもあるんですが細島港方面がいいです、街を見下ろす夜景スポットでもありますね。
ここの重要なところは展望台に登るより駐車場の方が景色がよく、ここもしっかり伐採してありますよね、これが駐車場からの眺め、
展望台に上がると木々が邪魔という...細島港は30年くらい前は大阪からフェリー出てましたよ。2日に1便くらいだけど(記憶の限界)。
消してはあるけどどこだったか忘れたけど日向市内で以前は「フェリー乗り場→」みたいな案内の跡があってちょいと反応しちゃいました。






展望台めぐりっぽくなって来ました?今度は遠見半島に行ってみます。近くに桃源郷岬ってのがありますがここは時期外れしか知らないので...
展望台は着いた広い駐車場からすでに海の景色は広がりますがその先の展望台付近までクルマでも進めます。(まず他のクルマなど来ない前提です)
この展望台がぐるっと見渡せてそれなりに標高もあるしいいんですよ。木製なんでいつかは弱って立入禁止になる?と心配までした。九州の東側を特に急ぐこと無く
ドライブするならどうぞと。
東九州自動車道が出来てしまって無料で快適、国道より内陸側を一気に進んじゃうのでさっさと宮崎まで行ってしまう
人が増えたと勝手に思うと余計にここなど海沿いを丁寧にドライブするのがよろしいかと自画自賛。(いや、想定外の速さで東側に来ただけ)





時間が中途半端だったんで高速道路ワープ使用で延岡市内でも北浦町の市振まで来ました。「↑直海、蒲江」の標識があるんですがここは
県道122号です、県道の番号欲しいんですけど。このまま進んでも宮崎県内は県道の標識が登場しませんでした。(見落としてたらゴメンです)
この道が1車線で頼りなく伸びてるここにこの案内標識はなかなかナイスなんだけどね。
ちょいと心配は年末の寒波で風が吹き元々枯れ葉やらが
道路に散乱する道が例年以上に散らかってる状態かも?ということ。自分で自分のこと知ってますが、ウギャーこれは...ってことになっていても
この先にお目当ての展望台があれば行ってしまうでしょう。それがわかってるから怖い。思ったより散らかってないことを祈ります。






県道を進むとこの案内標識、これに展望台とあれば行かないわけには行きませんよね?って人は多いでしょう。もちろん今から行きますよ。
ひとつ気になるのは茶山展望台の英語表記ね、展望台は「Observatory」でいいと思うが「Observation Floor」ってのはあまりないかな?
単純に「Viewpoint」でいいと言うか、ここに至ってはこっちが正解だと思うけど、これは作った人の思いだとしてFloorでいいんでしょう。
ここまでの道路の散らかり具合は毎年こんなもんだよね?ってくらいでした、この先がまだまだ心配ですが。
それと蒲江25キロかあ...
高速道路やバイパスとしての広域農道がこの地に出来てるからこの県道でずっとこの距離案内見る人はいないだろうけど道路の歴史だよね。





案内標識にある茶山展望台とはここのことかと。それはこの白い看板に「北浦茶の里 地下の茶山展望」とあるから。「美しい日本の村景観コンテスト
農林水産大臣賞」とあるから最高のタイミングならそれは美しい景色だと思います。ただし、今は高速道路が見えますのでコンテスト当時、もし高速道路が
出来ていたらどうだったのか?とは考えちゃう。コンテストは2002年、まだ高速道路は工事もしてません。ちなみに地下で「じげ」と読みます。
以前はこの看板が無かったんですよ。でも標識には展望台ある。それどこだ?ってなってたわけですよ。で、道路からの眺めです、
だからひとつ上の件(くだり)でviewpointじゃない?と軽くツッコミを入れたんですけど。そんなの作った人が決めるので文句でも指摘でもないですよと。






ひとつ上の「地下の展望台」よりもさらに上に展望所が作られてます。そこからの眺めがこれ。地下の展望台からはもう少し低くなるし、雑草等で遮られてる部分が
あるので、ここまで来て欲しい。出来ればここ、もう少し伐採して欲しいかな?ある程度は伐採してくれてるけど。ここは現地の道路には何の案内もないのだけど
払川展望台というところ。ここが工事中の時も来て展望台かな?と思ってましたが当たりでした。今となってはここの眺めにはこの高速道路があって
ボクなどは喜んでおります。
逆光気味だし、曇ってきたりで撮るのが難しかったんだよね、ここ30分以上滞在してました。
ここはもっと海の方まで視界が広がっているけどボクとしてはここに作ったにはこの茶畑を見下ろすためだと思います。ここの案内ももっと要るのでは?






ここも日差しを待って30分は過ごしたんじゃないかな?ここも居心地いいし、誰も来ないので苦にならず。ここは陣ヶ峰展望台。県境にあり、この真下を
高速道路がトンネルで走っております。ここも何度も訪れてるこの地方の海岸線ドライブのハイライトなんですが少しずつ変わって来ました。
その中でも直接展望台のことではないけどここの直前の道路はガードレールがなく、そこが実は陣ヶ峰展望台のいいところ...って言うのも違うか?
でもそこを含めて陣ヶ峰展望台だったけどね。迫力と言うかスリルというか、この写真の部分には茶色のガードがあるけど、これがないとなると
一気にドキドキするでしょう。それが無くなった。でも一般的にはありがたいガードレールです。
それでもアクセスはきつく大型バイクとか大変かと。





どんどん行きましょう、展望台がテンポよく登場するんですよここらは。で、ここも大好きなところ、横島展望台です。案内が2つあって一方が800mと
あるけどもう一つは0.5キロですからね。大分県では1キロが1600mなんですよね、びっくりです。
まあ2つあるならどっちが本当なんだろ?と
確かめればいいと思うでしょ?ボクそんなのやらないの、こんなの「どっちやねん!」でおしまいにした方が面白いから。多分直線距離で0.5キロで
道路で800mかな?と思ったけど、道路はそこまで曲がりくねってないな。
そうだ、ここまでの道路だけど思ってたよりマシでした。ある程度交通量もあるからですかね?
もっと枝とか落ちててクルマのアンダーに引っ掛けてガリガリやるのかな?とか思ってましたから。(でもボクは見慣れてるからな、こういうの)






横島展望台も以前はいろいろ設置してあったんですけどすっかり撤去されてそのまま、その何もないのもボク好みなんです。横島展望台とあるので
横島は?目の前にある島なんですけどそれあまり気にしたことなです。ここは何と言っても振り返っても道路や看板など何もないのです。
そういうところは他にもあるけど、ここの好きなところは展望台への道路からグッと上ってここに来るところ
初めて来た時はちょうど日の出の
タイミングでオレンジの南東の空がそこにあってそりゃ興奮したんだよね。多分この記憶がここを特別にしてると思う。以前よりちょっと
草木が育ってるのでまた伐採して欲しいかな?好きなところだから朽ちて意味をなさない柵も好きです。
県道から展望台への道、少し走りやすくなってた。





宮崎県から大分県に入ります。県境には「○○県」と看板がありますが、この看板はあればあるほど盛り上がるボクなんで住宅街であれどんな道でも
設置しまくっていただきたい。いやもうこうなったら県だけじゃなく「○○市」の看板もお願いしたい。
写真は県道122号宮崎県のの看板、
これがあるなら「大分県」の看板も同じ場所にあるはずなのに、少し距離があって「この間はじゃあどこやねん?」と言いたくなるところ。
でも宮崎県の看板の下あたりで舗装が切り替わってるから多分ここやね、こういうところはキッチリしてると思うから。ちなみに舗装は宮崎の方が
きれいなんだけど県道122号の標識は立ててない。これ大分県に入ると県道の標識は登場するんですよ。どこに予算出すのか個性ですな。






大分県に入って登場する県道標識、もう道路にこれがあるだけで絵になるし絶対にこれ必要です。これを一定の間隔で立てないといけないとか
法律定めませんか?理由ですか?「カッコいいから」ってのはダメですかね?
そもそも、この県道の標識の意味は...と考え出すとおそらくこれと言って
決まりはないんですよ、隣の県なんか立ててませんから。でも無意味なら立てません。ここらの曖昧さが道路趣味の人の心をくすぐるわけで
ボクとかくすぐられまくってるでしょう。この標識ひとつに勇気づけられたことすらあるんだから。道路が狭く荒れてても標識が新品できれいだと
道路の維持管理がたまたま追いついてないだけでちゃんと管理してるんだと(実はそうでなくとも)安心するの。道路愛ですから。





東九州自動車道の蒲江波当津インター、初めてこの場所来た時は正直なところ、ウケた。ここにインターが出来るとは...というものね。県道122号線を
のんびり走るドライブは以前からやってるし、波当津海岸のこんな近くに高速道路とは..
まあ国道10号に沿うように高速道路を作ってももったいないし
東九州自動車道を作ってるとしたら確かに国道よりも東に寄せるのはもっともなんだけど、ウケたんです。この案内標識はインターから出てすぐのところ、
このインター下りて延岡や北浦に行くのは県道122号に用事あるとしか思えない、と言うか横島展望台行く人くらい?ってところ。インター出て延岡方面に
右折するといきなり「極狭路」ですからね、脅すかのような看板も立ててある。このギャップを味わうならオススメ(?)






ここは佐伯市蒲江の葛原海岸。もちろん県道より高いところにある道のガードレールに反応したわけです。夏だと雑草でガードレールも見難いです。
この写真は16時15分のもの、この日はこれが最後の写真でした。このまま海岸沿いに進むよりここから先は翌日に回してしまおうと延岡まで戻ることにします。
この先はお店もなさそうだし元日ですからコンビニや国道沿いに牛丼店がある延岡に行きます。結局吉野家行ったっけ。
延岡には愛宕山展望台ってのがあって夜景スポットなんだけど夜景は地元でいいの見てるし、元日の夜なら明かりも少なめ?もうとっとと
「道の駅北川はゆま」に移動して休憩です。明日も晴れそうなんで1月2日の日の出も狙いましょう。良い子(?)は早寝、おやすみ。



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