2020年9月22日 国道439号ドライブ 後編

中村から徳島に向けての国道439号線ドライブ。前日の前半編は変化があってなかなか面白い。
初めて走るわけでもないけど改良進んでるし、東向きは新鮮でした、




前編は国道32号と合流する大豊でおしまい、まあキリがいいので時間がどうであれここらで
その日はおしまいにしてますね多分。上の写真はこの後編において何を意味してる?





「道の駅南国風良里」で一晩過ごさせてもらいました。この道の駅は超職場キング、失礼変換ミスです。朝食バイキングが朝8時からやってるので
気持ち揺らぎましたが2時間は待てないので出発です。向かいに新しい?ローソンがありましてここで買い出しです。国道32号で大豊方面に行き、
国道439号で東に向かうならもしかしてここが距離はあっても「最終コンビニか?」と思ったからですね。この時は思い出せなかったけど
大豊にファミリーマートがあります。この買い出しに寄ったローソンですけどこの日のこの時間ってのがタイミング良かったのか品揃えがすごい。
買い出し後は国道32号一本で気持ちよく朝ドライブ。峠があるおかげで追い越し出来るゆずり車線区間もあるんでいいですね。





国道439号ドライブの続きは国道32号で大豊町の重複区間からスタート。大豊インター付近から豊永駅付近までは重複の原則で番号の数字が大きい
国道439号は気配を消します。豊永駅の手前で吉野川を渡りまもなく京柱峠方面の案内があるのでここから単独区間復活。この写真は国道からすぐの
土讃線の踏切。
道路好きにはいろんなものが「特に好き」ってのがいろいろありますが、ボクは割と踏切って好きなんですよ。今後減るだけの
踏切は結構絵になるんです。地方のローカル線であれ、都市部の踏切であれ道路に関するものの中でも撮りたくなるところであります。
踏切の向こう、鉄橋が見えますけどあれ昭和6年に出来た豊永橋(見ものです)。
国道439号はこの古い橋ではなく踏切渡って右に行く方です。





さてこの日のハイライトになるのか?京柱峠に向かいます。そうか、こっちからだと18キロで峠なんだね、いつも東からだったから遠くに感じてたけど。
案内の3つ目、梶ヶ森ってのは車道が山頂付近まで続いているから気にはなってるけど結局行かずじまい。国道439号ドライブとしてスルーだし
今度こっち方面でドライブルートを作る機会があれば考えたいところ。
ところで天気予報は晴れなんだけど朝から曇ってる。でもよく見ると
時間が経てば消える感じ、京柱峠まで行けば雲海として見下ろせるんでない?って感じです。
ツッコミどころとしては三好市の案内っすわ。
三好市は四国最大の面積を持つ自治体。で、市役所は池田というところだけどもしそこに行くならUターンで国道32号一択。この案内は何?





だいぶ標高を上げてきました。すっかり雲も無くなり思いっきり晴れてます。涼しくて気持ちいいですよ。ここは大豊町の西嶺というところで京柱峠が県境なんで
高知県の西の端っこ付近、その中でもこの集落は京柱峠に向けて最後の集落になります。あれが峠かな?って部分も見えてきました。
道路の方は
狭いと言えばそうなんだけど、そもそもこういう峠を目指そうって種類の人は「狭さ=やる気が出る」という計算出来ないところがあるので...
だいた京柱峠の峠道は大型車禁止でも無ければ通行困難的なものもどこにもないんですよ。全長8m超えるような貨物はしんどいかも知れないけど
ダンプカーとかなら道幅的には走れますもん。逆にこれを物足らないって思う人が多いんですよ。
ボクも来る度に道が広くなってる気がする。





着きました、京柱峠。思ったよりあっけなく着いてしまった感じ。これ朝8時くらいですね。やはり雲海になってます。もうちょい早ければもう少し
手前まで雲海があったと思うけどここは雲海よりは見下ろせる景色の方がいいような気がするな。
さっきまでは外に出ても気持ちいいと思ってたけど
さすがに峠ともなると寒くなって来ました。秋晴れになるような日は昼こそ30度くらいになるけど朝は逆に寒いですからね、着るもので調整を
しないといけません。という自分ですが基本はクルマの中の人なんで基本薄着なんです。
ここ京柱峠の標高は1123m、もうちょいある感じだけど
そんなもんだったか。ここは冬季閉鎖もあってひとつ上の写真のところとかGoogle Mapの画像では思いっきり積雪してますね。





峠からの景色は東西どちらにもあるし、クルマとも一緒に撮れるけど何か登るところ...電柱がある!いえ上りません。何か登れたらいい写真になりそう
ですがここでボクはドローンとか言いません。好きで飛ばしてる人もいますが例えば前日の四国カルストでも大勢の上で飛ばしてる人がいた。
ボクは自分の頭上を勝手に飛ばされるのが嫌です。自然の音ではないし、写真に写り込むし誰も居ないところだけで飛ばすべし。ボクはまだドローンは
飛ばさないかな?難しいしそれよりも運転して先に進んじゃうでしょ。
クルマの向こう側にあるコンクリートは以前は茶屋があったところですね。
まあここ普通に酒やビールを出してていいのか?なんて昔は思ってたけどさ。このコンクリート、ずっとこのままなのかな?





京柱峠から東へ。このポイントだと京柱峠あたりのアンテナがいくつか見えます。あれ?走りやすい、きれいに舗装されてますね。以前から舗装済みだけど
峠のこちら側は舗装もあまりよろしくない印象が残ってたのです。結構久しぶりなんでそりゃそうだよなと言えばそう。
ただ、いつこのきれいな舗装が途切れて
荒れた路面になるんだろうかとドキドキ。舗装が悪いとそこからどんどん朽ちてゆきます。そこに落ち葉なり小石なりが溜まり、溜まるとまたそれに何かが引っかかり...
舗装路も荒れるとダートよりも場面によっては走り難いですからね。
この京柱峠、あえて酷道とこっちで書くけどね、酷道の代表的な峠になってはいるようですが、
以前は峠付近にマイクロではなく普通のバスが捨ててあったりで特別狭くはないです。狭さに魅力を感じる人は物足りないですよ。京柱峠まで上手に盛り上げてください。





ま、最後まできっちり新しい舗装が続くとは思ってないので「これが本来の姿だよな」とかね。もちろんボクは舗装の具合がどうあれドライブは
楽しめるのでたいした話じゃないけどね。
ただ舗装のことで言うと、いろいろ理由は考えられますが、それは山道の途中だけきれいに舗装されてるとか、
途中の何百メートルだけは最後までダートのままとか、どうせやるなら全部きっちり舗装すればいいのにって思ったりしますよね、こういう道を走る人なら。
おそらく予算の付き方が一番の理由だと思うし、道路も区間によって「ここからあそこまでは○○さんとこで」なんてのが実際はあるんだろな、とかね。
わかんないから勝手に想像しちゃう。もちろん舗装の前に崩れたところの補修が優先だし...
ま、これ以上は知らなくてもいいんだろう。





うむ、ここはよく覚えてる国道439号の交差点。この2つの標識が印象的。標識を喜んでデカく撮ってしまったのでよくわからなくなってますが、
ここ、国道のヘアピンカーブなんですよ。そのカーブにこの「団体営農道」といういかめしい名前の道が接続されちゃって国道を走ってる人向けに
このような標識を立てたと。それにしても「団体営農道」とは一般の人には本来関係ない用語のひとつじゃないの?(ここ以外にも登場する)
道路にはいろいろあって農道にも
お金の出どころやいろんな意味合いもあって利用者は知らなくてもいいけど関係者目線で○○道路って多分あるんですよ。そんな名前じゃないのこれ?
普通は特に知らない人が入って来ないように特に地名を書かない案内標識も結構あるのでそれでいいんだけど、ここの担当者は「それではいけない」と思った?





剣山に向けて国道を走ってるとこういった集落内を何度も通るのだけど嫌いじゃありません。それもここにあるような青い標識があるから、それも理由。
道は狭いよね、だって停止線は道幅3分の2はある、1.5車線という言い方を道幅を表すときに使うこと多いけど、ここは確かに1.5車線ってこと?
実際にはもうちょい広くても1.5車線って言ってるかな。道幅の話はそれくらいにしてここは東祖谷の新居屋の集落内、この先で県道32号線に
合流します。
案内には平家屋敷などが登場するので、この雰囲気だけいただきましょう。どの地にも歴史がありますよね、ドライブ中はあちこち
勉強してしまうと進みません、ボクは移動を楽しんでます。大事なことは「このあたりがそうなんだ」と心に刻んで移動を楽しむこと。それが出来るとこのあたりジワジワ来ます。





もう何年も前から訪れたいと狙ってはいたけどなかなかそっちに行くこともなく...今回やっと来れました。どうやら展望台やらトイレやらきれいになったようです。
Google Mapでここを検索する時は「落合集落展望所」でいいです。Google Mapでは国重要伝統的建造物...と前置きが長いので見つけにくいです。
これは展望台からの眺め、手前の畑や建物はボクの撮り方と言うか、しっかり入れて撮ります。四国の山深さと集落の融合が国道439号のポイント、
道路の狭さが売り?の道で達成感を求めて名前だけでひたすら走るもいいけど(否定しません、好きならオッケー)ボクとしてはここは寄り道推奨。

おまけ、この場所をストリートビューで見るとおっさんがGoogleの撮影車を撮ってるんですよ。「お、撮影車!」ってカメラ向けるとこんな感じ、気をつけよう。





盆明け、異常な猛暑だった2020年に秋が来たかな?と思えた連休のドライブだったがこれは秋の空。落合集落展望所では30分近く過ごしていた。
ひとつ上の展望所からの写真は9時2分、この写真は9時17分。15分で空は一変してうろこ雲が広がる。羊雲ってのはもっと低いところでモコモコが大きい。
このくらいだとうろこ雲、いわし雲って言う。
ドライブしてたり、風景の写真とか撮ってると雲ってみるみるうちに広がったり、消えていったり面白いもんだと
知ってはいてもこの日のこの空は「え?」って声が出そうなくらの変わりようだった。
このまま曇ってしまうのかな?西から雲が広がって来てる?
9月のドライブで季節感を出すなら田んぼ、彼岸花がそれらしいけど、この雲は嬉しいかも。夏にこれはないからね(あったらごめんなさい)。





民宿まつうら...えっと国道438号と合流しました。ここで国道439号の単独区間おしまい、以降は国道438号との重複、数字はひとつしか
変わらないけども、上下関係厳しい国道の世界では事実上国道438号になってしまいます。
そんな説明ももちろん大事ですが、通行止めの電光掲示が
ここで登場です。で、具体的にどこが通行止めかというと東の神山町内、国道193号から山川町に下るのはオッケーという状態。うーむ...
剣山の登山基地でもあるここには無料駐車場もあるのでここで作戦を練る。で、ここで国道438号にスイッチして美馬(つるぎ町)の方に行きます。
国道439号ドライブとしてはここまで。単独区間は制覇した、国道193号線は別でドライブを企画する。一応ここから東も走ったことはある。





はい、通行止め表示の裏側に来ました、意味?あるんですよ。ではなんでここに?あのですね、この交差点ボクは大好きなんですよ。ボクは交差点というものに
ドライブ好きの人にあっても特に反応する方です。ここね、すぐそこに立派な無料駐車場あるんです。なのにシルバーのトヨタC-HRが路上駐車、
こいつを
写らないように交差点の写真を撮るにはここしかなかった。オレンジのミラーで隠してやった、それだけ。さてここで通行止めについて話を
広げてみます。ボクはまあ走っていれば楽しい人なんで通行止めがあれば避けるだけです。こんな国道439号走るぞと中村まで行きながら
手前で通行止めになってることも調べてないんだから。この通行止めを調べるというところに言いたいことがある。





ドライブに行く前、その途中に通行止めをチェックすることありますでしょ?高速道路は専用アプリもあるし便利です。それでも縦割りと言いますか
名阪国道、日光宇都宮道路、知多半島道路、播但自動車道、京都縦貫道など事実上高速道路なのに扱われてないです。道路会社に道路情報のサイトを作らせるから
こうなります。次に国道や県道など。皆さんは調べてます?都道府県ごとに道路情報がありそれぞれサイトが別になる。
全国を走り回る人向けになってないからそうなんだよね。道路を管理してるところが作るからこうなります。
それでも紀伊半島だと3県が一纏めになって
道路規制情報をやってる。四国なら四国地方整備局のサイトでチェックする。一時期ボクの「お気に入り」は全国のそんなサイトが並んでた。





それでもしっかりやっとるなと思うのは道路情報でも数十メートルの片側通行とかもちゃんと載ってるんですよ。
でもその情報にたどり着くまでが便利とは
言い切れないんですよね。だって土木なんとか、地方整備局、その他名前も県によってバラバラ、「○○県道路情報」と検索してすっと出てこない。
地図のサイトっていくつかあるけどお世話になってるGoogle Map。ここで通行止とか交通規制を詳しくなくてもいいから表示してくれればいいよね。
通行止め区間のところの道路表示の色が黒くなるだけでいいんですよ、もしそうなら四国に入る前にこの日の国道439号の通行止めも気付いてた。
道路情報ドットコムとか作って地図メーカーと一緒に分かりやすいサイト作れないかな。
このことに関してはもっと便利になってもいい。





国道438号にスイッチしてます。ここは国道439号との交差点から少し標高を上げたところの展望所。高知県の最高峰でもある三嶺(みうね)を遠望します。
これのひとつ上の写真では左にその三嶺が写ってます。ひとつ上の写真が国道438号線から国道439号を見下ろしたもの。電線が写り込まないように
するとこんな感じ、山深さの中にある案内標識がいいでしょ(自己満足爆発中)
。離脱した国道439号は近くに見ノ越という峠(トンネル)があるんですけど
国道438号はさらに高いところを行く。地図を見てるとそうでもないように見えますけど。でもこの見ノ越の標高1410mより高い三好市とつるぎ町の境に
なる峠には名前がない。国道としてはまあまあの標高ですよ。西日本でここより高いところ...あったっけ?無名峠でいいのか。





はい、ここが名もなき西日本の国道最高地点峠?この写真を見ると貞光側の下りは暗黒の世界に入って行くみたい、真っ暗になっとる。
それにしても、
縁といいますか、国道439号の方、通行止めじゃなかったらこっちは走るつもりなかったわけですよ。で、もし考えてたとおりに国道439号をずっと
走破したとして、こっちの国道438号のつるぎ町の貞光に下るこの区間、走ることがあったか?と思うと正直なところ無かったんじゃないかな?と思う。
この総集編シリーズは引退するまで続くけど、全国を限られた時間とお金であれこれ行ったみたいところを走るシリーズです、そこでここを選ぶかな?と
国道439号の単独区間の方はもう天気のいい日に走ってるし。
そんなことを「縁」だなと思いつつ下ります。結構貞光まで長いです。





出たヘヤーピン。ヘアピンカーブってのは知ってますが、もう一度ヘヤーピン。そう言ってるのだから間違えないようにね、ここのきついカーブはヘヤーピン。
なぜか第二だけはヘヤピンとヤーを伸ばしません。
そういうよくわからんと言うか、どーでもいいところ好き。地図を見ても曲りくねるものの道幅はストレスの
ないレベルです。この言い回しはボクがよく使うのだけど、これは退避所じゃなくとも普通車同士ならその場でなんとかなるという道で使ってますね。
そう言えばこの国道438号のこの区間、以前は道路地図にも「剣山ドライブウェイ」って書いてあったんですよ。最近は書いてない?

現地にはそういう表記はないですね。ボクはドライブウェイとして走ってましたが、とにかく峠から直線距離ですぐ(4キロ)の県道260号までも時間かかるのなんの。





山から降りてきて集落内を走行中、国道のオーラとかどこにもありません。せめて国道の標識のあるところで撮ればいいのにここでシャッター切ったもんね。
それにしても左の建物さあ、2階が木に覆われてどうなってるん?育ててる?放っておいたらこうなった?もしボクがここ毎日走ってたら
気になって仕方ないやろね。そんなこともあってメリハリを付ける程度に走る集落内にも面白いものはあったりね。
それにしてもどうもお腹が...
そう言えば国道477号ドライブもお腹がどうも...と、やってた。運転中はコーヒーばかり飲むし、それなりに緊張してることもあるけど食べすぎには
気をつけてる。でも最近ドライブ中にお腹弱くなった?と思うのは残念ながら年齢的に弱ったのかも知れない。
トイレどうしよう...





国道438号でお腹が阿波踊りになってピンチ、トイレを求めてなんとなくペースも上がる。国道192号に出たらローソンがある!と頑張る。
でも「決壊」という言葉チラつく中、ギリギリでローソンへ。助かっ...なんと満車。
ボクはコンビニ駐車場の通り抜けは死刑でいいと思ってたけどもう死刑です。
で、抜けちゃいましてすぐの道の駅貞光ゆうゆう館へ、なんとかセーフ、汗もナイアガラの滝、とか言ってる場合か、そのローソンでいつか買い物します。
で、最後のこの写真は徳島県道199号の脇町潜水橋。吉野川の南でこの県道は「え、そこが県道?」という田んぼの中に道になりますが、この県道と言えば
この橋ですから。あとは徳島道から一気に帰宅。前日の大渋滞と反対にスイスイ流れて楽に帰宅しちゃいましたとさ。



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