和歌山県道20号、23号、24号線 187号線(有田〜御坊)

和歌山県の海沿いドライブと言えば国道42号線で潮岬の方に行くのを思い出します?
こちらはのんびり県道を繋いで行くルート。定番のコースだけどこの時だけはいつもの反対に走ったのでした。



有田市の国道42号線から県道172号線を南下して海沿いドライブへ。まずは県道20号線へ。海沿いドライブは基本的に海を左に見ながら走ることが多いものですが、今回は右に見ながら。でもこのルートはそれほど海にべったりでもなく、クルマを停車させるのにさほど困らない道なんですよ。海沿いドライブと言ってもそれほど海ばかり見てるのも飽きますので、変化がある道がいいし。で、こんな看板です「キララときめきロード」だって。道路で「ときめき」があるんでしょうか?ナントカふれあいロードとかいっぱい走った気もするけどこれだけ走ってきて道路と触れ合うのはほぼタイヤと靴だけです。それにしてもこの看板とフェンスの関係なんだろ?いきなり仲悪いみたい。もっとも、このあたりは台風21号の強烈な風を喰らってるのでいろいろダメージはあるはず。(大阪でもブロック塀倒れまくってたくらいです)


ま、こんな感じで路肩が広くなって駐車出来るところがありまして寄ってみます。実は最初の海沿い区間は短くてこの語は湯浅の市街地に入ってしまうんですね。自分では定番と言ってるんですが、御坊の方から左に海を見ながら走ってくる時も実は湯浅の市街からこの県道20号線のこの海沿いはパスすること多いんです。ちなみに湯浅の市街地は国道42号線でスルーしてしまうから気にならないけど結構複雑です。ナビ無かった頃は迷うのが基本みたいな町でした。醤油発祥の地としてより、ボクにとっては迷子の町。ところで、この写真でじゃこの時間は陽が差し込んでますが、木陰でいい感じのところっぽいでしょ?次の写真見せたくないな...


やめよう不法投棄って書いてますが...ま、こんなもんですわ。あちこちのこういうちょっとしたスペースも閉鎖される理由がわかります。ボクもあちこちでクルマ入りの写真撮ってますが建物や看板、他のクルマ、電線等を隠すのに苦労してるけど(フォトショップとかでは消しません、あるものは消さない主義)ゴミも苦労するんですよ。隠すというか時に片付けることもあるでしょう。ここいいなあと思うポイントなのに布団が捨ててあって引きずって隠したことがある。でもこれって見た目ほとんどボクが投棄してるみたいだし、触ったらボクが容疑者じゃね?なんて思うこともあってゴミ自体に近寄るもなんだよな...って思う。ペットボトルやコンビニ袋くらいならサッと片付けて撮るんだけど実際腹立つよね。ボクとしては実際に運用するかは裁判官に任せるとして、道路にゴミを捨てたら最高で無期懲役でいいんです。それで不法投棄が減るならそういう法律を作る、それが政治です。これで困る人、手を上げてみなさい。


一応行ってみた県道の旧道トンネル、通行止めでした。ここに着く前になんとなしにわかりますが。それにしても狭いトンネルでずいぶん頑張ってました。この写真は南側から戻るようにして着いたところ、ここらが狭かった。このトンネルを抜けるとバッチリ2車線になるんだけど、道路をどんなに拡幅してもトンネルはそのままでしたからね、このトンネルを広くするとか出来ないのでズッドーンとバイパスルート完成。トンネルの北側は南下する向きだと例えば2車線だとペース上げて走ってくるとカーブが終わったとところで1車線になるという罠みたいなところだったんで新ルート歓迎です。ここ新ルート完成と同時に通行止めになったわけじゃないので走れるうちに来ておきたかったな。このトンネルのここ、まだフェンスはきれいだけどどうなって行くんだろ?トンネルって放ったらかし以外ないもんね。


海沿いに出て..と思ったら栖原(すはら)で内陸に向かう。ここはちょっとした三叉路なんだけどこういう施設と言うか、装置というか反応します。こういうのボクはせっかく設置したんだからきっちり仕事して欲しいんですよ。正直なところ、これだって安く簡単なわけでもないのですが、別になくたって大丈夫ですよ。それでも手間とお金かけて設置したんでしょと。走りながらじゃこんな表示見にくいし、クイズやってんのかと(楽しいやんけ)。しっかり湯浅土木事務所って管理してるところの電話番号書いてある。「しっかりせんかい」といちいち言うのも「うるせえ人いるんだな」と、とりあえず丁重な応対するかも知れないけど、やはり思われちゃうかな。電話しておいて名乗らないのは反則だし(仕事でも問い合わせて来た客に名前聞くと怒る人多いんだわ)、だけど名乗るほどでもないし。というわけで誰かこの写真見て電話しない?多分まだこのままだよ。


ここは湯浅町の県道175号線にある交差点、名前がいいよね「港」交差点、ええ、ここは港でもなんでもないんですけど。このドライブは県道を繋ぐもので記事のタイトルには20号、23号と続けてますがこの湯浅町内で律義にこの県道の番号にこだわると大変なんで、ここは素直に広い道で、市街地も「なぎ大橋」から広川町に抜けて行きます。ボクは道路マニアと言われて結構なくらいですが、例えば○号線ドライブと銘打っていても何が何でもこの道をキープし続けるというストイックなことしません。たまに道を逸れることもあるでしょう。ただ、逸れてしまい知らないままなのはちょい悔しいから別の機会にそこは走るわけですね。この緩さが嫌な人もいるのかな?まあこのへんは人それぞれ。


広川町にあるこの中学校の名前がなかなか。この学校は歴史あるところなんですが、徳島県の某氏がいわゆるロングドライブとかグランドツーリングのことを「耐久」と呼びましてこれがボクの中でも一般化してしまいました。そうなるとドライブ中に見かけるこの中学校の名前はナビで見てもつい反応。さすがにこの学校の表札の前で記念写真とかは無理でした。近くにある山の名前もすごいな、天皇ってそのまま名前にしちゃうか。こういった名前に反応するのはドライブではすごい重要なんですよ。笑うもいいし、ちゃんと意味や由来があるものですしね。それはお店の名前でも、土地の名前でもいいんですよ。名付けた人だって通りすがりが気にしてくれたら喜んでるはず(?)


こちら広川ビーチ駅、建物のメインが喫茶店?物産店?駅の看板も階段の横にこんな小さいの。比較的最近出来た駅(1993年)でしてこんなところに作ったのね...感があるんだけど、それよりツッコミどころは海岸から1キロ離れていてビーチと名乗っちゃうところ、ゲートウェイどころじゃないという。まあなんというか駅が出来るだけで喜ばしいので駅名とかあまり考えなかったのか、考えに考えてこうなったのか...ドライブしてる中でいい雰囲気の駅があると好きで勝手に立ち寄りポイントにしてしまうボクだけどここは多分これが最後?せっかく長閑なところに新しいこの駅はボクのドライブとしては...パスかな。それにしてもここでビーチと名乗って問題ないなら駅名は何でもありってことでしょう。ここは駅ですが、走り回っていて思うことはいろんなもの、なんだって名前って付けたもん勝ちですよ。


少し彩度を上げすぎたけどこれはこれでいいか...ここは由良町の衣奈というところ、ボクはこの案内標識で言うと左に国道42号線の方から来て白崎海洋公園の方に向かう。左折して行くんだけどわざわざここで撮影です。この青い案内標識は撮影するのが好きであまりブログ等では使わなくても画像フォルダに溜まってます。最近はこの案内標識もシール張ったりして古い地名を隠したり、合併で変更したり、道路名変わったりでアップデートと言えばいいけど、まあこういう訂正って多いよね。だからこの看板とかそういうのもなくキレイでいいよね...?ん?ん?違うな道の駅のマークはあれ後から貼り足したんだよな?


この県道ドライブやるならここに寄らねば、そういう場所なんですね。ここ戸津井漁港は橋とのコラボがいいです。時間帯や雲の感じもここに合わせて来たつもりなんですがもうちょい雲が散ってくれたほ方が...と贅沢言っております。今回ここを訪れたんですけど撮った写真はクルマの向きを変えただけの2種類?もう少し撮ったかな?他のクルマがどうしても停まってるんだろうけど次回はもちろんクルマの位置を変えて撮りましょう、もう少し橋の方に行ってみるとか。こういうお気に入りポイントがひとつあれば何度も走りに来れます。初めて走る道のドキドキはこういう一つでもいいお気に入りポイントがあるかどうかがワクワクさせてくれます。それはこういう地元の人にとってなんてことない場所でいい。


電線がなかなか激しく写り込んでますが、ここなど波が高い日はなかなかワイルドではなかろうか。この場所でもう少しいろんな角度で撮ろうとしてたら4トンユニック車が来てしまう...土曜日だと働いてるトラック来るもんね(山奥でダンプとかに遭遇するのが土曜日)、少し移動して退避して先に行ってもらおうと思ったけど退避する場所が無くてそのまま進んでしまった。電線が写らないアングルで撮ろうと思ってたのにね。と言うよりガードレールのない部分は黙って撮影ポイント。で、これが翌年の宿題になってしまった。もちろん戻ってきてもいいんです。でもここらがボクの「また来るからいいやん」のあっさり先送り。この軽さはいい身分(?)ゆえのことなんだが。で、ボクはこういうのを忘れずに何年後になろうともちゃんと来て撮ったります。(でもこの日のこんないい雲はもうないよな...)


この県道ドライブにおいて貴重な道の駅、と言っても道の駅としてはボクはトイレのみ、奥の方に行き展望台に行くくらいなんで道の駅になる前からワンパターン。でもコンビニもないルートなんでトイレは大事(途中公衆トイレあるけど)。この道の駅、現在休業中というかもう諦めたようです。ただ公園としては諦めても道の駅としては?ここをぶっ壊したのは台風21号だろう、あれは大阪の人の台風のイメージ変えちゃうくらいの台風だったもんね、ボクもそう、鉄筋コンクリートの建物の中にいて怖いと思ったの初めて。この公園、あの台風で受けたダメージから元に戻せないとどの部分だろう?ここからはわからなかった。で、バリケードの前で記念?撮影。白崎海岸といえばこの写真でもちょっと写る白い岩だけどそれがこの県道から見える景色でも納得出来ちゃう、不思議ですよねここだけ。災害だらけの日本ですからどこにドライブ言ってもやはり何らかの災害の跡は目に付きますよね。道路損壊、崩落だって身近で見慣れてるだけで災害です。


由良まで来ました、南に向かってのルートだと自衛隊を越えたあたりでこの眺め。もう普段からお世話になってるグーグルの航空画像もこの由良あたりは最高っすよ、この大きな船がドック入りしてる場面が上から見られるなんて。航空画像の話はともかく、このMES-KHI由良ドックの存在はこのドライブルートに変化を付けていて人それぞれ、こういう工場は雰囲気壊すと感じる人もいるかも知れないけどこれは見ごたえあって好きなんです。この写真だと工場の向こう、山の斜面に民家?畑への道がありまして、県道からの入り口っぽいのも見つけてるけど、思いっきり私道だろな...少しでも上から見下ろしたい...これは探索ドライブ派の基本中の基本ですよね。


道路マニアにおいてこの標識は「白看板」と言ってるかどうかは詳しくないですけど相当昔、ボクが生まれた頃などは案内標識と言えばこの色使い。時々残ってるのを見かけると嬉しくなる代物です。ローマ字が大文字だったり、矢印と距離の表し方とかいいですよね、右折の右矢印は右側、そりゃそうだろうと思うけどこれを作った人がこっちの方が見やすいとしっかり意識したからだと思う。実はこの写真ではわからないけど、実物を見て思ったことはこの標識、すごく小さい。しかも高いところに設置してある。色使いからして気付かない人もいるでしょう。場所はここ、ストリートビュー貼っておく(逆光でわかり難い)。


阿尾湿地まで来てしまうとゴール近いなと。よくやってた煙樹海岸、日ノ御碕の方からだとここなどいきなりのポイントなんであっさり通過することもあるけど、反対向きだともうすぐ終わっちゃう...という思いから長居してしまう、なるほど、このへんがいつもと向きを変えるだけで違ってくるというもんだ。ボクは常々同じ道も走る向きが違うと別の道路みたいなもんでまたドライブが楽しめると言ってたけど、それは道路だけじゃなく立ち寄るポイントもそう。ボクはこのコーナーでは特にそうだけど、自分なりに「ここがスタート地点」といった感じていろんな道を盛り上げるんだけど、この“スタート地点の設定場所を変えるだけ”で同じ道でもまた違ってくるんだな。


終点にした日ノ御碕はですね、こんな場所じゃなくもっと気持ちのいいところでございまして...これ旧道部分に突っ込んだところ、
もう見捨ててますね、新しい道路が作られてそっちが県道になってます。ま、歩いてならこっちからも灯台に行けるでしょう。写真の
右上にはジョロウグモ?オニグモ?どっちだっけ?まあいいや、クモの形までちゃんと写るかな?と思ったら写ってるね。このクモにも
このワゴンは何がしたいんだと思っただろう。
この和歌山県道を繋ぐルート、変化に富んでるとはいえ、ドライブ雑誌(読まないので知らない)
とかだと困ってしまうかも知れないが自分なりに「見所」がわかってる人はしっかり楽しめるルートなのでした。おっと、日ノ御碕はこんな
旧道ではなくグイグイグイグイグイっと5回のヘアピンを上ってくださいね。


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