2022年11月6日 紀伊半島山道ドライブ (和歌山県道44号、玉置山など)

前日のドライブは国道425号から和歌山県道229号経由で串本まで来てグダグダ..
この日は那智勝浦を目指して手前の「道の駅たいじ」からスタート。


   

前日の和歌山県道229号は初走破で大興奮(本人談)でした、そして今日も
初めて走る道があります。紀伊半島でこういう道のワクワクは近年無かったので楽しみ。





おはようございます。ナンバー消しの雑さは許してください。「道の駅たいじ」で5時に起きました。この日の日の出は6時20分くらいなんで近くで
日の出を見るならまだゆっくり出来ますが、今回は那智山見晴台から見てやろうじゃないかと。そうなるとそんなにのんびり出来ないか?
この日も
山道ドライブになるのでコンビニで昼の分まで買い込んで那智山の県道を行く。この写真は着いた時点でのもので空はいい色。
だけどこの見晴台、来るたびに錆びれるというか木々で見晴らしが悪くなってる気がする。見晴台なのにねえ。それでもここでいい?どうする?
やはり移動します。この見晴台は曲がりくねった那智山の県道の一番高いところじゃないんです。もっと上に行きましょう。






見晴台を見下ろすここまで来ました。道路からですけど車内から日の出が見られるのでいい場所です、ここで日の出時間を待ちましょう。
日の出まであと10分くらいですね、どこかは忘れたけどボクはこんな感じで日の出待ってましたけど直前に寝入ってしまい気がついたら
日の出から1時間くらい経ってたことあります、睡眠時間削ってまで日の出を見ようとしてたんかな?確かに一時期やたらと
日没と日の出にこだわってた気もする。最近はそこまででもなく、
しっかり寝てますけど。この時だって11月ですからね、日の出時刻も
6時台だからです。おぉそうだ持ち出してる唯一の交換レンズであるパナソニックの35−100mmに交換しておきましょう。





焦点距離100mmで撮ってる。うーむ、水平線近くの雲から太陽が出てくるところ、ここからはみるみる太陽が昇り明るくなるところ、
シャッターを切りつつもその太陽が出てくる瞬間を見てる、大げさに言うと星が動いてるのがわかる瞬間、先日の
皆既月食とかほとんど興味お示さなかったけど
日の出、日没も天体ショーですからね。
正直なところ...何度も見てきたこういう場面の中でもどうだろ?焼けてるとは言え特別きれいな日の出では
なかったけど旅先の朝のイベントですからねこれは。海から太陽が出てくる場面は見ようと思っても見ることが出来ない国にいる人もいるし
せっかくそういう場所に来てますから。
ちなみにこれ車内から助手席の窓開けて撮ってます。そんなに寒くないのにね。真冬ではよくやるけど。





日の出鑑賞が終わると...どこでもそうだけど時間が余る。本当にこれそうなんですよ、まだ日が低すぎて影ばかりなんで山間に入るのが
もったいない。
という訳で時間調整中。その前に..那智山の道路でゆっくりしてたら男二人組が近寄ってくる。何だ?と思ったらどうもこの道路で
自転車のイベントがあり、早い話が「出ていってね」でした。別にそれは構わないのでコースにならない道に移動しますが、関係ないクルマが
入ってこないようにコーンを立ててあるので閉じ込められた状態...イベントスタッフのテント脇から出て行きました。
ということがありましてこの写真の場所にいると。ここは低い山が波のように連なる景色が広がる。ここストリートビューだと伐採前で景色広がってないね。






那智勝浦町の口色川、お目当ての県道44、45号に向けて移動中。今から走破しようとしてる県道44、45号はかなり前に走ろうとして走ってない。
覚えてないけど何があったんかな?
とりあえずまた今度でいいや..と、なって放置してしまい。いつしかこの県道をこの地方のラスボスに
してしまい「ここを走ったらこの地方が終わっちゃう」みたいな気持ちになり今に至るという県道。
まだ大雲取越を走破してないので
そんな終わっちゃうことはないけどね、大雲取越はストリートビューのクルマすら走り抜けてるのに、ここも挑んだ日は通行止め続きです。
この先の県道44号、いつだったかツイッターで夜中に走破してる人がいたけど、よくやるなあ。
初めての山間部の険道(おそらく)は明るいうちに行きます。



   

もうすぐ分岐、せっかく青い看板あったけど県道の番号が入ってなかった。県道標識もない隠密県道なのか?近くの県道43号とか
ハードな道やったけど標識はあったように覚えてるけど...あ、分岐のところには県道の標識がある。
初めての道はワクワクするぜい。
と同時に「ついにこれからここを走ってしまうのか」という寂しさにも通ずるわかってもらえなくてもいい感覚もあるんだよね。ボクはどうも
全部集めたり、塗りつぶしちゃったりするより残してる部分に楽しみを持っていけるそんなのがあるみたい。通行止めで撤退する時も落ち込まないのは
この思考があるからなんだよきっと。まあ道路なんていくらでもあるんだしそんな心配なんかしなくてもいいんだろうけどさ。





県道の標識とちょいと上れるところがあったから撮ったものだけど、この道は..うん険道として納得ですわ。大型禁止とか幅制限の規制がないのが
不思議なくらいで幅制限1.8mでもいいくらい。それよりも瀧本までの区間は舗装も悪く、一箇所は県道としてこれはいかんだろ?と
思ったくらいの状態でよくこのままでいるなと。救急車も消防車もいざとなったら走るんじゃないかと..まあ2トントラックくらいなら行けるけどさあ...
ボクとしてはネタになるからクルマにダメージがない限りいいけどね、ここまで走れずに残しておいた甲斐があったかな。
実はスイスイ走ることが出来るいい道になってましたじゃ面白くないでしょ。
これぞ紀伊半島南部の道ですね。





ひび割れた舗装、苔むした路面、ガードレールのない曲がりくねった一車線が続きます。だいたいこういう道は最初が「うわ狭いな」となりますが
1キロも走ればそれなりに慣れますから。途中に廃屋がある?いや、まだ住んでたら廃屋とか言っちゃ失礼なんだけどね。
と言いつつも、「ここまだ住んでるんか?」と気にしながら走る。すごいよな、急を要する何かが起きた時、不利だよなあとこれ本当に心配になる。
でもそういうの、みんな思ってるでしょう。2回くらいしか実は見てないけど、テレビで「ポツンと一軒家」という番組があるけど
どこかあの番組がそれなりに人気あるの理由と
ボクがドライブ中に思う「こんなところに住んでるのか」は通じるものがあるよね。





小麦まで来ました、地図でこの県道を見ていつかやっつけなければならないと思ってた身としては感慨深い地名です。地図によっては
この小麦という名前が出てきませんけど、行き止まりになる県道45号との分岐付近です。そしてこの小麦から新宮市熊野川町瀧本までは
ここまで道路と比べてかなり走りやすくなります。「この日はとことん行ったるで」と気持ちが入ってる身としては物足りないくらいですが、
ここまで道幅や対向車にビビりながらだと相当ホッとする道になります。
道路というのは一般的には絶対値で語るものだと思います。
ところがボクとか走り回ってる人は経験がありすぎてつい相対的に道路を見てしまったりします。ボクとかそうです、「あの道と比べて..」が常に頭にある。





来ました、瀧本ストレート。曲がりくねった山道をはしりこういう直線があるとつい○○ストレートと言いたくなります。この瀧本というところ、
以前は学校もあったようですけど、数軒の民家だけになって空き地が目立ってます。想像で書くとこのストレートが集落の中心地で
家もいっぱいあったんだろうな。小さい発電所も瀧本にはあるしこの県道の存在こそがもうここへの道って感じ。この集落を過ぎて
北に進むと道路はまた少し狭くなるが那智勝浦方面よりは走りやすいですね。瀧本以北は対向車にも出合いました。
あ、民家があるからここらはドコモちゃんと使えるんですよ、
インフラとしての矜持ですよね。1行で済ませてるけど実際ホント感動してる。





「伐採ビュー」来たあ。という場面ですね。紅葉なんて知らんで、というこの辺りですが、眺めがいいと言うか雲が面白い。これ飛行機雲が
ふやけたのかな?伐採した後のこの景色だけど、
これ今から行くであろう道路が見えてるからそう盛り上がってるけど、これ道路が見えてないと
切り株ばかりの痛々しい景色と手のひら裏返しますからね。道路が見えてることがいかにボクにとって大事かということでした。

ところで...この手の場所に来るといつも思うけど、この切り株だらけのここ、この後どうするんだろ?このまま放っておくもの?
土が流出するし危険なんで再植林するらしいけど、最近は資金不足で放置も多いとか。そのうち自然に還っていくらしいけど。





思ったより写真撮らなかったなあ..県道44号でしたが面白さは十分で満足でした。ここまで後回しにしてつまんなかったらガッカリですけど
そんなことも無し。
後はこの地方となると大雲取越だな、ストリートビューの撮影車に負けてるんだよな、ここ通れたことないもん。
この大雲取越から小雲取越ルート(落石まみれの記憶がある)でのドライブをこの地域に残してありますから来年以降の楽しみにしておきましょう。

ここは前日も走ってるところ、日足で国道168号に復帰します。その後はすぐ国道311号にスイッチしますけど。
この時まだ9時44分、紅葉があればもう少しペース落ちたけど結構早くここまで来てしまった。今日も晴れてるし見晴らしの良さそうなところ行こう。





巨大スライムみたいだなあ...とか言わない。竹筒というところにあるこの眺め。国道169号、311号からすぐの場所に展望スペースが
残されてる。ストリートビューでは以前の良き雰囲気の画像が残ってるが
今は新しい国道が出来てこの眺めこそ残ってるが雰囲気重視の
ボクには正直悔しい場所になってしまった。仕方ないよねこういうのは。
そしてこの時の撮影も太陽の位置とこの眺め、真南を向くので
ここもしかして雨降ってるくらいのほうがいい雰囲気なのかもしれないと思ったくらい、撮影は難しく、ボクの腕前じゃ画像ソフトを
駆使してもなんともなりません。ただここを知らないのなら一度はどうぞ、現地でのインパクトのある川の眺めはこの写真以上ですから。






ここはこうなっちゃったのね。田戸トンネルは国道169号でもなぜか好きでよく走ってた狭い部分にある839mのトンネル。ここは新しい瀞峡トンネルが
完成し国道が大快走路になってしまった。ここは田戸トンネルに西側、旧道はいきなり崩落してて通行止め。ガードレールのバリケード横から
少し入ってここで早めの昼ごはんとなりました。瀞峡トンネルと玉置口トンネルの間は高低差が新しい道路にしてはあって
玉置口トンネルから出たところで
一瞬なかなかの上りに坂に見えてやる気出ますよ(?)。ここに来たということは玉置神社のある玉置山に
上りますよ、ここも実は後回しにして20年経ったというところ。楽しみだな、この日県道44号に続き2つ目の「ついに行きます」が始まります。






へえー、思ったより紅葉が楽しめる道じゃないか。玉置神社へは3本の道が通じるのですが、まず瀞峡の方からのこの道、民家もあるし交通量が
あるので道路も整備されてるし落石とかもほとんどない。広くはないし、特別景色が広がるわけではないけど楽しい山道ドライブが出来た。
この写真はどこかでまず1枚は撮っておこうと撮影、もう少し紅葉を...空を..雲を..と
後退りしてるうちにどんどんクルマが小さくなる
ボクのいつもの撮り方ですわ。
景色をつい広角レンズだと欲張るんだよね。以前はこういうところで広角端28mmのソニーRX100という
コンデジの名機も持ち出してたのでこいつで意外なものも撮れたけど..
このRX100壊れちゃったもんな。それでも捨てずにPCの横に置いてある。





似たような写真にしかならんけど撮ってる人同じなんで許してね。撮り方についてはやはり自分でもマンネリになってるよなあと
気付きますよね。そこで変化付けたいと思うんですが、ボクがここで使ってる
写真はそもそもボクの目線であるドライブ写真ですから
変わらないし、パターン化してると楽ではあるし、もう以前からこれが自分だもんなとワンパターンでヨシ!となってきたわけです。
こういうのはブログなりを続けてる人は一度はあると思うんですよ、ワンパターンじゃないか?って。でもそれが好きでやってたわけで
見に来てくれる人は変化なんて求めてないね多分。
というわけで、今後も似たような写真を撮り続けていくのが...楽だし楽しいのよ。





玉置神社は一旦スルーしまして展望台に向かいます。展望台は神社から少し離れていて神社のついでというより、ここに行こうとしなければ
行けない位置になります。ここへの道は神社へのアクセスルートの一つだけど、このルートは交通量少ないです。
眺めの方は手前の木々が賑やか過ぎる感もあるのですが、この日くらい遠くまで見通せたらそれすら気にしない。護摩壇山などもクッキリ見えるほど。
谷の方には国道168号の高架部分も見えてます。紀伊半島の山の景色って平坦というか、この向きだと特に目立つ山もないので
これはこれで特徴的だな。怪しい(この形容詞いらないかも)夫婦がここでコーヒー沸かしてるので落ち着かないや、少し移動しよう。





玉置山にストレート...と言うには厳しいか?ここまで上ってきてのここはそう呼びたくなるところ、展望台のすぐ前になります。
このまま進めば空中の村近くの国道425号に出ますが昨日走ったところに出ちゃうのは...別にいいけど十津川温泉に近いところに
下っていくルートを選んでここで撮影後に引き返しました。で、神社に向かったんですよ。ところが日本人は神社大好きでしょう、大混雑。
日本中走り回ってても特別神社や温泉には反応しないボクですが、みんな神社大好き、山の上の方、こんなところにあるんだと単純にボクとか
思っちゃうけど神社は高いところ大好き(そういう訳では無いと思うが)、満車で待つほどでもないので撤退。





玉置山から十津川温泉の方に下ってるところ、迫力のある十津川の景色が見られるところがありました。これだけでこっちのルートに
した選択が正しかったと言えるかも。
もう一方のルートにも眺めのいいところあったんかな?神社内にもいい眺めの場所はあるんだろうけども(?)
ボクは知らないのでここをスルーすることが出来ずにいたけどクルマはそこそこの量が走り抜けていきます(と思った)。ここから見えてるのは
込之上(こみのうえ)から折立(おりたち)あたりですか、こういう道路から景色あるの知らなかったわ、
そりゃあ走り回ってた紀伊半島でも
いくらでも知らないところもあるわけで、前日に続き慣れたつもりの紀伊半島、初めての道を続けて走るドライブに一人大盛り上がり中。





国道168号に出ました。この縦の交差点看板、どう言う意図があるんかな。この折立というところ、ボクがドライブに夢中になりだした2000年頃の
時点でこの折立から南、新宮までは2車線だったんです。逆にここまでが狭い部分が残り、デカい鹿(奈良交通のバス)に遭遇したら
離合に手こずったりしたんです。交通量がそこそこあるのでタイミング次第では数台がまとめてバックしたり...そういう過去もあったので
こにお折立という地名はちょっとだけ特別。さあここからは一気に五條のコンビニまで走ります。もう撮影での停車もないです、今回は
しっかり走りを楽しむことにしました。こう書くとペース速そうですが
ドライブ好きは安全運転が楽しいからドライブ好きなのです。





ここは?その前に、国道168号の折立から五條のコンビニにまで楽しくノンストップ走行。そしてここから実験でした。国道24号と168号の交差点は
「本陣」と言ってボクの十津川方面ドライブのオンとオフの切り替え地点。
早朝に家を出て山間部に向かう時は国道309号で下市、吉野と進んだり国道310号
で五條に向かってた。帰りもその逆向きで。しかし月は流れて京奈和道、南阪奈道路が出来た。それなら帰りにこれを目一杯使ったら
どれくらいで帰ることが出来るかというもの。この写真は京奈和道から大和高田バイパスの渡りの部分が未完成でその工事現場付近、
ここが繋がればあの「本陣」交差点までほぼ高速道路で行ける。(本陣交差点と五條インター間は1キロです)






この地点が五條の「本陣」交差点から丁度1時間で来た場所。阪神高速湾岸線での最寄りの中島ランプを出て2つ目の信号の手前でした。
京奈和道と大和高田バイパスが無料区間なんで有料区間が高くともなんとなく緩和される。一つ上の写真の工事が終われば1時間で
ほとんど家に帰れてしまうのか...紀伊半島山間部に向かうのは朝早いからいい、でも帰りは本当に時間かかってた、でもここまで高速道路が
出来てしまえば...いやあ多分便利とは思ってたけど早い。もし松原線の工事が済み、神戸線で帰れたら1時間だ。
このWEBサイトは本当に全国あちこちで高速道路に感謝感動してるよね。下道を楽しむための高速道路、いいじゃないですか。


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