2021年11月13日 国道425号(池原ダム〜尾鷲)ドライブ

11月前半に3回のドライブ、固め打ちと言わずに何と言おうか、これ。紅葉時期に続けて出かけるのはドライブ好きだと
よくあるんじゃないかな?冬になる前に行こう、と言うか冬季閉鎖前に行こうってこともあるか。




この標識を見上げる写真。今のドライブの目的の何パーセントかはこの標識ですね。特にこれは
「思い入れ」があるところなんで。ちなみにこの総集編のアドレスになってるファイル名も「思い入れ」にしてる。
今回は過去最長、2つに分けるだけの量があります。PCでじっくり見てもらいたいところです。





朝6時の阪神高速朝潮橋PA。港区は弁天町の3本のビル、わかりにくいけどハルカスも見える。東の空が赤くなってくるタイミングでここに来ようとしての
出発時間だったんで目論見通り。
ここは自販機で「ジョージアの香る微糖」を買い、窓拭きもするいつものところ。この後は寄り道もなく今回の
ドライブの目的地となる国道425号目指しての移動、前年の大台ケ原方面のドライブとルートが被るので写真もほとんど撮ることなく
三宅ランプから国道309号、水越トンネルから大淀、国道169号にスイッチして吉野、そして川上村と走らせる。もちろんこの方面に
向かうなら吉野のローソンで買い出しをしておく、
紀伊半島の山間部はコンビニがないという認識でOK。ヤマザキとかあるし食料品店はあるけどね。





国道の標識の写真ですけど、ここは川上村の役場であり、道の駅でもあり、温泉施設でもあるところ。これらが1つになって便利というよりいろいろ
ある割に駐車場が狭く、役場の駐車場も道の駅になるのだけど休日は店を出すから駐車しないでとかなんとかで駐車スペースが限られちゃう。
ボクのイメージではバイクが多く集まって来てドライブで寄ることは昔からあまりなかったのね、落ち着かない。
車中泊とかボクもあちこちの
道の駅でやることあるのでここみたいに「禁止」とされてると車中泊とか関係ない昼であっても仲良くなれない(?)気がしてね。

ま、狭いからでしょう。でもこの日は朝にトイレ休憩で立ち寄り。シンプルと言えばそうだけど、なんか違う感じの国道案内標識だね。


   

どんどん進みましょう、ここは「わさび谷」のバス停。R169ゆうゆうバスが日に1本やって来ます。(1本か...)何しろ日に1本、時刻表だけだと
寂しいのでルートすべての時刻表があります。国道168号で新宮まで行くバスは最長路線として有名ですが、
こちらもなかなかハードなバス路線です。大淀の福神駅
というのは下市口から2つ橿原の方にある駅、ここから下桑原。下桑原ってのは池原ダムよりもっと南で下北山村にあってここが終点ってのは
ここにバスの駐車場があるんかな?このわさび谷のバス停は大台ケ原ドライブウェイ(県道40号)との分岐にある。何となしにここは
よくクルマ止めてるけどバス停撮ったのは初めて。すごいバス路線だなと。あと20分で下桑原行きが来るのでバス見たい気もあったけどな。





新伯母峰トンネルです、20年以上前のまだ伯母谷ループも無かった頃、熊野から来たボク、このトンネルを抜けて来たここが雪で大慌て、しっかり積雪してる。
ヒヤヒヤしながら滑りながら(ノーマルタイヤのFRでした)ボクの前のキャロル(ノーマルタイヤ)と一緒に下っていった覚えがある。
「山間部チェーン携行」の
文字は見てたけど当時はまだ甘かったね、その日のうちにチェーンを買いに行ったもんな。
(結局そのクルマで一度も使わなかった)そんなヒヤッとした
思い出の地ですが、この時期、標高のあるここは落葉が進んでいて県道40号のガードレールが国道から見えるんですね。
こうやって見えてるガードレールにムラムラするので(?)いい写真が撮れたととりあえずの目的地である池原ダム行く前にガッツポーズ。





特に急ぐことなく南へ、当初池原ダムに「9時くらいに着けたらいいや」くらいに思ってましたが、もうこの時間もどうでもいい感じで。やはり国道169号も
楽しい、懐かしさもあって特別です。前年にこの標識のところ、国道309号で天川の方に抜けました。と言うこともあって、ここらが今回のドライブの
もうひとつのスタート地点ってことになります(正確には次の写真のところです)。今回は紅葉ドライブとは自分でも謳ってなくて、メインはこの後の
国道425号なんですけど、国道169号の標高だとまだまだ紅葉はいい感じです。大台ケ原の方は終わってるようですが、この日くらいすっきり晴れてると
県道40号からの眺めは素晴らしいと思います。天川の方に進むクルマを見て偉そうに(?)「いいセンスです」と勝手に褒めたりしてました。





もう少し進みまして、ここでUターンしたのが去年のドライブ、そろそろ自分のクルマを登場させないと...と言うわけでこの写真。200m先の国道の
分岐の標識、
国道309号線が少し細く描かれてるのがナイス。気付かない人もいると思うけど、意図してそうしてる。標識の面白さは
細かいところでしっかり伝えようとしてる部分があるんだよね。新しい標識ほどそういうところしっかり描かれてることが多い。では、ここで気持ちを
ワンランク上げて行きましょう。
メリハリを道路ではなく自分でつけて行くのは大事です。特にここなんか、なんでもない場所ですからね。
もうここまで来たら池原ダムとか近く一気に行けるけど、今後この国道169号のこの部分、これだけいい天気の日に来れるかわかんない、ペース落として楽しもう。





前の写真と同じ場所から今度は見上げたもの、標識、雲、葉を落とした木と好きなものばかりの写真。ここで国道169号のことを少し。紀伊半島は
スカイライン乗ってた頃(1999年〜2006年)、本当によく走ってました。国道なら半島を周回する国道42号、ショートカットするような311号は快走路で基本ルート、
国道169号は少しだけ2車線がない部分がありましたが(熊野方面309号へ行く)、南北のルートでは国道168号より走りやすくて
「とりあえず池原ダム」と言うドライブを
よくしておりました。
今回はこの頃の自分に戻るつもりで走らせる...と言っても当時は今みたいに写真ばっかり撮ってなかったな。
当時の画像フォルダ残ってるけど1日500キロ走って20枚くらい、場所で言うと10箇所以下でしか撮ってない。撮っておけば画質関係なく財産だった...





「道の駅吉野路上北山」に到着、自分のクルマの写真を撮るので駐車するならここ、という場所を無事ゲット。施設から遠いところになるので競争率は
低いのですけど、そういうところを選んで駐車する人もやはりいます。この道の駅は時々運転中に食べるお菓子の類を買ってたように思う。
どこでも売ってるようなものではなく、
その地の道の駅でしか売ってないような一袋500円くらいするやつね。紀伊半島って今でも国道42号など
海沿いの方に行かないとコンビニもないけど、当時国道42号にも田辺以南とかコンビニもなくてお菓子とコーヒーでお腹落ち着かせての
ドライブでしたよ。とにかく走ってた。
当時はMTのFR車、NAエンジンで200馬力、あれ250万円だったな、乗っておいてよかったクルマだよ。





うわ、めっちゃ緑濃い山々、手前の細い木などすっかり葉も茶色になり、その葉も落ちようとしてるのに青々してる木もある、いろいろだよね。
見えてる橋は「トリワ谷橋」、道路からの眺めです、電線が目障りかな?と思ったけど、お構いなしに撮ってやった。確かにここ、電線がなければ
池原貯水池に沿う国道部分でも特にいい感じなんだけど、電線には敵いません、
ここは道路。そう道路だから仕方ないけど、展望台にわざわざ登ったら
こんな感じで電線があったりするところもあるんよ。そこはこのコーナーでブーブー言ってやろうと思います。
それにしても、池原貯水池に水がいっぱいの
タイミングで良かった。
ダムそのものはいつでもいいけど、貯水池がカラカラだと痛々しくて撮る気になれないもんね。





池原交差点です。国道169号と425号(尾鷲方面)との交差点であります。市街地ではないところの交差点に名前があるのちょっと嬉しい。
そこに名前があるならなおさら、と言うわけで「池原」を撮っておきます。市街地だと交差点などいくらでもあるのでいちいち反応しませんけど、
道路好きですから国道や主要地方道との交差点、特に山間でのこういう交差点は大いに反応します。帰宅後にこの写真をじっくり見て楽しんでました。
コンクリート補強にフェンス、そこに絡まる雑草類、電柱に電線、トンネルの上部だけ撮るようなことをしたので今まで撮ってきたトンネルの写真とは
違ってなかなか面白いな。もちろんこれ「池原」の看板を主役にしたのでこうなった。
トンネルと交差点名のセットはレアかもね。






イナバの物置の写真になってますが...一度ダムまで行き、この案内標識とレヴォーグの写真を撮ろうとしたけどこの物置を写さずに撮るのは
無理っぽくて「もう一緒に撮ろうか?」になってしまいました。
そうなってしまっても好きな案内標識に青空、白い雲、もうこれだけでドライブ写真になってます。
この日の最初の目的地がここらなので30分くらいこの地を堪能しましょう。この写真は10時27分撮影になってますから最初に思ってた「9時に着けたら...」
とか完全に吹き飛んでます。ただ、もし9時にここに着いていてもすぐ国道425号を東には多分進んでないかも知れない。
それは太陽の高さを
見てから決めるつもりでした。多分9時だと微妙?もし太陽が低いと撮りたいものは日陰になっちゃうから。今回は撮影も意識してる。





国道425号というのは道が道だけに時間がかかります。ましてや全線走破とか大変です。ところがこれを書いてる2021年の秋、通行止めも多く
なかなか一気に走破が出来ないこの道も、一部時限通行止めがある日があるだけで全線走破が可能。
ツイッターのTLはそういう種類の人が多いので
この秋は異常にブームになってるようです。もちろん絶対数は少ないけどこういう盛り上がりは好きだな。
そしてボクですが、以前(十津川から龍神に抜けた
ドライブ
でも触れてるけど日帰りでも来れるところに住んでることもありますが、全線を一気に走破しちゃうより分けたほうが自分なりに楽しめると
言うことで今回は池原ダムから尾鷲の区間です。このドライブのメインはそこ、つまりまだスタート地点でございます。(しかしみんなよく全線一気にやるよね、すごい)





同じ場所でクルマ入り、あれ?こっちは木々の緑が淡白だな?まあいいや。国道425号にはお気に入りポイントがいくつもあるのですが、
この池原ダムの堰の上の部分はいい。今回は今までで一番いい感じ。時期であっても紅葉はないのですが、
そんなことよりも道路上から東西を
覗き込んで全く別の景色、そりゃダムだからそうなんだけど、大きなダムはそれがお楽しみでもあるわけで...ここはいいよ、堰の上で2車線幅を
キープしてるところもありがたい。
ずっと昔、池原ダムあたりで昔乗ってたスカイラインの写真とかあったように思ったけど見つからない。
確かに当時は撮影よりは走ってばかり、それで楽しかったけど全くないことないのだが...もし見つかったらこっそり貼るとするか...





なかなかスケールの大きな地形に見えるけど、これ2つ上の写真と同じ場所から少し左にレンズを向けただけ。左右になんとなく見える道路っぽいもの?
国道169号です、その上にも道路っぽいもの?あれは平成の森というコテージねの道、景色もいいだろうけど有料施設?行くだけなら無料いいのかな?
行ってみたこと無いというか、また来た時に様子見?とか言ってて
忘れておりました。国道425号でいうと下北山(池原ダム)〜十津川の区間は来年以降にして
じっくり楽しむ予定なんで覚えてたら行ってみるか?多分忘れそうな気がする。緩やかなカーブの幅広道で堰の上を過ぎれば分岐、右で写ってるスポーツ公園の方へ、
左で尾鷲方面、ここから狭くなります。ダムの管理棟に行く前まで狭くなるのね。では気持ちをギアを上げて進みましょう。





トボト橋の上からの眺め、
ダム湖沿いをウネウネと曲がりながら行く道は楽しいか単調かのどちらかになりますが、ここは楽しい方。この日は土曜日という
こともあって国道425号のこの区間もこの橋のすぐ手前、
トボトスロープの少し先の分岐までダンプカーが行き交います、何台か遭遇しました。
どうやら採石場かなんらかの処分場?があるようです。この分岐の道に興味本位で突っ込むと怖いことになるかもしれません。一般車通行止め的な
看板はなかったと思う。ところで、トボトスロープって?ここ池原貯水池はバス釣りの聖地、湖面にボートを降ろすのがここなんですよ。ここまでは
他府県ナンバーを見ても勝手に「走破するマニアなのか...」とライバルにしなくてもよろしいかと。(ボート引っ張ってるからわかるか...)





トボト橋です、国道425号で尾鷲に向かうとなればいくつかの橋を渡りますが、橋は昭和30年代のもの、交通量は少なくそういう意味でのダメージは少なく当時
のままの姿で使われてる。池原ダムの工事、着手が1954年、竣工が1965年だから
その当時に作られた道として昭和30年代、舗装はし直されてると思うが
当時の道に近いままと思うとちょっと嬉しくなると言うか、この嬉しさ、いい言い方ないかな?(各部の補強はかなりされてる)
国道425号はボクが中学生の時に
県道から昇格したもの。このタイミング(昭和57年)で国道の400番台前半が施行された。大阪なら新御堂筋が突然国道になったの覚えてる。
400番台後半は平成5年。以降28年経つけど国道は増えてません。そろそろどうです?増えたら面白いぞ。






これは立派な水たまり、普通にクルマで走りますけど、夜だと一瞬何がどうなったかわかんないと思う。また深いところはないちは思うも
バイクとか嫌だよね。
先の話に少し戻ろう。国道が増えるという事態(?)、これってもしインターネットの時代にそうなるとしたら大炎上なのか大盛りあがりなのか
道路好きとか大騒ぎですよ。平成5年の400番台後半〜なんてもし今の時代なら「なんでやねん」がリアルタイムで大合唱。国道走破目指してる人には
プレゼントになると思うけどね。そろそろ50本くらい増やしてくれても面白い、いや国道って面白いとかのものではないけど。
この国道が増えるという
ことをリアルタイムで知ってると「またやって欲しい」というのは本音。
地図好き、道路好き、ドライブ好きが盛り上がること必至だもん。





この国道425号、下北山から尾鷲の部分は基本的に明るい道、この言い方は木々の中を行く日の当たらない道ではなく、空が見える区間が大部分
と言うこと。そんな中で正面から日が照ってきたここで撮影、ここ舗装がキレイじゃないの、さっきの水たまりはやはり道路が古いだけなのかな。
この写真、リアルな11月中旬だよね、紅葉しないとこんな感じ、これと言って目印もないようなところなんでよく覚えてないけど
トボトトンネルは過ぎてたと思う。
この国道425号の下北山(池原ダム)〜尾鷲の区間って正直なところ、狭いっちゃ狭いけど普通の山道、
あくまでも国道ということで「酷道」であって肩の力抜いて走れるドライブルートですよ。ただし携帯はずっと圏外、これはストレスになる?





備後橋まで来ました。この写真こそ撮りたかったやつ、道路は写さなくていい、案内標識と吊り橋の支柱、木と空を見上げた場面ね。この「大型車通行
出来ません」と
ここまで来て何を今さら...という一言、いいです。誰か大型車でここに来てこの看板の前で跪く写真が欲しいです
5トン車ならなんとか来れるで。この案内標識では松坂方面ではない方、矢印だけでどこも地名が入ってない方です。
この道、ずっと昔は「要届け出」のジャングルダートで地図を見ると国道42号に通じて入るけど航空画像を見ても道路が崩れたか、流されちゃってる
ようにも見える箇所があります。普通車で通り抜けれたら魅力的なルートになるんですけど、ここを走り抜けた人の話は今の所聞いたことないです。





こっちのカットが定番ですね、自分でもやはり落ち着きます。クルマ入りの写真も撮ってるけどこれがいいわ。この備後橋、実は6年前にニュースになった。
吊り橋のワイヤーに隙間が出来たという、伸びてしまった?この写真だとワイヤーの上下に新しく赤い部分で補強修理されてるのがわかる。
もちろん通行止めになった。当時のニュース記事は今でもネットで残ってるが1963年に出来た橋なのに昭和63年に建設されとある。いい加減なもんだ。
もうひとつツッコミどころと言えるのは「5年に一度の定期点検では異常はなかった...」、
もうちょっと頻度上げてもいいんじゃないか?吊り橋ってそんなもんか?
少しばかり時間をかけた備後橋。国道425号のこの区間であればこの写真のポイントは重要。
朝早いとこの写真が日陰になる?と思ってゆっくりペースにしたのだよ。





上北山村に入り月谷橋にて、この橋の下には滝があるのだが遊歩道とかないので運動神経と相談して却下、と言うか滝がいくつも登場するこの道なんで
道路から見える滝だけでいいやと言うこと。それよりも、やはり橋って赤がいいよね?と思った橋、これ小さく古い橋です。でも青空、白い雲、緑の木々と
なれば赤いのが欲しくなるもの、ここに紅葉は僅かだけど赤い橋の色が映えますよね。いやこのペンキ塗りたての赤ではなく
経年変化(変化と言うよりやはり劣化)でのこの赤がすごくいい。そうなるとコンクリート舗装のこの道もいい。いやあよく出来てるわ、
国道425号が
こうやって色で楽しませてくれるとは思わんかった。
この時期走るけど紅葉はやはりないのかな?





ここは午後にならないと日が当たらない。この大きな岩、すっかり落石防止ネットが設置されているんだけど、これは落石防止だろうな。このネットが無ければ
撮影ポイントなんだけど、ってネットと一緒に撮ってます。紀伊半島にはこういう巨大な岩がありましてこれとかなかなかのもんだけど無名なんです。
国道425号のこのあたり、尾鷲に向けて坂本ダムの手前あたりではフェンスが設置されちゃってますが、道路沿い巨大な岩地帯です。
岩について言わせてもらうとゴジラに似てるとか、○○岩とかあるけどボクに言わせりゃ岩はデカイことが大事なんですよ。
と言うわけでこの岩に名前を付けたい...ま、これと言ってアイデアはありませんけどね。この道、”岩目線”で走ってみると面白いかも...





坂本ダムに到着。この時間は雲が多め。国道425号の下北山〜尾鷲のドライブならここ重要なところ。
それは唯一の分岐、エスケープルートであるサンギリ林道へ
はこのダムから抜けて行くから。
サンギリ林道は特にこの坂本ダム近くで落石が多かった記憶があり、その後進めば落ち着いてくる、そんな印象。古い話なんで
今はどうだろう?池原ダムから少しずつ標高を上げてきたのはわかるがこのルートはあまり高低差が感じない。特に○○峠がないからだろう。
この坂本ダムの「坂本」という名前。今の地図では出てこないけどダム底に沈んだ集落の名前に登場する。この写真の場所より少し東にあったようです。
出合橋という国道の橋のところは出合集落、この橋には「ふるかわ」と書いてあったが古川という集落もあった。こういう人が住まなくなった地名に弱い。(グッと来る)



   

坂本ダムを過ぎて出合橋を渡ると県道への分岐がある、このあたりの地図を見ていて「何なんだ?」と思えた県道。最近の地図では県道の表記に
なってなくてそれは「ごもっとも」だと思うが、当初どこかに抜けていくつもりだったか?この県道228号線、古い地図で途切れてる最も奥地からさらに東ノ川に
沿って上流に進むと大台ケ原、県道40号線まで続く(あと4キロだ)。
繋がってた面白いだろうなと思ってしまうのが道路好き。この県道228号は坂本ダムが完成後は
それこそ唯一の道として一時期機能してたこのあたりの集落への道。その集落も現状廃村となり誰もいない。右の写真は学校の跡、県道を進めば
しばらくして東ノ川集落跡地に着く。この県道はこの先どこまで行ける?ボクは路面と相談してこの先は今回も以前も行ったことはない。(もう県道じゃないかもしれん)





帰宅後にこの地区のことを調べてた。ボクはどうも調べてから出向くより、
行ってきたところを後から調べるのが好きなのね。目的地を決めて行くよりも
「だいたいこの方面」という大まかな目的地で走りに行くからそうなります。ここは東ノ川集落跡、レヴォーグを置いてある道が県道でまだまだ
道は続いてるもののどこまで行けるやら...
パンクが怖いのでこれ以上進みません(上の件の路面と相談とはこのこと)。
この写真は集落内を歩いて軽く散策、人がいる山奥の集落をウロウロすると住民の目線が気になるが、誰もいない廃集落もそれほど
居心地がいいこともなく軽く見て撤収。
利便性のみで尼崎の繁華街に住んでるボクからすると適当な言葉が見つからないから一言、「すごいところだ。」





東ノ川集落跡から国道に戻る途中で。荒れた場所、こんな路面だったりします。ボクと同じように道路は良くないけど興味があるから進んでしまう人...いますよね。
路面の写真というのは対象物を置かないと幅や段差などなかなか伝わらない。いやそうしてもなかなか伝わりません。撮り方によって特に狭く見えたり
それほど深い溝や段差に見えなかったりしますから。SUVタイプで地上最低高のあるクルマから普通(145mm)のレヴォーグに乗り換えて
荒れた道に対して弱くなりましたので突っ込む道もこれくらいまでになりました。(だからそれが伝わらないのよね)もちろん何度かパンクもしたし、
アンダー(車両下部)を打った回数はレヴォーグでも数十回やってのこと。
今は荒れた道の基準が出来て以前より弱気になりましたね。(そうは言っても...)



   

出合橋の袂(たもと)、県道との分岐です。通行止めとも行き止まりとも無く、普通車が普通に入って行けるスペースでのバリケードが何の説明にも
なってないようで、それでいてすべてを物語ってるようでお見事。このバリケードがないと確かに尾鷲側から来ると県道に進んでしまいそう。
小さく青い看板ありますよね。あれ「上北山、大台ケ原、和佐又山などは←」という案内だけど、「国道425号 ←」とかはないのよね。
ここに大台ケ原が出てくるのは上の件でも触れてるけど、この道で近くまで行けそうだから。
ナビもなく地図見て行く時代はこの看板重要だった?
重要でしたよ。全くナビもない時代を想像してください。こんな看板で大袈裟に言うと「守られた命」だってあったと思う。古い古い看板はそういうもの。





不動滝にやって来ま...あの黄色いフランス車は?と思ったらpr-sachiさんが歩み寄ってきてくれて「ども、お久しぶりです」。レヴォーグに乗り換えてからは
初でしたね。結構あちこちで遭遇するお方です。
今回の国道425号、下北山(池原ダム)から尾鷲の走破時間は4時間ほどだったけど、ここでのお喋りが1時間
近くありましたね。全国的にまで道路の話が広がりますからそりゃ長くなります。またどこで遭遇するでしょう。この日のドライブ、元々は尾鷲に抜けて
海沿いに一瞬だけ出て県道603号へ。「なかなか通り抜けられない国道→県道ルートや」というネタにしようとも思ったんですけど、池原ダムで
時間キツイな..となり東ノ川集落跡で無理っぽい..となると、ここでお喋り優先でしょう、県道は来年。崩れませんように...10数年塞がれてた過去がある道だもん。





大きめの雲が日差しを遮ってしまい結局難しいタイミングでの滝の撮影、滝はだいたい縦構図になるけどここは横でいいから好き。国道425号には
滝がいくつも登場するけど道路からこの眺めですからここが一番お気に入りです。水量とかそういうのは滝の撮影に来たわけじゃないので気にしない、
ここは一部しか紅葉しないから「国道沿いの見どころ」で済んでるけど山全体が紅葉してたらこの不動橋の上には三脚が並んでたんだろうな。
そして国道425号も狭いのに路上駐車が溢れて離合できない事態になり...
と、ならなくて良かったね。この先には「かくれ滝」というのも
ありますが今回スルー。
それにしてもこの標高で水が枯れないのが不思議に思う。いやどの滝(川)見てもいつもそう思っちゃうのよ。どこにそんな水があるのかと。



   

溝浚い...漢字だとこうなる、「どぶさらい」してますね。浚ったものをこうしてられるんだからまあまあ道幅があるわけです。この日はこの作業を
してました。こんな感じで続いてたのでどこかで追いつくかと思ったら追いつきました。ミニサイズのショベルカーでどぶさらい、どれくらいの頻度でやるかは
わからないけどこれサボると先の何箇所かであったような道路が池になってしまう事態になっちゃいます。
地味な仕事だけど、ドライブ好きとしては
口に出すことは無くともこういう道路での仕事にはみんな感謝してる。崩れたりしたらもとに戻す工事もそうだけど、維持管理については
詳しくないけど知れば「なるほど」がいっぱいだと思う。実際、道路維持管理のこと、いろいろ知りたいんですよね。知れば意識も変わってくることが必ずある。





こういったコントラストの強い場所ではボクの場合日陰のディテールを「少し優先した写真作り」になります。
左に落石防止ネットが見えるので道路だと分かります。
これも道路からの撮影、貯水池より上流部になり古川も完全に川の部分。ダム湖ってその名の通り「湖」ではあるんだけど、Google Mapなどでは川の
名前ですから四国の早明浦ダムのダム湖も吉野川と出るし、徳山ダムなら揖斐川と出てきます。でも「川=流れるもの」としてしまうもんだから違和感。
つまり、貯水池という池であり、ダム湖と呼ばれる湖でありますが実は川ですよ、
だから「川」っていう表記ね。よし、もう違和感に負けない。
この写真はかくれ滝付近、下北山から尾鷲の終点までの国道425号として後半に入ってます。
でも見どころの多くはやはり前半だよな。



   

あ、ここなの?と唐突に登場する県境。右の写真とか県境の看板が完璧な位置ならフロントバンパーは三重県だけど前輪は奈良県という遊び以下の遊び
だけど地図ではもう少し西に県境がある。現地での標識は少々のズレがあるものだけど、1ミリくらいの誤差で収めて欲しい気持ち、
それくらい県境を超える時は盛り上がってますので。それにしてもここはどうしても日陰になる?特に左の十津川66キロの標識に日が当たってる
写真て見たことないんじゃないかな?5月後半の昼前くらいに来たらいいんやろか?この案内標識をはなんとしても
陽にあたってる状態で撮りたい派(?)なんですけどここは難しいですかね?それでは国道425号、三重県編スタート。





三重県に入ってから紅葉ドライブになって来ました。どこかに少しはあると思ってたけどここまであまり色づいた木々も見てないのでその分嬉しくなる。
全く紅葉とかなくともこの区間の国道425号は楽しめると思ってるけど、そう思ってたのでこれくらいでも紅葉のプレゼントになります。
しかし中央のしろいの絡まってるみたいなのなんだろうね?あんな枯れ方あるんだろうか。そういえば今回国道425号と言えば「鹿」なんだけど
見かけません。確かにこの区間、今までで一番(3回目)交通量多いよ。鹿も「最近クルマとか多いやんけ」って絶対思ってると思う。
ついでに...鹿、猿が逃げて斜面登って行くことあるけど場所が悪いと斜面の石落してくるから注意ね。こんな説明もあるけど、落石の原因は動物だったりもします。





見上げると、おぉ、なんとか紅葉ドライブになったんとちゃう?見上げてよかったなここ。クルマ降りなきゃ気付いてないかも知れない。
これを紅葉ドライブと
言えたらこの秋3回目、おぉ以前の全盛期みたいなもんじゃん。自分衰えたつもり無いけどね。ただ年間走行キロで1万キロ以上レヴォーグに
乗り換えて減らしてるからね。
三重県入りしてからは多少気分も変わった感じですが、やはり気持ちだけじゃなくいろいろ変わってきてます。
まだまだ尾鷲まで距離があるということは池原ダムからでもまだ20キロちょいしか進んでない?
濃すぎるなこの道路。ツイッターでは
○時間で尾鷲から御坊まで走破したなんてあったけど、ボクとしてはもったいない。(各人の楽しみは否定しません、その人は走破時間の達成感を求めたわけです)





思った以上の紅葉が嬉しかった。その後、道路は相当曲りくねる。この写真とかは八幡トンネルを抜けて東側だと思うがストリービューも三重県内は
未収録だったりして不明。このストリートビューがなかなかお疲れさんで、奈良と三重の県境までは奈良県側で収録されてるの。でも県境で
通行止めになってる。ここから引き返すのはまあまあのダメージっすよ。当時の情報では「県境から先通行止め」になってたか?
それでも撮影車は
行ったわけだ...楽しそう。
この写真、何が言いたいかって?八幡トンネルから東は雰囲気変わりますからね、そういう写真。
お目当ての国道425号の区間とは言え、全編ずっと同じ展開じゃなくてちゃんと飽きないように雰囲気が変わるって大事。よく出来てるわ。





うん、三重県側ではこういう景色にもなる。向こうに見えてる大きい山並みはあれ大台ケ原?現地で方位磁針を持ち出してまで確認とかせずに「そうなのかな?」
くらいだったけど距離感といい、多分合ってる?ここまでくっきりこの方面眺めることが出来たのは初めてだな。この区間は3回目なんだけど
過去の走破時に撮影してないところをみると曇ってたね。最初の時は撮影よりも鹿追いかけた記憶しか無い。
とりあえず大きな山塊が見えるとテンションアップしますね。
この後は下りここに見える谷の底に位置する又口川に沿うルート、
古い道路は地形に逆らわずに地形に沿いますよね。そういう部分は案外丈夫なんです。
この眺めから見える方角、県境が山の稜線ではなく谷筋だったり、航空画像では県境で木々の様子が変わったりなかなか面白いです。



   

11月の太陽があまり高くならない時期なんでその中でも太陽が昇ってくれてる10時〜14時くらいで走り抜けたかった今回の国道425号、
この2枚は14時頃の撮影だけど、この時間でも太陽が西に傾いてきた感じがあるんだよね、
この時期のドライブはバタバタする。でもここで焦って
先を急いでしまい雑になるのは避けたいと思うようになって来た。
もう県道603号は時間的に完全に諦めてる、残りの国道425号、終点まで
堪能し続けるぞ。右の自販機はなんだ?国道425号でここまで来てやっと登場した自販機、クチスボダムのところダイドーの自販機。ボクが三重県をドライブしてて思うに
ダイドーは業界6位だけど
三重県では異常にダイドーの自販機が多い気がする(特に市街地外)。気のせいじゃないと思う。



   

県道760号との分岐まで来ました。ここらへんは尾鷲から通年来れるのポイントなんで(冬季閉鎖無くとも積雪はある)、尾鷲まで来ちゃった感が
あるのは正直なところ。この県道760号線、ボクのタイミングが悪いのかいつも閉まってる気がするけど開いてる。実はこの760号は走ったこと
ないですね。でも今回は行きたい気もするけど国道を進みます。三重県の県道はいずれ県道を縫って走るようなドライブを企画してみたいと思う。
右の写真はいろいろ情報が多いっすね。国道の標識が妙な位置でもあるし...と言うか、相賀、尾鷲の案内の支柱に後から取り付けたね。
国道の標識は独立して立ててあるとカッコいいと思うけど、ついでに取り付けられるとどうにも残念、あのおにぎり型はこういう取り付け方では映えないのだ。





坂下トンネルの直前、道の雰囲気は変る。もう尾鷲市街はすぐなんだけどギリギリまで見どころはある。逆に言えば尾鷲スタートでこの国道を西に向かうなら、
いきなり見どころがやって来ると言える。
植林されたこういう林って正直なところ、キレイというわけでもなく、だからと言って嫌いでもなく
なんと言ったらいいかよくわからんのですけど、特に紀伊半島のドライブをしているとお付き合いしないといけない杉林でございます。
この先のトンネルとか写真とか撮りたくなるけど国道425号には尾鷲市街から隠すように清掃工場があってそれ用のトラック等がもうこの
写真のあたりを行き来しますので
「酷道425号」に浸り切るのもいいけど、尾鷲市街向きならすでに地元の生活感が見えてきます。



   

坂下トンネルの雰囲気、いいですよね。左の写真、トンネルの手前にトラ色でゲートらしきもの、だいたいはガードの高さ制限を超えて来るものの
衝突防止装置的なものと思うが、そういう意味は成してないよねこれ。清掃工場とかあると高さ制限を超えるような積み方の回収車があることは
想像出来るけどさ...あ、こっち側は清掃工場側だからそんなに高く積むことないか...とか考えたり(?)。そんなトンネルを抜けるとゴールも近い、もうひとつ
トンネルあるけどね。そろそろ終わりか...と思うもボクは国道169号から国道425号にスイッチしてきた。国道425号では43キロだけなんだけど...




   

高速道路を潜るといよいよ国道425号も終わり。
ボクはあるSNSでこの国道425号の今回走った区間を「紀伊半島の宝です」みたいなコメントを入れた。
他に言い方は無かったかな?とか思ったけど、その通りです。
国道42号の直前にファミリーマートがあるので自然に吸い込まれる、何か食べたい。
コンビニとなると朝の吉野町のローソン以来だから久しぶりだ。ヤマザキは道の駅、下北山にはJAショップ(ここ重要、貴重)があるけど6時間ぶりのコンビニ。
このドライブは日帰りにするのでここから帰るモード、しかしここに高速のインターが出来るとはね。ありがたく利用する。おっと一応ここまで来たから国道42号線まで行き、
国道425号としてはゴールまで行きました。さて20時くらいには帰れるかな?まず大宮大台インターに向かいます。





尾鷲から大台町まで高速利用(ちょっとだけ有料)、その後三重県道31号、国道422号、国道166号から桜井、橿原と
強行突破して(渋滞突っ込んだだけ)
大和高田バイパスから南阪奈道路という課金ルート(そのまま自動的?に阪和道、阪神高速)で帰ります。それはそうとこの台湾カステラソーダですよ。
高槻のメーカー、チェリオさんが出したこれ、夏に出てこの冬消えると思うけど、これ好き。国道422号から166号に出る直前に「つるや」という店があってここの
自販機コーナー
は新幹線の名古屋、京都状態、必ず止まる。この台湾カステラソーダ、台湾とか気にせずに普通にカステラの味です。
過去、飲料水メーカーが炭酸の新製品、ほぼ玉砕の中(コーラの類とか)、これは推したい。これをチビチビ飲みながら帰ったので外食せずに帰宅しちゃったもんね。





以前は新しい高石PAに寄ったので今回は中島PA、ここは最寄りすぎるので通常は寄らない、普通は中島で出ちゃうので寄れないのだけど、次の尼崎末広まで
行ってもいいからとここに来た。施設の屋根が大きく写っちゃってるけど、大阪市内方面の夜景が広がります。この中島PAもお気に入りの
レストランがあったけどコロナ禍で結果撤退、ヤマザキのコンビニになってしまいました。今回は国道425号の下北山(池原ダム)〜尾鷲という
ボクの言い方での酷道C区間(龍神〜A〜十津川〜B〜下北山〜C〜尾鷲)をメインにしたドライブ。
ボクは景色や標識の日の当たり方を意識するので
国道425号の全線一気での走破、今のところ計画もない。ただ全線一気走りするとボクの知らない世界が見えてくる知れないよね。来年はB区間です。


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