2021年11月6日 岡山県北部へ紅葉ドライブ前編

中2日で再び紅葉ドライブに出撃。金曜日は仕事が遅くなるので土曜日の早起きが大変。
土曜日の休日が増えた分、金曜日が忙しくなったんだよね。嬉しいやらしんどいやらなんです。




3日前は岐阜県、福井県とドライブ。実は岡山に紅葉ドライブというのは2つあった案のサブの方でした。
紀伊半島の国道425号のある区間を狙ってたけど直前の天気予報を見てこちらに変更。この判断、吉と出たかな?





朝5時15分にしっかり起床、やる気満々で目覚めもヨシ。準備万端なんですぐに出発、ここが早いんですよ。別に身だしなみを無視してるわけでは
ないけど髭を剃り、寝癖さえなんとかすればもう出発、起きて5分後にはエレベーターに乗ってるという。出発していきなりの給油なんですが、
なんとか8000円以内で収まる、給油警告灯が点くと8000円で済まないのですね、ずっと昔は満タンと言えば5000円を意味してた時代がありました。
もうそんな時代には戻らないことはわかる。クルマの燃費がよくなり電気で走るクルマも出てきてガソリンがその分売れないから。エネルギー会社が
赤字とかありません、原油価格とか実はあんまり関係ないんじゃね?ってボクなんか思ってるもんね。
(この頃選挙あったけどどの政党も燃料価格触れなかった)





こちらに向かってます...どこじゃい?中国道から鳥取道と進み用瀬PAというところへ、ここはインタチェンジ併設です。ここから一般道、国道53号、
国道482号と進み西へ。この距離標識の上は辰巳峠まで10キロ、下は河本(佐治町)への分岐30mの標識。今回のお目当てはまずこの峠です。
紅葉ドライブと言っても紅葉で有名ところ行きません、もしボクが嵐山とか香嵐渓とか行ってたら「どうしたんですか?」って言われますね。
とにかくそういう有名なところの混み方は尋常じゃありません。香嵐渓とか渋滞に巻き込まれて動かずに車内でDVD見てたら夕方になってしまった
話とかあります。
京都もそうですけど駐車場が埋まった時点であぶれたクルマの人はもうどないしようもありません。





辰巳峠?って人も津山とか倉吉の地名が出てくるとなんとなくでも場所がわかってもらえます?もう岡山県でも最北部あたりで今回はドライブを
しようというもの。この国道482号って元々ボクにとっては大山からの帰り道としてよく走ったルート。帰りというのは行きはある程度高速道路で
一気に行ってしまうので帰りばかりになってました。
そんな「大山からの帰りルート」だったんですが、走って楽しいし、混まないし、雰囲気もいいと
言うことで紅葉時期はどうだろ?と以前走ってみたらいい感じ。大混雑の大山の有名ポイント、鍵掛峠で参ったこともあって以来ボクはこのあたりを
紅葉ドライブのステージにしたのです。
今回は日帰りだけどたっぷり紅葉を楽しむつもり。今のところ天気はいい感じだね。





佐治川ダムに着いて、あれ?もっと紅葉が鮮やかと思いこんでたけど結構杉が多かったね。まあここは国道沿いにあるからいつも寄るだけなんだけど。
この国道482号を走ってるとアストロパークとかやる気地蔵とか出てきますがスルーです。昔は渋い県道走りまくってたので同類の方には県道230号とか
オススメですが今回は辰巳峠一直線。
それにしてもこの薄い感じの雲、空を特に気にしてる人はもうわかるのですが、この全体的に白く薄い雲はこのまま
空を全部白くしてしまうヤツなんですわ。
覚悟してたけどまだ早い早い。覚えておいてくださいねこの手の雲が出てると曇るというよりも
空が白くなってしまうパターン。先日の岐阜県と同じく雲と付き合い、時に戦うドライブになりますね、この薄い雲が教えてくれてます。






標高を上げて行くところで追いついてしまったスーパーカー、もちろん追い越したんですが栃原駐車場にクルマを置き、道路から紅葉をチェックしてたら当然だけど
追い越されました。堂々と車線の真ん中を走られております、構いませんよ。紅葉の方はこの時点で「いいタイミングで来れたな」と確信しました。
まず目指すは辰巳峠ですけど、その先の恩原湖あたりが午前の目的地。このあたりで紅葉も思ってた色付き方じゃなかったら作戦変えなきゃいけないですもん。
この辰巳峠ルートは
この地方の東西の移動ルートとして優秀ですのでこの地方を走り回るなら上手に組み込んでいただきたいところ。
ちなみにこのスーパーカーですが、峠の手前でどこかの畑に消えていったようです。またどこかで会おうぜ。






左の方の木々はすでに葉が落ちております。ところでこういう状態の木って嫌いな人います?ボクは好きでこの幹や枝を見てしまいますよ。
昔から自分では冬に耐える木の状態です。葉がないことによって見えてくるものがあるのも好き。この後で登場する紅葉の写真もこの葉のない
木がいい役割をしてたりします。去年は紅葉ドライブと言えたのは奈良県だったな、大台ケ原の方へ行ったドライブ。今年は先日の岐阜県、
そして今回の岡山県。あちこち方角を変えて出かけてるのは自分らしい。これもよく言ってたことだけど、阪神地区に住んでると東西南北
どちらにも出かけられる。これはドライブ好きではちょっとしたアドバンテージになってますよ。






ところで「紅葉ドライブ」って言い方しますが、どういうものを言うのか。例えば紅葉の名所にクルマで行き、歩いて紅葉を鑑賞するパターン。
これ、今のボクはほぼやりません。
思い出してみてもそういうの「過去にそう言えば何度かやったね」というくらいのことで、ボクのいう紅葉ドライブとは、
クルマで紅葉の眺めのある道路を走り、クルマを止められそうなら止めて道路から眺める。
いつのまにかそうなったわけですが、それが好きな証拠。
紅葉の眺めは道路以外の整備されたところ、登山でもいいですよね。でも道路からの眺めだけでも一生かける分の眺めは日本にはあるので
運転好きでクルマの写真も撮りたいなら道路からと割り切ってもいい。
十分過ぎるほど道路には眺める価値のある紅葉があります。



      

左は辰巳峠の3つ手前のコーナー。右は辰巳峠、そうか鳥取市だったな。佐治村のイメージだけどもう合併して何年になるんだ?
それよりも岡山県に入っての鏡野町ってのがもっと付いていけないんだよね。津山のとなりの小さい町だった思ったけどデカくなったもんね。
今日はこの後、この鳥取と岡山の県境をウロウロします。この地方に来ない人はどう思ってるんだろう?この地方、岡山県は結構北の方まで
岡山県で鳥取県は南北が短いんですよ。こういうことを書くのはボクが東日本で勝手に思い込んでた県境ってのがやはりあるからなんですよね。
ボクは相模原市ってのが苦手で東京都や山梨県の感覚に陥る。
神奈川県って湘南のイメージに釣られまくってるんですよ。





あまり鮮やかではない道路ぞいの草木なんですが、ホンの2ヶ月前まではこれ全部緑だったわけで見事といいますあらためて自然すごいです。
そしてこの白い木ですよ。詳しくないので白い木はみんな白樺って言ってますけど、合ってるよね?このあたりにまで来ると西日本でも見かけるように
なりますね。東日本の山では普通に見かける白樺も西日本では特別...と、まで言わなくとも「ここらまで来たらそうなんだ...」の白樺。
調べてみると白樺は福井県が西の限界で、静岡県が南の限界。西日本には分布してないってある。
岡山県の最北部で見かけるこの
白い木は白樺じゃないのか?人形峠の方とか結構見かけるけど。岡山県の白樺はないことにされてません?「分布」の基準を満たしてない?






恩原湖に着きました。ダム湖なんですが、国道を介して周回することが出来ます。アクセスも楽だし道も広いし広々とした空間がいいんですよ。
この写真を見るだけだと確かに広々してるとわかるけど、それだけ。だからこのあたりで自分なりに「いい感じじゃん」って場所を探します。
センスのいい人はきっとここらで良いポイントを見つけることが出来ると思いますよ。また今回は紅葉の時期ですけど他の季節もいい。
夏に来た時は道路脇に雑草にいた大量のテントウムシを車内に連れ込んでしまい(体にくっついてた?)ダッシュボードの上を何匹も歩いてたり...
まあテントウムシならいいや。
他に刺すやつとか匂うやつとか連れ込んでなきゃ... 





秋ですね、しかし雑草を手前にして「雑な景色の写真」、カメラマンってこの眺めの中から絵になる部分を切り取って作品にするんですよ。
でもボクは全部をこうやって撮ってしまう、そしてその写真を見てその中に自分のでいいなと思う部分を見つけるんだけど、やっぱり切り取らない。
出かけた先の景色はいっぱい持って帰るべしなんです。もちろん望遠レンズで切り取る撮影もやってたんですよ。でもあまりやらなくなったのは
面白くなくなったからだし、ボクは見てないけど写真の世界でウケる撮り方とか知らないです。
背景ぼかした写真すらほとんど無し。
ではこの写真の見どころはどこでしょう?3つ上の写真と同じ、夏に緑だった葉がそれぞれこんな色になるんだなと言うことです。





今度は景色にクルマも入れましょう、ボクはチラッと道路を入れる写真も撮るけど今回は道路は隠しております。クルマの撮り方はテキトーです。
そうは言ってもこれ1枚のためにクルマの位置、向きも何度か変えてるし、広角レンズの歪みもちょっと嫌ってあえて離れてズーム使用。
こうやってたまには自分の分身であるクルマを撮ってやらないと...と自分に言っておく。一時期自分の中で一番景色の写真に夢中になってた頃、
伊豆半島にドライブに行って4日くらい走り回ってたんですよ。でも帰宅後撮りまくった写真をチェックしてびっくり、自分のクルマが登場しない...
今もこの反省があるんです。
クルマは自分の分身ですからね。まあ、そう思ってたらアホな運転とか出来ないと思うけどね。そうでもない人いるよね。





このあたりまで来るとほぼ誰も来ないところに進んでます。こういう木々の中の道はもう広角ズームレンスが楽しくてたまらんところです。
動画ならこんな道、少しペースを上げて落ち葉とか舞い上がらせたりするとよくシーンになるんでしょうが、それを静止画で表現するのは難しい。
静止画ならこういう道をゆっくりゆっくり、雰囲気をかみ締めて進んでる雰囲気を出します。(普通に撮ってるだけやんと言われればそうです)
この撮影は10時10分、贅沢言いますと日差しが強いしっかり晴れてる日の太陽が一番高いタイミングだと道路に映る木漏れ日はきれいです。
今回時間帯も日差しの弱さもあってそこはちょっと惜しかったかも。ならば別の撮り方をやってみよう。






ひとつ上のと同じ場所、横にちょっと移動して道が伸びてるところを見せて撮ったパターン。上の件(くだり)では太陽が高いところにあると木漏れ日が
きれいと言ってたけど、
太陽が高いとリアガラスに太陽が写り込んでしまうこともあってそうなるとやはりイマイチなんだよね。難しいもんだ。
この木々の中の道は恩原川に沿って北に伸びる道で、この先はスキー場の施設なのか駐車場なのか、管理棟の一部なのか?他にクルマは
まず来ませんし人も見たことない道です。もちろん道路ですから気配を感じて他のクルマがもし来るようなら素早く移動させますが、でもほとんどクルマの来ない
場所なんでいろいろ撮影試したり出来ます。
20年以上こんなことしていながらまだいろいろ撮影のこと、試すとか言ってるんだよね。





すでに青空は見えているんだけど薄い雲で日差しが弱くなってるんですよね。わずかな薄い雲でも写真になると実際に見てきたものよりかなり暗く写ってる
気がするんですよね。
この道はこの先で行き止まりになるのでこの後戻ります、短いけどボクより撮影のセンスのある人はいい写真撮れるであろう
ポイントがこのあたりにあると思います。ボクは自分のドライブを表現する写真として広角を基本に「構図と伝えたいその場の雰囲気」でやってます。
その中で、自分では最近はこうだよな..とか、いろいろブームはあるんですよ。このあたりはだいたいWEBでは伝わらない、自分の画像フォルダ内の
ことになるんですけどね。
ひとつ例を上げるなら運転席を出てすぐの場所でクルマのボンネットを一部だけ入れて前方を写すやつ。(このページでもやってる)





毎年楽しみにしてる紅葉。ボクがこの紅葉の素晴らしさに気付いたのはどこだろうな?大台ケ原へのドライブだったかな?まあ場所は時期はいいや。
30代半ばですよ。いやーもっと早いうちに気づけば良かったなと思います。
紅葉っていろいろなことをここから知るというか、気にするようになる。
どんな木が色付くのか、色付く木はどこらへんにあるのか、どのあたりから、いつから色付くのか?気にしだすと道路の標高とか今まで以上に
気にするようになる。さらにボクが一眼レフ機使うようになり、レンズを交換する面白さと紅葉撮りは同時期で撮影やカメラのことも知ることになる。
木々(葉)にどう太陽の光が当たるとキレイなのか、どの時間帯がいいのか?木の下から紅葉は透かしてみるといいとか。紅葉から教わること多かった。





繰り返します、先程から薄い雲で日差しが弱まってます。コントラストと鮮やかさが抑えられてしまいましたがお気に入り、紅葉だって広角レンズで撮るべしの
ボクですからこんなのが好きなんすよ。そしてこの写真の中からさらに美味しい部分を頭の中で切り取る
。白い幹と赤い葉の組み合わせとか
多くの人が切り取ったんじゃないかな。
もみじの葉も影の部分とそうでない部分の細かいところとかね。この写真は先ほどの場所から少し移動しての撮影。
ここは中津河川沿いの道、岩井滝の方に向かう道でのもの。道路でいい紅葉を見つけてそこでサッと
手持ちで撮る。鉄道や野鳥とかは三脚+望遠レンズに
なると思うけどボクは手ブレ防止と感度上げで手持ちの範囲で今後も、夜景もそれでやっていくと思います。(早い話面倒なんだね)






少しだけ左に移動してほぼ同じ場所で撮ってみました。これはひょろひょろした細い幹や葉のない木が目立ってる写真。これくらい葉が減ると
多分カレンダーとかの写真や紅葉写真としてプロが撮る写真として世に出ることはないでしょ。
でもボクは好きです。これくらいスカスカの状態
よく撮りますね。だからこそボクとしては紅葉はピークを少し過ぎたくらいがいいかなと。
つまりそれがボクのピーク。ボクの紅葉ドライブというのは
クルマでどんどん移動するのでまだ早い、いわゆるピーク、ボクが好きな感じ...と探しながらでいいわけでこれが楽しみ。思えば狙いをつけて
紅葉のポイントに行ったとして
そのタイミングが本当に最高かどうかほぼわかるわけないのでピークにこだわるのはもったいないかも知れない。





少しずつ移動しながらいろんなタイプの紅葉を眺めては撮る楽しさ。昭文社のマップルだと紅葉の名所にはマークが入ってるけどこことか滝や名水の
あるところへの行き止まりの道で紅葉マークとかないです。先に紅葉のピークの話がありましたが、これ桜とかもそうなんですけど、平日は仕事で
土日でドライブとなるとその年で一番の紅葉(桜でも)を見られる難しさ、これ考えてみる。狙ってる土日、この日が晴れてること、この時点で
相当確率が落ちてしまう。そもそも本当に一番のタイミングかどうかもわからないし、そのタイミングが平日かも知れない。
そして紅葉には年によって
当たり外れがあって、いい感じにならずに終わってしまう場合もある。
だからどんどん移動する攻めの紅葉ドライブが必要なんだよと。(その日の一番を探す)





恩原湖周辺を走り回ってるんですけどクルマ入りの写真を貼ろうと思ったらこんなんしかなかった。詳しい場所とか自分でもわからないな。
最近ツイッターなどSNSで見かける話に紅葉の色を補正し過ぎて「もう別の色じゃん」になってる写真が溢れてるという話。ゼンリンさんの五稜郭のあれは
ネタだから笑うところと思ったけど結局やりすぎて謝ることになってた。
画像に軽く補正を入れるのは普通でやたら「撮って出し」にこだわる人もいるけど
元の設定がよく出来てるデジカメだということ。ボクが見て「やり過ぎて色おかしいよ」ってものがあってももう作風だからそれ以上言いようがない。

ただあまりにコテコテで目障りと思うとフォロー外します。(補正とエフェクトの違いはあれど愛用のオリンパスのドラマチック・トーンなんてコテコテだよね)






恩原湖に戻っ来ました。ダムの管理所があるところにクルマを置いて少しだけ歩き回る。そこで撮ったものだけど、水は少なめだね。ここはこの時期よりも
氷がまだ張ってる雪が残る早春時期、夏雲がモクモクの真夏の方がいいかな。どっちにしてももうちょい水量はあった方がいいね。(ダムの基本はそう)
午前中は恩原湖周辺をウロウロしてるだけだったけどスキー場とかいろいろ散策ドライブしまくってた。もっといい天気だったりしたら(今回の写真は全体的に
やはり鮮やかがわずかに足らない、惜しい)。午前中と言わずたっぷり1日過ごせてしまうエリア。恩原湖の南の国道から津山の加茂の方に
抜けていく道とか紅葉どうなんだろう?今回は赤和瀬渓谷の方とか行けてないし来年行こうか?蒜山と絡めていいドライブしたいもんだね。




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