2021年10月2日 十津川方面ドライブ後編。

十津川村に入ってすぐに前編はおしまい。この方面はどの道に進もうとも何かしら自分の
思い出と言いますかいろいろあるので困らないのだが、それと同時にキリがないのでやはり困ります。




前回の兵庫県北部ドライブも日帰りなのに前編、後編と分けてしまう。日帰りドライブのほうが写真も増えるんですよね。
逆に北海道は写真は少ない。いい景色の中で走ってるだけで幸せだから小ネタを求める?というドライブとは違うからだね。





旭ダムから国道に復帰して南へ、今度は谷瀬の吊り橋というこの方面に初めて来たのならぜひとも渡ってもらいたい橋があります(徒歩ですよ)。ボクはパス、
10数年渡ってません、駐車場が有料になってからは一度も渡ってないかな?この杉林の階段は谷瀬の吊り橋を渡るのではなく、吊り橋を
眺める展望台に向けての階段。真夏でもないし、少しばかり歩いて体をほぐしましょうというもの。
こまめにカメラ持ってウロウロしてますが
もうちょいちゃんと歩いておきましょうと。
場所ですが谷瀬橋というのを渡り、国道168号の対岸に渡ってしまします。
そして竹原八幡神社参道入口へ。ここに数台クルマ置けるのでここから森山展望台にササッと登ってしまいます。






こんな感じ、吊り橋を渡ると結構な高さと揺れが楽しいやら怖いやらなんだけど、ここからの眺めじゃ伝わらないか?吊り橋は全国あちこちに
観光用のものがあるのでもっと高いのあるし相対的に弱くなったんかな...もう昔のことだけど当時は踏み板が割れて穴があったり、今も・早朝とかバイクで走る人もいる。
昔のことでしか話せないけど渡ってる時は掴むものがないので結局どんどん速歩きになってなって進んでしまいそれが揺れを作る。この揺れで立ち止まっちゃう
人が出てきてその人を抜かせないから立ち往生して...と悪循環が実に楽しかったです。
さすがに整備されてきれいになった、よね?
ここ森山展望台は神社参道入口から10分ほど。この吊り橋を渡ってこの展望台まで登ってくると結構時間と体力使います。






ボクとしては谷瀬の吊り橋よりお手軽な立ち寄りポイントで好きなのが風屋ダム。その入り口にある案内標識は距離標識ではないので距離は書かないものだけど
新宮まで68キロとあります。しかも通行止めは赤で。
また十津川村内になるここだけど十津川との表示もあります。もちろんこれは役場方面との意味なんだろうけど
こういうところキッチリ訂正してくるところもあるけど、ここは昔からずっと十津川村ですから全部承知でこう記してるんですね。
この場所はそりゃもうおなじみなんだけどここで写真撮ったの初めてだな。総集編ドライブでは今までいくらでも走ってきた道を改めて走ってるのだけど
今までクルマを止めたことないところに止めてこういう標識を撮ると新鮮で面白い。新しい楽しみはまだまだあるのだね。






水量がありますね。川の方ばかり見てクルマを走らせてるわけでもないけど、底が見えそうな川を横目にドライブしてたつもりが風屋ダムはこんな感じに
なってた。このダムは堰が道路になっているので対岸にも行けます。歩いてこの写真でも見えてるローラーゲートがカッコいいんです。
例のハイタッチ!ドライブのアプリではあくまでもチェックポイントがダムに設定されてるので結果全国の数千のダムに行ったわけ。と言うか...
ま、ダムと言うかただの溜池だったり、近付いて判定のエリアをかすめただけだったりですが、
このダムはまたいつか訪れてるであろう池原ダムと並んで
昔から自分のドライブの中にあった大きめのダムであります。
もし天気悪くてもダムって立ち寄っちゃうそんなポイントなのです。





風屋ダムの堰を歩いて行く。ここはローラーゲートのところから下流を見下ろした場面、1つ前の件の写真を見るとボクがどこにいるかわかると
思うけど、すごいなと素直に思ってしまう。
この高さだと展望台になりますね、こうなると放流してる場面も見たくなるものだけど...
遠くに見える赤い橋はこの後で渡る国道168号の風屋大橋。当然あの橋を渡ってる時にチラッと風屋ダムが見えます、クルマを止めてまで
じっくり見たことはないけどこの高さだから山の中になかなかの壁が立ちはだかってると思います。ちなみにこの川はここでは十津川だが、
五條市内では天ノ川。下流で熊野川に変わるのだけど二津野ダムからかな?川の合流や市の県境などで名称は変わるけどここはわかんない。






そう言えば自分のクルマが登場してないと思ったら写ってる、でも小さ過ぎ。この水路橋は先に訪れた風屋ダムから十津川第一発電所
まで水を送るもの、この部分以外は地中なんで見えません。十津川第一発電所は国道168号から国道425号にスイッチしてすぐの
ところにあるんですけど国道はトンネルでこの発電所を避けるルートになってます。この水路橋はインパクトありますから。ところで、ここをストリートビュー
で見てみると「一発電所」と「上注意」の部分、言葉の意味を成してないここ、
特にプライバシーに抵触しないここに「ぼかし」が入ってる。
ここ以外にも何でぼかし?って場所にありますよね。ストリートビュー画面右下の「問題の報告」からぼかしポイントを申請出来ますが、ここは何が理由?






「道の駅十津川郷」に到着、ここは狭くて駐車場も満車覚悟なんですよ。一番奥なんか空いててもバック入庫ですし。今回はバッチリ駐車出来ました。
ここで作戦タイムなんです。玉置神社に行くか、県道735号とか行ってみる?日帰りとは言っても何なら翌朝までに帰ればいいし...と。
ここで国道425号線が思い浮かぶ、ただ龍神方面も通行止め?と調べると時間帯による通行止めの実施とある。工事してる時間帯は
通行止めで2時間のうち休憩?の15分間は通行可と。時計を見て工事区間の位置やらいろいろチェックして、間に合わないリスクがあるけど
最悪でも1時間45分待つだけ、通行止めなら対向車もかなり減るし行くこと決定。ショートカットの林道でちょい急ぎます。





このような案内標識にある道で行きます。このルートはボクが例えばツイッターでフォローしているような道路好き、ドライブ好きはここを走りません。
と言うのも、ここはショートカットの道、よくある「ふるさと林道系」でして、ここに道があればいいのにな..との声に作っちゃおうと作った道で
走りやすいのに地図では白い表記で見つけにくかったりする道。
国道168号を新宮に向けて走り、国道425号にスイッチして龍神方面に行こうとするところを
「道の駅十津川郷」のところからショーットカットするのです。
国道425号というのは酷道のトップに立つマニア垂涎(?)の道、ここを走るなら
しっかり国道をトレースしたいはずなんで、ここは通らないというわけです。
下手にナビを設定してこっちに来てしまいトレースし直すなんてうっかりミスしないでね。





これ以上補正すると不自然なんで標識が暗いけど..仕方ない。場所はひとつ上と同じ。話は続きになるけど、国道425号でせっかくこの十津川と
龍神の区間、牛廻越を行くならしっかり国道をトレースしたい派が多いと思うけど、ボクに限れば何度もそれはやってるのでここは新しいルートを
噛み締めさせてもらうとしましょう、このルートは2010年開通のトンネルで使えるルートになった。実はこのルートの那知合トンネルが開通した直後に
走破して「すごいわー」とやってるので久しぶりなわけです。
もちろんこのショートカットを使っても十分国道425号の真髄はだいたい味わえます。
今回のボクは国道425号にある、ボクにとって一番心に刺さった距離標識、これに会いに行くのが十津川の道の駅で「こっちに行こう」となった理由です。




   

国道425号に合流後、西に進み西中というところ。バス停の前に国道標識があります。この標識を撮るついでに気になったバスの時刻表を見る。
一日に4本ある。よく見ると朝早いのは平日のみ。次に10時台のは行き先が「西中大谷橋」となってる。これ次のバス停です。
12時台のは終点の迫西川(せにしがわ)行き。16時台も迫西川行きだけど備考を見ると「小坪瀬から迫西川は予約運行」とある。
なにそれ?行先に「迫西川」ってあるのに...
つまりは客がいないのに終点まで行くのは意味ないので乗客がいないなら
1つ手前の小坪瀬で打ち切って車庫に戻ると(合ってる?)。
客いないからと勝手に判断して帰っちゃうのはバスではまあまあった話。ここは時刻表に書いてる。



   

何だろ?山奥にまで来ると地名とか知りたいというか、記してあるとなんか嬉しいよね(撮りたくなる)。ここは小山手というところ、
先程、西中のバス停で見た時刻表の案内図では「小山手」とはなかったけどバス停もあったし、西中大谷橋の次になるんかな?
もうここらまで来るとバスに乗る人ってほとんどいないと思う、地域の足として無くせないけど実際はほとんどクルマだし、普段から
そんなにバスで移動しないと思う。全部今ボクが想像してこれ書いてるけどね。ところで、時限通行止め承知でボクは龍神に向けて
走ってるけど目論見通り対向車は来ませんね。あ、1台来たわ、バスが。村のバス?かなりバックした。
後退時のリミッター(10キロ)、解除したくなった...





標識傾いてます...ここは国道が直角に折れる場所。バス停も気にしながら走ってたけど、小山手、田ノ岡、そしてここ片川口ですね。
西中で見たバスの案内図は結構省略してあります。ここは片川への分岐ですけど、この先は地図見ても民家とかないよね、空き地っぽい
ところはあるから以前は人が住んでたかな?この写真では読みにくいけど国道の標識の支柱には「トラック運転中につき注意」と
あるのでこの先で何かやってる。
それにしてもトラックのイラストがボンネットタイプのトラックなんですけど、それ1960年代では?
ボクの記憶の限界でもトラックやバスにボンネットタイプはないぞ。この手のイラスト、絶対にツッコミを待ってる間に30年くらい過ぎたんだと思う。





来ましたよ迫西川、この先にある迫西川の集落を過ぎるともう峠は意外と近いのです。その前に一番奥の集落に来たぞという達成感をまず
味わっておきましょうか。この写真、走ってる車内から撮ってるようでまさかこんなクルマもほとんど来ない道、
もちろん停車して撮ってます。
ブレもあるわけなくカリッと撮れてるでしょ。そう言えば時限通行止め、工事区間の通り抜け可能時間は狙ってるところで15時00分〜15時15分
の間、この時点で14時35分だからキツいか、と言うか
まだまだこのペースで走りたいからね、ノンストップで走れば間に合いますけど。結局は
時計を気にはしてたけどこのあたりで既に通行止め覚悟、次の時間まで待ってやるという気になってたと思う。(待つ場所でネット繋がらないと辛いかも)





迫西川のバス停は赤い屋根の少し向こう、でもここの気になる美味しいところはこの写真の場所。ここはバスがUターン..じゃないな、
転回する場所ですね、転回場と現地はありました。レンズ特性で広々と見えてますがいくら小さめのバスであってもここで展開するの余裕じゃないです。
バックでリア部分を谷の方にせり出してなんとか向きを変えるんですね、このシーンはテレビでもやってた。それは動画で見たけど何の
動画だったかな、リンクしたいけどわかんない。もしこの展開場が無かったら...この先は一気に本格的な峠に向けての狭路、転回
する場所がないんですよ。だからのこの少しだけどせり出したここは
超重要な1日最多で2回のための場所なのね。



   

「さあ牛廻越だ」と気持ちのギアを上げだしたところで「え?」となったのが左の写真。ちょい待って、この先は和歌山県になるから峠越えて通学は
ないと思うし、龍神の学校って無理やろと。十津川の学校も国道で言えば168号まで行かないといけない距離。ここで単純に言うと
この標識は通学で歩いてる子供がいるかもよ?という警告標識。単にこの「国道425号が通学路」という意味なら解釈が黄色い標識では大きすぎる。
やはりこの標識があるなら歩いてる子供いる前提、牛廻越で通学する?バス停もない区間なんだけど...うーむ、無意味には立てないだろうし...
右の写真は2009年の写真(場所は小山手です)、この頃ですでにこんな標識の写真、今の自分の撮り方になりつつあったか?





ここ、ここで写真撮りたくて今回のドライブは十津川村まで来て国道425号に進みました。この距離標識はボクのドライブそのものに大きな影響を
与えたもの、酷道なる言葉がここまで広まる以前、今と比べてガードレールも少なく、道も一回り悪かった。当時はデジカメも持ってなかったし
地図を見て快走ルートやいろいろ面白い道を探していたが、国道425号に国道168号から進んだのは高野龍神スカイラインに行こうとしたから。
何の情報もないまま走る国道425号の十津川〜龍神間はびっくりする道だったし、意外と対向車もあった。そんな中でたどり着いた牛廻越、
本当に国道?...なのは標識があるからそうだけど..と、いうボクに「やっぱり国道や」と思わせて勇気づけてくれたのがこの距離標識。




   

2009年6月の牛廻越、これ以前は画像が見つからない。(何枚かは撮ってたはずだけど)比べてみると距離標識は国道168号の道路が新しくなった
部分が直線的になり結果五條で2キロ、新宮で10キロ短くなってる。五條方面はもっと短くなってる気もするけどそんなもんか。
ここらで国道425号のこと、ボクはどう見てるかというと、全線を一気に走破する気持ちはありません、無理に難しい言葉を使えば
「限界効用逓減の法則」ってやつですね、これボクがドライブを語る時によく登場する考え方、つまり国道425号を「楽しむ」、「嗜む」ならば
一気に走ると「もったいない」ということ。国道425号はそういう意味で尾鷲〜池原ダム〜十津川〜龍神と国道で区切る距離は絶妙じゃないかと思うのです。






龍神村に入り下ってる場面、昔は狭く思えたんだけど慣れというかもう広くはないという意味で狭いとは思うけど、それ以上の狭さは感じなくなってる。
さて、酷道区間として龍神〜A区間〜十津川〜B区間〜池原ダム〜C区間〜尾鷲。この3つの区間を一気に走るとしんどいです。それでも
走破に意味を見出す人は達成感を求め走り抜ける(通行止めが一番の敵ですが)。ボクは一気に走ったことはないけど御坊から尾鷲までだと
御坊から龍神は1回だけ走り抜けた。
あとはA区間を5回以上(いつも西向きだ)、B区間を多分4回くらい、C区間は2回?3回?くらい走ってる。
今回走ってない残りのB区間、C区間は今後の総集編ドライブのコースとして楽しみしておく。どちらにも自分にとって思い入れのあるポイントがあるからね。






ところで...時限通行止めどうなりました?ボクは牛廻越でちょいと時間を使ったし、こりゃ通行止めに引っかかるなと覚悟して進んで行った。
で、現場に着くと通行止めは無い。この日は土曜日だったので午後の仕事は切り上げたのかな?予告では通行止め時間でも誰もいない。
でも対向車は来なかったな。結果的にはバス1台だけ、他は対向車無しでした。時限通行止めは土曜日だと昼から実施しないこともある
...というのは今回たまたまで引っかかれば最大で1時間45分動けない覚悟で突っ込んだ。
工事の看板には休日などよく「解除中」って貼ってあるけど
あれは作業の人が帰りに貼るんだろな。ボクのいた十津川に帰る人いなかった?
ちなみに時限通行止めでボクが待った最高は25分、地芳峠目指す時..?だったかな?





酷道区間をクリア、国道371号に出ました。この写真は合流してから10キロほど西へ走ったところで振り返って撮影。昔は高野龍神スカイライン目当てで
十津川から国道425号を使ったけど、今回は高野山まではいいけど、その後の道がつまらんと言うか、気持ちよく国道424号から有田インターで走りましょうと。
国道424号の方は別のドライブでじっくり...そこまでするかな?という道ですが和歌山県はいろいろ面白いので。
(極狭路はパンク怖いんで基本的には卒業)
有田(ありだ)インター、これは元は吉備インターという名称。市町村合併で有田川町になり、有田インターになったけど、インターの名称が変わるなんて
珍しい。慎重にアンケートやらいろいろ意見を集約してなんだろうけども、ボクなんか変えない方の意見かな...でももちろん多数決に従いますハイ。




   

阪和道からは関空道、阪神高速湾岸線と繋いで帰りますのでどこかで食べておこうかとなると紀ノ川SAになります。この日はレストランの方で
牛焼肉定食を食べて
クルマに戻った後で30分くらい余裕の休憩。思えば日帰りとはいえ、翌日の昼までに薬を貰いに行けばいいわけでなんなら
もっともっと遠いところ行っても良かったけど結局お手軽(なのかどうかは人による)なドライブで戻ることになりましたね。
和歌山から戻る時はここがだいたい最後の、と言うか唯一の休憩ポイントでここからは一気に帰るのですが、この日は違ったんですよ。
ここを出る時は一気に帰るつもりでしたけど。ちなみに紀ノ川SAからは1時間と10分くらいで帰れます。まだどこか寄るの?



   

阪神高速湾岸線の高石PAに来てみました。そうだった、ここは元々料金所があったんだけど距離制に移行して使わなくなった料金所跡の利用に
なったもの。半年に前にオープンしたけど「そっち方面に行った時に...」と忘れておりました。ちなみに湾岸線は新中島PAってのが出来るようなので
期待してるけど神戸向きの中島PAみたいに食べるところまでは作ってくれない?
朝潮橋のフードコートが無くなったし食べるところお願い。
こちらの高石PAは三井化学のすぐ横にあって湾岸線を走っていても工場夜景が気になるところだった。ちょっとPAが明る過ぎて夜の景色は
ちょっと惜しいことになってる。まあ工場は見るものではないか。高石PAはボクにとっては最後の休憩施設、夕陽がきれいなPAだと思う。



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